仕事で「一皮むける」 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031701

感想・レビュー・書評

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  • インプットとしては読みにくいが、ディクショナリーとしてはとても豊富で整理されている。キャリアを単なる職歴としてだけではなく経験として捉えられる。

  • 宝くじに当たるためには宝くじを買うことから。当たり前だが普段の自己啓発では忘れてはいけない教訓。「夢なんか実現しないという人もいるが,実は夢しか実現しない」。節目で逃げない。「自分を探そう,探し続けよう,いくつになっても学習だよ」エドガーシャイン(MITキャリア研究の第一人者)。自分を貫くテーマを発見する(キャリアドメイン)。語るべき物語,物語を語る事で持論めいたものが生まれる。ウェルチの四つのE[Energy/Energize/Edge(尖って切れる)/Execution(とことんやり抜く)]

  • ・キャリア=「履歴」「経歴」ではない、キャリアにはアップもダウンもない。降格、左遷、大病もその意味づけ、経験の生かせ方、教訓の引き出しこそが大切。
    ・ひとの生涯発達というキャリアの考え方からすれば「会社とは成人が継続して、さらに発達していく場」であり、「出世・昇進・昇格のレース場」ではない。
    ・仕事を通して自分を知り、自分を磨き、自分を試し、自分を高める場、それが会社というものである。

    <シャインの三つの問い>
     -「自分探し」と「会社探し」を考える際の手がかりとして
     -つがう視点から自分に光を照射し分析するために
    ①自分は何が得意か(能力・才能の問い)
    ②自分はいったい何をやりたいのか(動機・欲求の問い)
    ③どのようなことをやっている自分なら、意味を感じ、社会に役立っていると実感できるのか

    <マイケル・アーサーの三つの問い>
     -米国サフォーク大、インテリジェント・キャリア論、バウンダリーレス・キャリア論
    ①自分ならではの強みはどこにあるのか(ノウハウの問い)。
    ②自分があることをしたいとき、それをしたいのはなぜか(ノウホワイの問い)。
    ③自分はこれまで誰とつながり、その関係をどのように生かしてきたか(ノウフームの問い)。

    <一皮むけるチャンス(節目)での行動>
    1. 現実の直視
    2. 局面から逃げない
    3. 自分を貫くテーマ(主観的キャリア)の発見

  • 経営幹部の一皮むけた経験を集めたもの。
    「プロジェクトで一皮むける」が自分としてはイメージしやすかった。
    ・事が成ったとき、みんなが「自分がやった」と自慢するのは、みんなが達成感を得られた証であり、幸せな物語である。
    ・「適応は適応力を阻害する」現状にしっくりきすぎると、過剰適応の状態となり、緊張がなくなり発達が止まる。
    ・ヒラメパラドクス
    若手に仕事を任せるほど、顧客のほうではなく、上司の方を向いて仕事をしてしまうという現象。
    ・What構築能力 vs How能力
    Whatは課題発見提起能力、How能力は課題解決を考える能力。リーダーにはWhat構築能力が求められる。
    ・戦略的自立性と戦術的自立性
    テーマを選びたい人もいれば、テーマへのアプローチ方法を選びたいと考える人もいる。どこに自立性を持たせるべきか、組織運営上ミスマッチが起こっていないか。
    ・シャインの3つの問い(自分を失ったとき)
    *自分は何が得意か
    *自分は何がしたいのか
    *何をしている自分に意義をかんじるか
    ・プライオリティ
    自分自身の価値を高めることを1番のプライオリティにする。逃げ道を作らないことが価値を高めることにつながる。
    ・なんでも上司に相談しない
    相手から「社内に影響力のない人間だ」と判断される
    ・疑わしきは節目だと思え
    節目は自分を成長させるチャンス。
    現実を直視する、局面から逃げない。
    対処するには、性格の自己変革や新たな強みを身につける、助言を求めること。

  • 最後の1章だけでいいかな。
    人生の転機とは、そこにまさに立っているときに「転機」だと認識できるかどうか。
    これが全てだということ。

  • 国内企業の経営幹部の仕事を通して「一皮むけた経験」を44のケースを挙げながら、働く大人の発達課題とその取り組みへのヒントが盛り込まれている。
    どのケースも節目となる経験、例えば異動、新規事業開発、海外勤務、降格、昇進から、そこでの辛い状況、修羅場を以下4つのパターンの行動(組合せ含む)で乗り越えてきたと説明している。

    ①学習などによって自己の新たな強みをつける。
    ②性格など自己変革を行う。
    ③助言を求めるなどによって新しい状況への対応をはかる。
    ④部下を増員したり、他に任せたりすることなどで自己の能力不足を補う。

    節目で現実を直視した上でこのような行動を取っていたとの共通項が示されているが、本書を読んで特に銘記したいと感じたのは「節目の局面から逃げない」ということ。辛く、困難な状況においても、逃げずに自分の使命や責任を自覚して行動した人だけが「一皮むける」経験を獲得する。局面を自分のステップアップに繋げるも、捨てるも己次第なのだと改めて感じた。

  • 経営幹部へのインタビューから得られた「一皮むけた」エピソードが紹介されている本。 どのエピソードも、言えば「状況を前向きに受け止め、結果を出すなかで視野を広げることができる」という、まあ読む前から分かっていること。ただそれが取材した情報を冷静に分析するという形で書かれているため、素直に受け止めることができた。 「一皮むける」につながる苦境というのはある意味自分の弱さとの勝負というところがある。客観的な事例を知ることは、自分の状況を客観的に捉えるために役立つ。 明日からがんばろうという気になりました。

  •  

  • 自身のキャリアを考える上では「働くひとのためのキャリア・デザイン」が示唆に富んでいたが、他者の成長を考える上ではこちらがとても参考になりますね。

  • 経験に基づく一種のリーダーシップ論。

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著者プロフィール

神戸大学大学院経営学研究科教授

「2012年 『実践知 エキスパートの知性』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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