地域間交流が外交を変える 鳥取-朝鮮半島の「ある試み」 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334031831

作品紹介・あらすじ

今から一八〇年前の江戸時代、朝鮮の商船が遭難し、鳥取の海岸に漂着した。船員たちは当時の鳥取の民衆に手厚くもてなされ、三か月間の滞在を経た後、無事朝鮮に帰ることができた。鳥取藩のお抱え絵師がこの様子を描写した掛軸を、一九九三年、当時鳥取県の総務部長だった片山善博が目にしたことから、漂着民たちの子孫探しがスタートする-。本書では、鳥取県知事・片山善博へのインタビューを通して、この一幅の掛軸から深まった鳥取県と韓国・江原道との交流を中心に、北朝鮮、中国、モンゴル、ロシアとの関係を紹介しながら、国と国との外交を変える力を持った、地域同士の結び付きについて考える。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    今から一八〇年前の江戸時代、朝鮮の商船が遭難し、鳥取の海岸に漂着した。
    船員たちは当時の鳥取の民衆に手厚くもてなされ、三か月間の滞在を経た後、無事朝鮮に帰ることができた。
    鳥取藩のお抱え絵師がこの様子を描写した掛軸を、一九九三年、当時鳥取県の総務部長だった片山善博が目にしたことから、漂着民たちの子孫探しがスタートする―。
    本書では、鳥取県知事・片山善博へのインタビューを通して、この一幅の掛軸から深まった鳥取県と韓国・江原道との交流を中心に、北朝鮮、中国、モンゴル、ロシアとの関係を紹介しながら、国と国との外交を変える力を持った、地域同士の結び付きについて考える。

    [ 目次 ]
    第1章 それは一幅の掛軸から始まった
    第2章 漂着民の子孫探し
    第3章 掛軸に秘められたミステリー
    第4章 現代に蘇る一八〇年前の友情
    第5章 私と韓国との出会い
    第6章 鳥取県と韓国・江原道との交流
    第7章 北朝鮮を含む近隣諸国との交流
    エピローグ 地方は外交を変えられるか

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    [ 参考となる書評 ]

  • 鳥取は北朝鮮とも友好姉妹都市を締結しているらしい。鳥取と韓国のような地域交流が世界中の国と広がるといいね。東京に任せていると中央しか見えなくなるから。

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著者プロフィール

日本福祉大学社会福祉学部教授
一橋大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。博士(社会学)一橋大学社会学部助手、東京農工大学非常勤講師等を経て現職。『差異と承認――共生理念の構築を目指して』(創風社、2007)

「2019年 『B型肝炎被害とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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