藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 62
  • Amazon.co.jp ・本 (431ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032173

作品紹介・あらすじ

「伝説のディーラー」の世界一簡単で使える教科書、新書版で遂に登場。

感想・レビュー・書評

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  • 金融や為替の入門書。取り扱うトピックスはどれも類書と同じなのですが、やはりトレーダーが語り口調で、実例を交えながら書いてくれると理解のしやすさが違います。

    トレードの実戦に使われる金融、為替の知識を得ることができます。中級者の方も、知識の確認に読まれても良いのではないでしょうか。

  • モルガン銀行などでトレーダーとして高い実績をあげた著者が、金融の基礎について解説した講義をまとめた本です。なお2019年現在、改訂新版が刊行されているようです。

    金融の教科書ではなく、実務家の立場から実践的でわかりやすい説明がなされているところに本書の特色があるように思います。著者自身の経験もまじえて生き生きとした事例が語られているのも、理解の助けになります。また、著者自身の立場から、日本の財政問題などについても言及がなされています。この点については、本書の議論をただうのみにするのではなく、読者一人ひとりがみずから考えるべきなのでしょうが、興味深く読みました。

    講義形式で書かれているために、わかりやすいと思えるところも多々あるものの、まどろっこしさを感じてしまうところもありました。

  • 筆者が実際に行った若者向けのセミナーで語った講義内容をそのまま文章化したもののため,かなり口語調となっており少し軽い感じがする。

    筆者の経験をふんだんに交え,金融マーケットの実践的な事例を解説しているため臨場感あふれるものではありそれなりに楽しめた。理論で学習したファイナンスが現場で実際にどう使われているかという視点では面白い。

    短期金利は,日銀が誘導して決めるものであるが,長期金利は市場価格によって決められる。
    特に先物市場において。
    金利上昇局面では固定で,下落局面では変動で調達する。

    オプションや先物のメリット
    リスクマネジメントの側面: 相手先がつぶれても関係ない
    財務上の側面:現物でポジションをとればROAが低下するが,それが無い

    一番興味深かったのは,リスクマネジメントに関する記述である。
    筆者のモルガン銀行時代に既に,様々なリスクマネジメントが行われていたという事実は,改めて日本の金融機関の甘さを知られれる。特に,モルガンが現在取っているポジションがどの位あるかを一目で分かるシステムが構築されており,会長が毎朝これをチェックするというのはさすがである。

  • 多分、有能な人間は鼻につく。

    藤巻健史は世界的なビッグトレーダーである。
    本書で本人が言っているのだから、
    間違いないだろう。

    で、本書はそのあまりに口語的な語り口が
    いきなり鼻につく。
    しかし、大人の思慮分別をもって、読み進める。

    そうすると、現場で命を削った者だけが語り得る
    リアルに引き込まれる。
    抽象論はそこにはない。
    リアルな本質は学者が語る抽象論とは
    一線を画する。
    つまりは超一流の実務家が書いた
    金融の実際がここにある。

    ヘッジとか、オプションとか
    その実際がその都度わかりやすく語られる。
    しかし、そのすべては記憶に残らない。
    しかし、リアルな実感の読書体験には
    大いなる意味を感じた。

  • 再読。半分くらいしか理解できてないですが、それでも投資をやっていて損をしないための知識を断片的に取得することができると思います。あと、金融の世界でバリバリやられてた方なので、臨場感もあります。

  • 元モルガン銀行トレーダーによる金融マーケットの基本についての講義録。講義録だけあって、口語調の記述であり、読みやすい。

    以下勉強となった部分。
    ・日銀の国債引受:1.日銀はプライマリー市場からは、国債を買付できない。ただし、一旦民間銀行などが購入したものを買付るのはOK。ここが結局グレーな部分。意味合いとしては変わっていない。2.国債を購入すると、日銀の当座預金残高が積みあがる。イメージは、日銀の資金が民間銀行の当座預金に積まれていくイメージ。
    ・金融先物によるマーケット金利の予想:先物市場の債権相場をみることでマーケットが金利についてどう予測しているのかを見れる。

  • 大昔に購入していた本。最近日銀の金融緩和で異常な低金利が続き、自分の会社にも影響が出てきたので、勉強ついでに再読。改訂版ではないのでデータは古い。2003年で財政逼迫、この低金利はいきすぎといった表現が出ているが、10年以上たった今も、金利は下がり続け、財政収支は猛烈に悪化している。日銀の資産が100兆で筆者は危機感をあおっていたが、今や300兆・・・。この本で、いわゆる経済、金融の基礎がわかった気がするが、これだけ低金利が続き、金余りでも需要不足なのは、経済がグローバルになり、国内だけの景気が上がる下がるという議論は無意味になってきているからではないだろうか?勉強するにはわかりやすい本だが、ここから今の経済状況を踏まえてどう自分で考えるかだと思う。

  • 国際収支➡ ⑴経常収支 ⑵資本収支(元本)
    ⑴経常収支➡ ①モノ+サービス収支 ②所得収支(利息配当等)
    TTS・中値・TTB (101・100・99)
    TTS➡Telegraphic Transfer Selling Price
    TTB➡Telegraphic Transfer Buying Price

  • もう一回読まねば。

  • ようやく読み終わった。

    相当重い、というか専門的な内容だった。
    一つ一つ丁寧に読み進めれば理解できない内容ではないが、
    金融マーケットについて漠然とした知識を欲していただけの自分には
    相当しんどい内容だった。

    金融を生業として生きていく人のための一冊であると感じた。

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著者プロフィール

一九五〇年、東京生まれ。一橋大学商学部を卒業後、三井信託銀行に入行。一九八〇年、社費留学にて米国ノースウエスタン大学大学院ケロッグ・スクールでMBAを取得。帰国後、三井信託銀行ロンドン支店勤務を経て、一九八五年に米銀のモルガン銀行に転職。同行で資金為替部長、東京支店長などを歴任し、東京市場屈指のディーラーとして世界に名を轟かせ、 JPモルガンの会長から「伝説のディーラー」と称された。二〇〇〇年、モルガン銀行を退職後、世界的投資家ジョージ・ソロス氏のアドバイザーを務めたほか、一橋大学経済学部で十三年間、早稲田大学大学院商学研究科で六年間、半年間の講座を受け持つ。日本金融学会所属。現在(株)フジマキ・ジャパン代表取締役。東洋学園大学理事。二〇一三年から一九年までは参議院議員を務めた。二〇二〇年に旭日中綬章を受章。

「2021年 『藤巻健史の資産運用大全』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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