千住博の美術の授業 絵を描く悦び (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 38
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032470

作品紹介・あらすじ

芸術の本質に迫った画期的入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 意外と知らなかった制作上のコツのようなことも書いてあり、参考になるので絵を描く人は読むといい。
    ヘンライの「アートスピリット」でも繰り返し強調されていたが、「伝えたいことをはっきりさせる」「情熱を持ち続ける」のは画家にとって最重要事項であるようだ。
    しかしながら、参考図版を観ると、著者好みの絵と自分の好みがかなりずれている。
    まあ、そんなものでしょうが。

  • 画家としての生き様が綴られた本ですが、物事万般に通じるものがあると感じました。下手な成功本よりも、ずっと奥深い。私は美術をプロデュースする立場のものですが、創作される方は、もっと感動を新たにされるのではないでしょうか?

  • 人生のあり方学べる。
    絵を描くということを通して何を選び何を捨てるのか。
    自分は何を描きたいのかと問われ続ける。
    その問いはもはや絵の描き方ではなく人生の問いである。
    どのつもりでいたいか考えに補佐され生きる喜びかんじた。

  • [図書館]
    読了:2006/10/6

    墨汁をたらしたような絵(ヒッドイ感想…)、確かに静謐な感じがするので和室の襖とかにいいんだろうけれども自分にはピンとこなかった。
    絵を描く心持ちとかも書いてあったはずだけどほとんど覚えていない。

  • モネの記述は興味深かった。が、いかんせん著者の啓蒙口調にはいささか辟易。大学で教えている人だからなのだろうけれど。本当によくわかっている人だなあ、、ということはもちろん、上方では褒め言葉ではない。

  • 日本画家千住博さんの、絵を描くことに対しての情熱が伝わってくる一冊。
    トップの画家になるためにはオリジナルが求められるが、美術史の中で「マネ」を超えて「自分のもの」にできる人は1%で、世界の美術史で教科書に載ってくるような人だけである。
    そんな厳しい世界で千住さんは、誰よりも絵を必要とし、夢中になって描き続けた。
    「夢中で」「続ける」ということは、どの業種でも大事な素質であると感じた。
    伝えたいものを一枚の絵で伝えるためには、自分の作品ととことん向き合い、必要ないものをそぎ落としていく作業が必要である。
    また、描く対象を自ら五感で感じ取り、経験したものでないとよい絵は描けない。自分がもっているものを最大限に表現したものが絵だと思うと、絵の奥深さを感じた。

    目次
    何を描かないか
    何を伝えるか
    何を描くか
    何で描くか
    何に描くか

  • 日本画家の千住博氏による美術論。2004年刊行です。

    本書は京都造形芸術大学の授業が基になっています。

    美術に対する熱の入った著者の持論が展開され、著者の美術に対する真摯な姿勢と終始一貫した主張が伝わってくる内容でした。

    芸術を志す生徒に向けた内容ですが、画家の精神を垣間見ることができ、美術を生業としない一般の人が読んでも得るところは多いと思います。

    「絵を描くということは、自分にないものを付け加えていくことではなくて、自分にあるものを見つけて磨いていくということ。」
    本書の最初の1文に、著者のメッセージが凝縮されているように思います。

    国際的な作家が日本から出て行って欲しいと言う、著者の願いが込められた良書でした。

  • 答えは自分の中にある。
    自分を信じて、自分に正直に、夢中になれる「宝物」を探せ。

  • 喜びでもよろこびでもなく悦び。

  • 私のバイブル。一番大切な本。

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