座右のゲーテ -壁に突き当たったとき開く本 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.40
  • (58)
  • (128)
  • (286)
  • (34)
  • (4)
本棚登録 : 1267
感想 : 155
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032500

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 7/1

  • 壁にぶつかったときに読む本。
    個人的には、著者の他の本などの意見には
    賛同しかねるものもあるのだが、
    この本はとても役に立った。

  • 最近、テレビでよく見かけるようになった斎藤先生

    教育学を修めた先生らしく・・・
    教育者とは、温かく、時には失敗もするけど、学ぶものにとってのお手本であるべき
    とのスタンス、そして情熱が、ひしひしと伝わってくる。

    本著は、ゲーテを通して、いかにしたら、人はよりよく生きれるかを、具体的に分かりやすく説いてあります。

    遠い昔の大作家が身近に感じられる。
    努力は無駄ではない。
    そんな気分になった。

  • この本、かなり前に買って前に読んでるので正確には読み直した
    最初に読んだのは平成16年12月9日と書き込んでる

    勉強になる本
    俺はゲーテという人は正直あんまり知らないけど凄い人だなと思った
    サブタイトルは壁に突き当たったとき開く本

    本の内容はゲーテの言葉を斉藤孝という人が自分の考えも入れながらわかりやすく解説してます
    今の俺にちょうど良い内容w
    これは『人生の教科書になる』
    1円で売ってるので壁にぶち当たってる人は買ってみるといいかもしれない、オヌヌメ

  • ■本の内容・特徴
    ゲーテの言葉を引用しながら、著者の人生観・仕事観について書かれた本。平易な文章でさらりと読める。


    ■目的
    再読。 なかなか集中できない今の状況を改めるため。


    ■感想
    前回同様、特に参考になったのはこの部分です。
    <集中する>
      1.小さな対象だけを扱う
      3.実際に応用したものか残らない
      6.実際的に考える
    <吸収する>
      7.最高を知る

    これらは、『答えの出ない真実を求めるよりも、何をどのように自分に選択をしていくか・組み込んでいくか』ということを学ばせてくれます。思索にふけって自分という主体性を見失わないためにも、何度も読み返したい部分です。

    また、私の読書目的の一つである苦手意識のある本から学ぶ、新規開拓(苦手意識克服)、これは「差異を求める読書」(P116)にまとめられています。改めて意識することによって、読書の目的や楽しみなどモチベーションを上げることができました。
    ブログでは苦手意識克服編は区別して表記していないので、目的意識が薄れてきていたかもしれません。物事を細分化して考えるためにも、今後は一文添えていきます。

  • サイトー先生の話はいつもほんとわかる・・!
    正論は読んでいて気分がいいです

  • ゲーテの名言から、壁に突き当たったとき、
    生き方を学ぶ。

  • どんな才能だって、学識によって養わねばならないし、学識によってはじめて自分の力倆を自在に発揮できるようになるのだというのに。
    後悔はしても、どこかで見切りをつけ、次に気持ちを向けることが大切だ。過ぎてしまったことについて考えてもどうなるわけでもないのだから。

  • ベストセラー作家でありながら詩人であり、脚本家であり、建築家であり、科学者であり、政治家であり、国王の相談相手でもあった。また全ての分野で超一流、同時平行して進めたダヴィンチクラスの天才だ。そんなゲーテの言葉を斎藤さんがわかりやすくかみ砕いて教えてくれる。
    例えば「最高を知る」
    「趣味というものは、中級品ではなく、もっとも優秀なものに接することによってのみ作られるからなのだ。」
    一つがクラシック音楽についてで、中途半端なものを聞いているときはどちらかというと退屈でつまらない。しかし、最高な曲やベストな演奏は素直に気持ちに食い込んでくる。
    最高なものを聞けばあとは相対的に見ていけばいい。質の良し悪しでなく単なる好き嫌いを尺度にする最近の潮流にのることは単に自分に壁をつくるだけだ。
    「ロックは好きだがクラシックはダメ」「現代作家なら読めるが純文学は苦手」「少年ジャンプは好きだが少年マガジンなんて全然面白くない」などといって自分の興味の牙城を守っても世界は広がらない。
    オリンピックならマイナー競技でも選手には輝きがある。頂点はなんでも楽しいのだ。
    もうひとつ「癖を尊重せよ」
    マンガ家の井上雄彦も癖の魅力を熟知していた。スラムダンクの成功の秘訣「人物に必ず一つ欠点を作る」オールマイティな人間は作らない。流川楓でもテクニックはスーパー級だが体力がない、ディフェンスは得意でないなどの欠点がある。登場人物はみな欠点がり、それが関わりあってドラマになるという。
    文学の理解力で相手の癖まで愛せるようになれば、ビジネスを超えて人間関係は広がっていく…(以上要約)
    文学だけでなく、漫画や音楽、スポーツなどの逸話にも詳しい斎藤さんの本は読めば読むほど面白い。

  • 【目次】

    1 集中する
     1 小さな対象だけを扱う
     2 自分を限定する
     3 実際に応用したものしか残らない
     4 日付を書いておく
     5 完成まで胸にしまっておく
     6 実際的に考える

    2 吸収する
     7 最高を知る
     8 独創性などない
     9 独学は非難すべきもの
     10 自分だけの師匠を持つ
     11 「素材探し」を習慣化する
     12 使い尽くせない資本をつくる

    3 出合う
     13 愛するものからだけ学ぶ
     14 豊かなものとの距離
     15 同時代、同業の人から学ぶ必要はない
     16 性に合わない人ともつきあう
     17 読書は新しい知人を得るに等しい
     18 癖を尊重せよ

    4 持続させる
     19 先立つものは金
     20 儀式の効用
     21 当たったら続ける
     22 他人の評価を気にしない
     23 異質なものを呑み込む
     24 邪魔の効用

    5 燃焼する
     25 現在というものに一切を賭ける
     26 計り知れないものが面白い
     27 感情を生き生きと羽ばたかせよ
     28 詩的に考える
     29 過去に執着しない
     30 青春のあやまちを老年に持ち込むな
     31 年を取ったら、より多くのことをする

全155件中 91 - 100件を表示

著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

齋藤孝の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×