- Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334032500
感想・レビュー・書評
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ゲーテを一から学べる本、と言うよりはゲーテを基礎にして斎藤隆さんの考え方を知る本です。
本として読みやすく、参考になる部分が多くありました。
本文中にもあるように「性に合わない人や物とも付き合う」ようにしたいと思うようになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
著者の齋藤氏曰く、ゲーテは人類最高のレベルの資質を
持った人間であるといいます。
詩人、脚本家、演出家、劇場の設計もしたという。
さらに科学者としても研究を行い、政治家でもあった
そうです。
それゆえゲーテの残した言葉には重みがあります。
現代においても「ゲーテとの対話」は非常に役立つ
アドバイスにあふれています。
そんなゲーテの言葉を「聞くように読んで」理解できる
一冊です。 -
ゲーテとの会話の解説本
斎藤さんが有名人だからなのか
ゲーテの言葉として感じられず残念
斎藤さんの思想や哲学を知りたいわけではないのだから
エッカーマンの書を自分で読んで自分で感じなければと思う。
人に頼っちゃダメだね。 -
2019年6月9日に紹介されました!
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・いろいろ研究してみたところで、結局実際に応用したものしか、頭にのこらないからな。
・重要なことは、けっして使い尽くすことのない資本をつくることだ。
いろいろ引用して教訓めいた解説をしてくれているが、ゲーテの生の言葉を読んだ方がいいかと。
『ファウスト』『若きウェルテルの悩み』『親和力』に人生における大事なことは書かれてるからね。 -
問題を細分化する、日付をつける、心の聖域をもつ、古典から学ぶ…
ゲーテのことよく知らなかったけど、才能、時代全然違うのに考えること、内容はなるほどと感じ意外。
2018.9.6 -
抽象的思考に嵌り込んでしまい、身動きがとれない状態に陥っていた。そういう精神的にどん底のとき、ゲーテの言葉が目に飛び込んできた。(中略)自分の立ち位置が分からなくなったとき、何か壁に突き当たったとき、本書を開いてほしい。何かのヒントがきっと見つかるはずだ。(「まえがき」より)
「小さな対象だけを扱う」「日付を書いておく」「完成まで胸にしまっておく」「自分だけの師匠をもつ」―ゲーテのことばをヒントに、知的で豊かな生活を送るための「発想の技法」を学ぶ。
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齋藤孝 「 座右のゲーテ 」
「ゲ ーテとの対話」から 上達論の要素を抽出して、わかりやすく解説した本
考えているだけで一歩も前に進まないとき
*まずは扱う対象を小さく区切っていく
*そうしたやり方に熟練してきたら 、少しずつ大きな目標へと広げていく
*一回寝かせてから再度取りかかる
最も偉大な技術
*自分を限定し 、他から隔離するものをいう
*そのいっぽうで 、吸収面は幅広く目を開いていく
*当たったら続ける →作り上げた作品には執着しない
人生は有限という考え方
*どうせ情熱を注ぐのであれば 、よりいいものに注ぐべき
*異なる時代 、異業種こそが刺激の宝庫
*書物は新しい知人〜自分の読む範囲が限られてしまうと世界は広がっていかない
*他人の評価を気にしない
癖にはエネルギ ーがある〜ある種の欠点は その人間の存在にとって不可欠である〜癖は文学から学べ
本当の意味での仕事とは 、人から割り当てられた労働以外のものである -
ゲーテの言葉は相変わらず耳が痛い。
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仕事をする上で、何か悩んだりしたときにいい指標を学べました。
何はともあれ、ファウストを読まねばと思いました。