- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334032616
感想・レビュー・書評
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神戸大学のリーダーシップ領域のボスである?
金井先生の本。
2004年だからちょっと古めですが、
組織変革は興味のあるテーマなので、読んでみました。
ちょっと前には先生のこんな本↓も読んだかな。
※戦略人事のビジョン
https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/433403683X#comment
内容としては悪くないんだけど、
話があちこちに行ってちょっと分かりにくい。
先生が学者だからか、色んな研究とか論文とかが
紹介されていて、「結局、先生の主張は何よ?」と
言いたくなる。
先生が知っていることを散りばめるんではなくて、
もう少し組織変革を押さえるにあたって、
何を理解してどうしたら良いのか?を
明確に書いてほしかったかな。
とは言え、大学の先生が故に、
「これが組織変革のやり方です!」という風に
書けなかったのかな。
まぁ、組織変革ってマニュアルみたいに
こうやってこうやれば、
”絶対に”うまくいくってものでもないし。
その辺りの学者ならではのいい意味での厳密さが
分かりにくさに繋がってしまったのかな、
というのが個人的印象。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
【なぜ】会社推奨本かつ金井さんの本は以前も心打たれた記憶があり一読
【どう】4.0点の★4(みんながみんな組織に興味あるものではないため全員に響く内容ではないだろう。個人的には理解のため再読したい)
体調不良の中読んだため、細かいところまで頭に入っていないのが正直なところ。個人的には非常にためになりそうな本。もう一度読みたい。その中でも、第6章の一文は忘れずに書き留めておきたい。
「自分自身の価値、欲求、期待、希望、夢に対する理解も深まっていないのに、どうして社員の心を動かすようなビジョンを書くことができるだろうか。」
【学び、備忘録】
・組織という時に組織図を思い浮かべてしまった。
・組織図より自前のネットワークがどれくらい張り巡らされているかが大事
・組織を手っ取り早く知るには組織を変えてみようとすること
・一皮むけるには、量的成長と質的変態の二つがある
・情緒には強連結、情報には弱連結 -
【なぜ読んだ】 ものごとを変えることに行き詰まりを感じたため。そして、会社の書庫のなかで誰も読んでいない本だったため。
【なにを得たかったか】 変革のヒントとモチベーション維持の方法。
【どう活かすか】 以下1のために2を心がけ、変革へのチャレンジを続けたい。
1.変革は金平糖の角を作るようなもの。 個性を伸ばすこと。
2.変革するリーダーとは、恐れなかった人ではなく、恐れを克服しようとした人である。
【抜粋】
個人も組織も発展のためには変わることが必要。
変革があってその会社らしくなる。
愚痴は希望があることの裏返し。愚痴の権利もあるが、希望を語る義務もある。
組織は、安定こそがふあんていであり、不安定こそが安定。
デュポンの例 組織は戦略に従う
ピーターの法則・・・ 組織に所属するものは、インコンピテンスレベルまで昇進する。
適応は適応力を阻害する。
未達の課題がない=新しいことをしていない
現状の不満だけでは、変わらない。不満解消のテンションが変革をはじめさせる。
ロヤルティを求める前に、相手を大切に思うケアが必要
ロヤルティは一方向ではなく、双方向。会社以外のステークホルダーへのロヤルティも必要。
変革には抵抗がワンセットになっている。不安を克服した人だけが変革を成功させられる。
変革は、金平糖の角を作るようなもの。 個性を伸ばす。
後で意見が正しいと分かるような、遅ればせのイニシアチブによる変革はまず成功しない。
Survive Anxiousity. Learning Anxiousity.
危機感、緊張感を煽ることでSAは大きくなるが、LAを下げることも必要。これが出来たら会社はこんなに変われて、こんなに得だよ。と伝え、支援する。
SAで動かし、ビジョンで方向を決め、LA低下でゴールへの道のりを支援する。
温存主義の排除。あるものは何かの役には立っているという考え方を変える。
いいパスとは 自分が持っているよりあいつが持っている方が、チームとして良ければ、い'いパス。
変革するリーダーとは、恐れなかった人ではなく、恐れを克服しようとした人である。
エナジー、エナジャイズ、エッジ、エグスキュート
リーダーには、嫌われても正しいと信じたら、それを成し遂げなければいけない瞬間がある。 -
組織変革に関わる様々な要素(個人のモチベーション、コミュニケーションや人間関係、リーダーのあり方、ビジョンの描き方や伝え方、実行の仕方など)について、理論や実例が紹介されています。唯一の正解があるというスタンスではなく複数の考えとそれぞれの利点と欠点が紹介されるので信頼できるし参考にしやすいです。
特に印象的だったのは(強調もされてたと思います)、↓です。
・組織変革において重要なのは組織図に限らないネットワークづくりであること(時に、弱連結という弱いつながりが刺激を与えてくれることも含め)
・自分の価値観に根付いたビジョンや、それを誰と巻き込みどのように実現するかの道筋(アジェンダ)を描いておき日々の仕事の中で前進させていくこと
本書では組織変革はスムーズにすすむこととはとらえておらず、たとえば変革に挑むミドル(世代)こそ、うまくはすすまない現状の中で無力感に陥ることがあるとも書かれています。また変革は軋轢や反対を生むこともあり恐怖の対象でもあることも認めています。それでもなお変革をすすめよう、というとき、上記の2点が恐怖を乗り越えることを助けてくれる、ということも書かれていました。
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組織を変えることの重要性と変えるために何を必要とするかがわかる。
【概要】
●組織変革の必要性
●抵抗勢力への対処の方法
●組織変革のリーダーシップ
●組織変革のビジョン
【感想】
●世の中は常に変わりゆくゆえ、組織も変えていかなければ機能しなくなる。
●特に、アンチ変革派にどう対応すればよいかということ、変革にはどのような人や考え方が必要かについて理解できた。 -
メルカリ売却
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金井さんという研究者は、何となくであるが、優れた研究者だと思う。
「チェンジマスター」「変革型リーダーシップ」など、学んでおきたい概念多数。
Kindle本なので、思い出した時に、再読しよう。 -
2009/11/01
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著者は神戸大学教授。組織変革にはビジョンやパッションが重要といったところか。読みやすくまとまっていて良い本です。
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#読書開始
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#読了日
・2017/4/24(再読)
#経緯・目的
・金井先生の本が好きなので購入。
#達成、感想
・組織変革をするには個人から変革していかないといけない。これをもって変革への動き出す意思が固まった。
#オススメ
・経営組織論、リーダーシップ論が好きな方におすすめ。
・リーダーの立場にある人に推奨。
金井寿宏の作品





