ナンバのコーチング論 次元の違う「速さ」を獲得する (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (244ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032821

感想・レビュー・書評

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  • 常識的な身体操作に異を唱え、より武術的な動作を取り入れることで、圧倒的なパフォーマンスを可能にする。

    この手の本は既に何冊か読んでいますが、その体得とまではいきません……。頭では理解できるのですが、どうも身体が上手く機能しているかが分かりません。
    ナンバを意識して1年くらいになりますが、確かに一般的な歩きと比べて『身体にブレーキがかかる』というのは何となく分かりますが、『何となく』の域を出ません(笑)

    常識から抜け出して新たな境地を開拓するというのは並大抵のものではありません。僕はソフトテニスをしていて、それに古武術を応用できないかと考えていますが、なかなか難しいです。どうしても『ためる』『捻る』動作をしてしまい、これは甲野善紀さんの教えとは正反対です。本当に『ためず』に『捻らず』に力強いショットが打てるのか、今でも疑問が残ります。

    今では先人の知恵が本なり映像なりで解説してくれますが、自分自身の身体操作の新たな発見を自分自身のみで行うというのは、誰でも出来ることではありません。人に技術を教えて他人を伸ばす(いわゆるコーチング)のはできますが、コーチ役と修練者が一緒だと、伸びるまでに時間がかかりすぎるし、伸びているのかも分かりません。その点で言えば、どの分野においても、開拓者というのは改めて偉業を成した人なんだなーと再認識させられます。

    古武術の力、身体操作の極みというのは驚嘆だし、非常に魅力的で、是非とも身に付けたいです。
    僕の評価はA―にします。

  • 【16】
    ・前に送り出すイメージで腕を振る
    ・「五輪書」=つま先を少し浮かせて、踵を強く踏む
      つま先=後方へ体重をかける
      踵=前方へ体重をかける
    ・アウトエッジ気味の着地
    ・足が地面から離れた瞬間、前足を追い抜かす
    ・肋骨の変形により、二軸を維持
    ・出す足の腰でリードする(スチュワーデス)

  • 実践できるかというと、本だけではムリ

  • 待望の走りについてのコーチング論。
    わかりにくかったナンバが3分の2程度理解できたかな?

  • ずっと気になっていたのはガニマタで走ること。ガニマタで着地すると、自然と逆側の腰が前に出るから早くなるっていう。実践すると(もともとガニマタなせいもあるけど)なんとなく楽な気がして他も少し気になってくる。
    ・前に進むには踵に体重をかける。(実際に後ろに倒れそうな時は踵を踏ん張る。逆に、前に倒れそうな時はつま先を踏ん張る。)
    ・上半身を前傾させる。(体重で前に引っ張る)
    他、キーワードとしては、腰を割る、抜け、浮き、等

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著者プロフィール

1957年北海道室蘭市生まれ。早稲田大学卒業後、土木作業などのアルバイトを転々とし、週刊誌記者を経てノンフィクション作家となる。スポーツへの造詣が深く、『Number』誌への執筆や野球・ボクシング界に材を取ったノンフィクション、コーチング本を数多く著す。また1998年に自らうつ病を体験してからは精神疾患の分野にも積極的に取り組んでいる。主な著書に『狂気の右ストレート 大場政夫の孤独と栄光』『巨人軍に葬られた男たち』『敗者復活戦』『メンタル・コーチング』『コーチ論』『ラストゴングは打ち鳴らされた』『医者にウツは治せない』などがある。

「2018年 『死が贈りものになるとき』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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