さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 7867
レビュー : 1213
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032913

作品紹介・あらすじ

本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。いわゆる「会計の入門書」ではありません。細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、専門用語もそれほど多くはないので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。

感想・レビュー・書評

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  • おもしろかった。本当に会計に縁がない人でも、会計の考え方を身近な例を用いてすごーーくわかりやすく教えてくれる本。難しい専門用語は使わず(なにしろ、損益計算書や貸借対照表が出てくるだけで注意書きがされるレベル)、とっつきやすい。単に企業の会計だけではなく、個人の家計レベルで会計の考え方を取り入れたお金の管理、買い物をする際の考え方も教えてくれていて、タメになる。ただ、kindle版の場合、小見出しが本文とまったくおなじフォントでわかりにくいのが玉に瑕。

  • 会計学についての難しさをこれほどわかりやすく面白く伝えた一冊は初めてで、サクサク読めた。全てを調べるのではなく、重要な一部分だけを調べる方法であるリスクアプローチがそれこそこの一冊に凝縮されている。わけのわからない専門用語を出すリスクを省き一般大衆が身近で疑問に思う少しの疑問から大きな会計という世界にほうりこまれていくのである。そしていつの間にか数字のセンスを磨くことについて考えさせれる。会計は数学とは違い加減徐徐でいけるんだ。と目を見開かさせる生活に生かすことのできる会計の殺傷力のある一冊。

  • 日常の気になる疑問から話を始めることで、
    専門用語が多く難しい会計学に拒否反応が起きないようにしようとしている。
    会計学に興味を持ってもらうための、本当に入門書。

    簿記は持っているが、会計学とは視点が異なるため、読んでて面白かった。
    簿記ではこれが利益か費用かを判別するための知識が必要だが、会計は利益と費用で儲けるカラクリを判別するので、より広い視点が必要になると感じる。
    少なくとも、自分はさおだけ屋を見て、「原価率どうやってるのか」「利益はでるのか」という視点で眺めたことはないが、「どうやって儲かっているのか」という視点でみると世の中の新たな一面を知ることができると思う。

    ●儲けを出すための前提
    →諸経費を抑える
    →モノを売る

    ●さおだけ屋の儲けのカラクリ
    →高額な商品を売り付ける詐欺まがいの営業もあるようだが、基本は副業として行っているらしい。商品の配送ついでにさおだけを販売している。
    →初期投資のかからない副業
    →副業は本業のついでに出来るものが一番手軽

    ●割引は絶対額で考える
    会計の人は基本ケチ(著者個人の感想です)

    小さい金額に拘らない
    →100万の1%割引は1万円割引★こっちの方が割引額は大きい
    →1千の50%割引は500円割引

    費用対効果(コスパ)を考えるとき、自分の不勉強なエリアは数字を無視することも必要
    →ネット情報や店員のオススメ情報は色んな思惑があり、本当にコスパが良いか判断できない。
    何のためにどんな機能が欲しいか自分の目で判断できる基準で買うのがよい(時間短縮、場所の制約、本当に使う機能etc…)

    ↑ただ、元本を考えていないとただの浪費になると思うので、自分の収入に見あわないものをバンバンお得だと買っても赤字になるので注意が必要では…?

    ●在庫コストのリスクを考える
    在庫は少なければ少ないほどよい
    →保持すればするほど棚卸減耗損(賞味期限、流行遅れ、破損、盗難)が発生する
    →在庫が売れなければ資金繰り悪化で倒産リスク劇高に
    →在庫一掃セール(福袋、バーゲン、まとめ買い)や、店長オススメは在庫減らしの代表例

    家庭における在庫の考え方
    →「いつか使う」は大体使わないので場所代の無駄と考えるべし
    →必要ものを必要な時に必要なだけ買うのが一番お得

    ●数字がもつ説得力
    「すごく沢山売れます」より、「会計人口3万人の内、1%の人が買ったら3000部ですよ!」
    →根拠が無くても、具体的数字を出すとより詳細に感じて納得しやすい(騙されやすい)
    →見破るには絶対数で考える(何部売れるのが成功か?本当に会計人口3万人か?1%買うと仮定した根拠は何か?)

  • しばらくぶりの再読。会計初心者におすすめ。巻末に用語の解説もあります。

  • これは面白い。
    会計学とあるけど、それ以上にビジネス観点について学べる。
    しかも大企業の会計やビジネスではなく、個人でも使える会計・ビジネスの話をしているので、参考になることがとても多い。

  • タイトルだけ見た時、何の本だろうと疑問に思った。
    同時に、小さい頃さおだけ屋がアナウンスしながらゆっくり軽トラックで走っていたなと懐かしいことを思い出した。

    確かに、よくよく考えてみると、あの車で買い物をしている人を俺は見たことがない。
    商売として成り立っているのかを今考えると、どう考えても成り立っていないように感じた。

    その秘密が少し気になり、この本を読んでみることにした。

    この本は「会計学」をわかりやすく説明しているものだ。

    そして、さおだけ屋がなぜ潰れないかの秘密は「本業」と「副業」に秘密があることを知った。

    今、副業元年とも言われている年で、自分も副業について少し考えていたところだったので、とても参考になった。

    また、家計を考える時にも役に立つなと思った。

    老後2000万問題もあったし、今後のお金のことについて学ぶ良い本だと感じた。

    また、生活している中にもお金を増やすチャンスがあるのだと知った。

    今まで何気なく生活していたが、色々アンテナを張っていると、チャンスが見えてくるように感じた。

    今の時代、お金が大事と言っていると、成金主義のように軽蔑される風潮がある気がする。
    確かにお金だけではないと思うが、お金があるから解決できる問題も沢山あると俺は思う。

    周りの目を気にしすぎず、会計を少しずつ学んでいき、知識をつけてお金を大切にしていこう。

  • 髙野秀之先生 推薦

    副題には会計学とありますが、さまざまなエピソードを交えて経済学の理論的な基盤がやさしく説明されています。経営学や経済学を学ぶ学生にとって、知的会話のスタンダードになる一冊。

  • ≪内容覚書≫
    (出版社/著者からの紹介から 一部抜粋)
    ※自分でまとめられなかった。
    ◆身近な出来事から「会計」がわかる!
    スーパーの完売御礼でわかる「機会損失」と「決算書」
    飲み会のワリカンでわかる「キャッシュ・フロー」
    住宅街の高級フランス料理店でわかる「連結経営」
    2着で満足する麻雀打ちでわかる「回転率」
    商品だらけのお店でわかる「在庫」と「資金繰り」

    ≪感想≫
    一時話題になったので、読んでみた。
    会計には興味がない。
    しかし、これが会計……??
    会計の入門書ではないと書かれているが、
    会計がますますわからなくなってしまった。

    ビジネスモデル、というか、販促アイディア本として、
    むしろ活用させてもらえる一冊。
    あと、お金の使い方の考え方。
    「1000円の商品を500円に値引きしたものと、
    101万円の商品を100万円に値引きしたものと、
    どちらを選ぶべきか」

    会計とかそういうことを絡めないで読めば、
    なるほど!と改めて思える点がある。
    会計抜きで読むことをオススメしたい一冊。

  • さおだけ屋がなぜ潰れないのか? 実は、金物屋という副業を抱えているため、いや本業かな。 身近に起こる疑問から会計学を学ぶ。

  • 楽しく読めた。

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著者プロフィール

1976年生まれ、公認会計士。現在、インブルームLLC代表。著書に『女子大生会計士の事件簿』シリーズ、140万部を超えるメガヒットとなった『さおだけ屋はなぜ潰れない』

「2018年 『マンガ日本と世界の経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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