さおだけ屋はなぜ潰れないのか? 身近な疑問からはじめる会計学 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 8595
レビュー : 1260
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334032913

作品紹介・あらすじ

本書では、日々の生活に転がっている「身近な疑問」から考えはじめることで、会計の重要なエッセンスを学んでいきます。いわゆる「会計の入門書」ではありません。細かい財務諸表はひとつも出てきませんし、専門用語もそれほど多くはないので、気を楽にして、ひとつの読み物として読んでみてください。

感想・レビュー・書評

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  • 素人向けに、会計とは何か、そのさわりを解説した入門書。専門的な内容は全くなく、会計の勉強にはならないが、エッセンスというか雰囲気を味わえる良書。

    「節約は絶対額で考える」、「「ローリスク・ハイリターン」とは得意分野で予算内の投資をすることが」、「「在庫」は少なければ少ないほどよい」(「「いつか使うかも」系のモノはだいたい無駄になる」、「100人と薄っぺらい関係を築くのではなく、100人の人脈を持つひとりの人物としっかりした関係を作るべき」、「「50人にひとり無料」は「2%割引」とほとんど同じ」(数字のセンスを磨け)、など、日常生活でも役立つ会計的なものの見方、考え方が紹介されていて、参考になった。

  • 身の回りに人が全然入っていない店はないだろうか?
    また、そのような店がなぜやっていけてるのかに疑問を持ったことはないだろうか?
    本書はそのような身近でとっつき易い話題を会計に絡めながら説明する。

    まぁ本書を読んだあとでも「誰がこの店から買うんだよ…」的な店の収益源をなかなか予想しづらいのは変わらないところもあり、謎は深い。

  • だいぶ昔に流行った本ですが、読んでみると、めちゃくちゃ面白かった❗です。

    「さおだけ屋からさおだけを買ってる人みたことないけど、なんでつぶれないの?」という日常の疑問から会計的な視点でみてみましょー!という本です
    数字に苦手な私でも、会計を勉強したくなりました❕

    ぜひぜひ、読んでみてください!

  • 日常の気になる疑問から話を始めることで、
    専門用語が多く難しい会計学に拒否反応が起きないようにしようとしている。
    会計学に興味を持ってもらうための、本当に入門書。

    簿記は持っているが、会計学とは視点が異なるため、読んでて面白かった。
    簿記ではこれが利益か費用かを判別するための知識が必要だが、会計は利益と費用で儲けるカラクリを判別するので、より広い視点が必要になると感じる。
    少なくとも、自分はさおだけ屋を見て、「原価率どうやってるのか」「利益はでるのか」という視点で眺めたことはないが、「どうやって儲かっているのか」という視点でみると世の中の新たな一面を知ることができると思う。

    ●儲けを出すための前提
    →諸経費を抑える
    →モノを売る

    ●さおだけ屋の儲けのカラクリ
    →高額な商品を売り付ける詐欺まがいの営業もあるようだが、基本は副業として行っているらしい。商品の配送ついでにさおだけを販売している。
    →初期投資のかからない副業
    →副業は本業のついでに出来るものが一番手軽

    ●割引は絶対額で考える
    会計の人は基本ケチ(著者個人の感想です)

    小さい金額に拘らない
    →100万の1%割引は1万円割引★こっちの方が割引額は大きい
    →1千の50%割引は500円割引

    費用対効果(コスパ)を考えるとき、自分の不勉強なエリアは数字を無視することも必要
    →ネット情報や店員のオススメ情報は色んな思惑があり、本当にコスパが良いか判断できない。
    何のためにどんな機能が欲しいか自分の目で判断できる基準で買うのがよい(時間短縮、場所の制約、本当に使う機能etc…)

    ↑ただ、元本を考えていないとただの浪費になると思うので、自分の収入に見あわないものをバンバンお得だと買っても赤字になるので注意が必要では…?

    ●在庫コストのリスクを考える
    在庫は少なければ少ないほどよい
    →保持すればするほど棚卸減耗損(賞味期限、流行遅れ、破損、盗難)が発生する
    →在庫が売れなければ資金繰り悪化で倒産リスク劇高に
    →在庫一掃セール(福袋、バーゲン、まとめ買い)や、店長オススメは在庫減らしの代表例

    家庭における在庫の考え方
    →「いつか使う」は大体使わないので場所代の無駄と考えるべし
    →必要ものを必要な時に必要なだけ買うのが一番お得

    ●数字がもつ説得力
    「すごく沢山売れます」より、「会計人口3万人の内、1%の人が買ったら3000部ですよ!」
    →根拠が無くても、具体的数字を出すとより詳細に感じて納得しやすい(騙されやすい)
    →見破るには絶対数で考える(何部売れるのが成功か?本当に会計人口3万人か?1%買うと仮定した根拠は何か?)

  • おもしろかった。本当に会計に縁がない人でも、会計の考え方を身近な例を用いてすごーーくわかりやすく教えてくれる本。難しい専門用語は使わず(なにしろ、損益計算書や貸借対照表が出てくるだけで注意書きがされるレベル)、とっつきやすい。単に企業の会計だけではなく、個人の家計レベルで会計の考え方を取り入れたお金の管理、買い物をする際の考え方も教えてくれていて、タメになる。ただ、kindle版の場合、小見出しが本文とまったくおなじフォントでわかりにくいのが玉に瑕。

  • 会計学についての難しさをこれほどわかりやすく面白く伝えた一冊は初めてで、サクサク読めた。全てを調べるのではなく、重要な一部分だけを調べる方法であるリスクアプローチがそれこそこの一冊に凝縮されている。わけのわからない専門用語を出すリスクを省き一般大衆が身近で疑問に思う少しの疑問から大きな会計という世界にほうりこまれていくのである。そしていつの間にか数字のセンスを磨くことについて考えさせれる。会計は数学とは違い加減徐徐でいけるんだ。と目を見開かさせる生活に生かすことのできる会計の殺傷力のある一冊。

  • ビジネスと会計についての知識が一気に身につき,さらには投資についても知識を得ることができるのがとても面白いと思った。

  • ☆R02-11-07過去読んだ本の読み返しの際にブクログメモ

    会計を身近な疑問からはじめる 実社会でも役立つ本質的な会計学を紹介

    企業の大前提→ゴーイングコンサーン=継続すること 利益は売上マイナス費用

    さおだけ屋の商売モデル 仮設①実は売り上げが高い、②実は仕入れ費用が低い

    「2本で1000円、車が止まると5000円」☆生田時代に体験・車が止まるとすぐにセットされ断れず
    単価を上げる→主婦を脅して、10倍で物干し竿(平成13年1月23日朝日朝刊)

    さおだけ屋は副業→商店街の金物屋が配送を頼まれるので配送途中に売っている。大急ぎでお店帰るだけのときもあり

    利益を出すため=売上を増やす、費用を減らす

    節約が絶対額で考える 1万円以下の買い物については何も言わない 費用の削減は%ではなく絶対額で考える→塵が積もっても山にはならない。 スーパーで10円節約だが、家の購入、結婚式高くてもいいや!
    節約した気になって会計を見ていない

    費用対効果の嘘 食洗機で水道代8万円節約→電気代、洗剤代もかかる→情報源が偏っている場合、本当の費用対効果がわからない 時間の節約どう考えるか☆結婚生活では、気分がよくなるものは買いたい!食洗器、ルンバ

    ベッドタウンに高級フランス料理店(住宅街にポツンと一軒、ターゲットが見えてこない→サラリーマンなし、マダムいない地域)→あまりにも不思議だから行ってみた。会計士としてこのお店の商売形態は無視できなかった。
    このお店は趣味でやっているのか?→トイレの壁「シェフが教えるフランス料理教室」
    本業があるから副業が成り立つ→自社にとって相乗効果の高い事業は何か?自社の技術を活かせる新規事業はないか?
    小説家になりたい→もし家電販売店で働いているならその知識を小説にすべき、副業のネタ「女子大生会計士の事件簿」

    在庫コスト 会計的に考えるなら使わないものはさっさと捨ててしまったほうが合理的で効率が良い
    在庫を減らす究極の形態が受注生産
    商売の基本=チャンスゲイン(売上機会の獲得) チャンスロスしないための目利き

    数字は説得力を持つ エイリアン2はとてもいい映画ですよ!→エイリアン2を74回見ました!(映画評論家平野秀明) 女子大生会計士の事件簿3,000部は売れる!→会計人口は300万人そのうち0.1%に受け入れられれば3,000部売れます!

    回転率 薄利多売は回転率が命 牛丼屋→カウンターで落ち着かず、せいぜい30分 1000円カット→客は出費節約、時間も節約
    単価を上げられないなら回転率を高める 売り上げ=単価×数(回転率)
    安さが魅力のお客→もっと安い店があれば回転率は落ちていく 家電量販店のポイントカード

    会計で不正の見分け方 リスクアプローチでポイントを縛る→全体を見てもわからないもの、ポイントを絞ってみる→大きいものに絞る
    大学受験の現代文攻略法…文章の中から過去と現在、自然と機械といった対比されている二つのものを見つける
    大学受験の問題→必ず何かの対比の軸を語っているはず

    キャッシュフロー クレジットカード→夜の飲食店で現金だけだと安心して飲み食いできない☆R021118コンビニATMが増えた今、クレジットカードの意味はあるか?

    50人に1人無料→100人だと2人が無料=2%の割引 無料=おトクという思考回路 大して得ではないことを別の表現で言っている
    全日空楽乗キャッシュバックキャンペーン→チェックインカウンターの行列で目の当たりにするから効果大

    賢い主婦 自然と数字のセンスを発揮 スーパーのチラシチェック→前日、他店との比較、日々の生活のちょっとした数字にも気を配る

    日経平均株価 2005年1月31日現在 11,387円☆社会人1年目のとき

  • 15年前に流行った易しい会計の本を図書館で見つけたので、ひねくれものの私は今更ながら読んでみた。
    なかなか、つまらない本でなんで売れたのか意味不明。

    ただ、この本が出たあたりから、
    “易しいビジネス本”が流行り始めた気がする。マンガとか、エッセンス本とか。

    ひとつわかったことは、本のタイトルって本当に重要だなぁということかな。
    高度情報“過多”時代になり、キャッチーな入口はとても、重要かと。

    会計のことより、それを再認識したことで、読んだ価値はあるかも。(苦笑)

  • 会計という分野から世の中の仕組みを理解するのに足掛かりとなった作品で、私にとってのバイブルです。

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著者プロフィール

1976年生まれ、公認会計士。現在、インブルームLLC代表。著書に『女子大生会計士の事件簿』シリーズ、140万部を超えるメガヒットとなった『さおだけ屋はなぜ潰れない』

「2018年 『マンガ日本と世界の経済入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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