名刀 その由来と伝説 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 21
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  • Amazon.co.jp ・本 (225ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033033

感想・レビュー・書評

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  • 名前の通りの新書。
    有名な名刀の名前の由来を列記してある。

    物語として読むと、面白みが少ない。
    図鑑としての列挙だと、数が少ない。
    なんというか、テーマは面白いのに、微妙。

  • <目次>
    第1章  神話・天皇家の名刀
    第2章  源平の名刀
    第3章  足利将軍家の名刀
    第4章  武将・大名の名刀
    第5章  徳川将軍家の名刀
    第6章  伝承・怪談の名刀

    <内容>
    日本刀の解説書。一部の本は伝説と史実を混ぜこぜにしたものも見られるが、この本は至極まとも。もうちょっと書いてほしいくらいの分量でもあるし、日本刀初心者の私にはちょうどよかった。

  • 名刀についての、その由来と伝説を分かりやすく紹介する一冊。何故に日本人は刀に惹かれるのであろうか?大胆かつ精緻な刀は、ものづくりの日本人の精神性を表し、かつ刀自体に、それを作った人や所有した人の精神が刻み込まれるからで、人を殺傷する物自体としての存在から昇華するからではなかろうか。
    刀に興味を抱くには適切な一冊。

  • 【図書館本】スペックよりも知りたいのは逸話。こういう本を待っていた。
    とーらぶからの興味なので目に付いた刀のみ読了。専門用語なども噛み砕いて書いてあったので読みやすかった。三日月さんが後半にいたのは新鮮w
    以下メモ。今剣:義経公自刃の短刀。今剣ちゃんの刀帳ボイスの悲壮感を理解。/獅子王:鵺を一矢で仕留めた恩賞として下賜された大太刀。ということは。獅子王の肩に乗ってるのは、その名から、そうは見えないけど獅子だと思ってたけど、やっぱり獅子ではなく鵺なのかな?/骨喰:薙刀→太刀。/へし切/一兄:打刀並みに短い。武芸に秀でていない秀吉が自身に合わせてすりあげてまで佩刀したいほどの魅力があった?/鶴丸:墓を暴いたり盗みに入ったり……という話はなく、名前の由来も分からない止まりで内容が見えない。/三日月:実戦で行使されたことのない、試し切りの記録もない不殺の剣。三日月さんにますます箱入りのイメージが……。/小狐丸:現在は杳として行方がわからない。……だから鍛刀でもドロでも来ない、のか? 謡曲『小鍛冶』の太刀。/にっかり:太刀→打刀→大脇差。/蛍丸/

  • 今年以降に刀に関係する本のレビューを書かれている方の
    大半が「審神者」と思いますが(笑)、例にもれません。
    図版などの詳しいものだと大判のものが多いので、
    手軽に読みやすいものとしてこの本を見つけたので。

    50振(口含む)となかなかのボリュームでした。
    タイトル通り、由来や伝承などが中心なので、
    スペックが気になる方はやはり写真系がおすすめかと
    思いますが、逆に物語が気になる方には
    なかなかお勧め。

    特に、某ゲームでは「脇差」として登場する
    「骨喰藤四郎」の話はとても興味深いものでした。
    「審神者」さんに刀関係の本を読む方が増えてますが、
    本や博物館など、実際の刀に触れると確かに面白いです!

    他にも読む予定の刀本があるので楽しみ。

  • 口絵
     (七星剣, 丙子椒林剣, 童子切安綱, 小烏丸
     鬼丸国綱, 大典太光世, 大般若長光, 小竜景光
     上杉太刀, 葵崩し菊紋の太刀, 三日月宗近, 日光助真
     獅子王, へし切長谷部, 大包平, 包丁正宗)
    神話・天皇家の名刀
     十握剣, 草薙剣, 大刀契と壺切御剣, 七星剣と丙子椒林剣, 節刀
    源平の名刀
     童子切安綱, 鬼切, 蜘蛛切, 薄緑と今剣, 獅子王, 小烏丸, 厳嶋の友成
    足利将軍家の名刀
     骨喰藤四郎, 鬼丸国綱, 大典太光世, 二つ銘則宗, 大般若長光
    武将・大名の名刀
     坂上宝剣, 小竜景光, へし切長谷部, 不動行光, 一期一振, 朝倉籠手切の太刀, 一文字の太刀と上杉太刀, 鉄砲切り兼光・助真, 青木兼元, 本庄正宗, 大包平, 石田正宗, 庖丁正宗, 鶴丸国永, 葵崩し菊紋の太刀
    徳川将軍家の名刀
     三日月宗近, 三池光世, 日光助真, 藤四郎吉光, 将軍家信国, 鈞命打主水正藤原正清・主馬首一平安代, 鶴岡八幡の正恒, 南紀重国
    伝承・怪談の名刀
     小狐丸, にっかり青江, 蛍丸国俊, 村正, 波泳ぎ兼光
    日本刀の基礎知識

  • 読みやすい。

  • [ 内容 ]
    すべての刀には、作られた、そして伝えられてきた時代の記憶が息づいている。
    名刀と呼ばれるものの場合、背負った歴史はとりわけ深い。
    平安、鎌倉、戦国、江戸といった躍動する時代のなか、数々の名刀は、はたして誰の手に渡り、いったい何のために使われたのか?
    草薙剣とヤマトタケル、七星剣と聖徳太子、童子切安綱と源頼光、骨喰藤四郎と足利尊氏、へし切長谷部と織田信長、鶴丸国永と伊達政宗…。
    本書では、神代から幕末まで、ただの刀が名刀と呼ばれるに至った由来と伝説をたどり、歴史の主人公たちが織りなす芳香な物語に想いを馳せる。

    [ 目次 ]
    神話・天皇家の名刀
    源平の名刀
    足利将軍家の名刀
    武将・大名の名刀
    徳川将軍家の名刀
    伝承・怪談の名刀

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 「研ぎ上げられ、鏡の如く澄み切った刀身の向こうに、一振りごとに関わっていたであろう幾多の時代を見出したくなってくるのだ」

    こういう基本書に加えて、別に写真集とか持っていると飽きない。

  • 名刀と呼ばれる刀の話がいくつも紹介されている。刀について私は何も知らなかったが、ただ読むだけでも刀の持ち主の話なども出てくるので面白い。巻末に日本刀の基礎知識が14ページも付いていて、とても興味深く読んでしまった。また、巻頭に写真が付いている。無理だとわかってはいるのだが、草薙剣と子狐丸が見てみたかった……。

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著者プロフィール

1969年東京都生まれ。早稲田大学政治経済学部経済学科卒業。6年間のサラリーマン生活を経て、剣と創作の道を突き詰める時代作家業に挑み現在に至る。「辻番所」(光文社文庫)、「算盤侍影御用」(双葉文庫)など、人気シリーズ多数持つ。

「2016年 『江戸常勤家老 隼人の剣 ③』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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