下流社会 新たな階層集団の出現 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 456
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033217

作品紹介・あらすじ

「下流社会」とは具体的にどんな社会で、若い世代の価値観、生活、消費は今どう変わりつつあるのか。マーケティング・アナリストである著者が豊富なデータを元に書き上げた、階層問題における初の消費社会論。

感想・レビュー・書評

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  • アンケートをまとめてあれこれ講評しているだけで、特に目新しいことは書かれていなかった。
    期待して読んだが残念。
    アンケート自体、サンプル数が少なく、それをいじくりまわしても推測で補う部分が多すぎて…
    と思いながら読んでいたら、あとがきにご自身でも書かれていた。

    先に書いてあれば読まなかったのに…

  • 厖大なデータから糞みたいな分析。
    内容は「意欲低くて非正規雇用のやつ増えてんじゃね?」という印象ありきでとってきた信頼性の欠けるデータの羅列にとどまり、目新しい見解も皆無。
    5分で読んだが、それ以上読み込む価値はない。

    著者は自分は下流ではないと思っているのだろう。これしきの男が中流を気取れるのだからまだまだ日本は豊かである。

  • 今ではすっかり日本社会の格差の拡大が当たり前ですが、六年前のちょうど小泉政権終了月に出版された”格差”本。意識調査の結果をもとに世代別、収入別など、それぞれの階層の人の意識がどう変わってきているかを論じている。そして新たな”下流志向”の階層が生まれていると指摘している。中流が上流と下流に分かれてしまっただけでなく、その二極化が固定される傾向がある。その理由の一つに、”下流志向”の下層があるという。キーワードは”自分らしさ”。自分らしく個性あることが重要で、いわゆる上を目指すことを目指さない。したがって下層ほど自分の能力を肯定している。生き方としては悪いとは言えない。足るを知るでしょうか。良し悪しは別として、その人達の消費行動は弱い。日本社会の消費構造もBOP構造に向かっているようです。少子化もあるしこれでは内需は拡大せず、輸出で価格競争しても経済成長なんて難しいでしょう。本書の指摘は非常に重要で、多くの人に影響を与えているようです。ですが、本書の大半はアンケート結果の表やその内容の記述が多く、多少面白みに欠けるかもしれない。本書で引用されている”ドラゴン桜”のセリフが印象的だった。

  •  データとか出して傾向を細かに分析しているのは伝わるんだけど、主張の骨子がいまひとつ伝わってこない感じ。サンプル数少なく説得力もやや弱い。だから、最終的になんだかよくわからないまま終わっちゃってる印象が強い。最近の下流の人はこういう傾向があるかもしれない、くらいの曖昧さ。言わんとせんことはわからんでもないけども、ちょっとインパクト弱くなっちゃってる、と思っちゃったよ。

  • 本書は、下流社会(人生への意欲が低く、所得も低い階層が増えている現代の日本社会のこと)をどう変えるか?といった内容ではなく、上流下流の消費行動やライフスタイルの違いを、アンケートで集めたデータをもとに比較しているだけである。つまり、筆者の意見がない。なので、読み終わっても「それで?」って感じになる。あまり読む価値がない本。

  • 読む価値なし。
    統計データがウソ臭い。

  • マーケティング関係ではトレンデぃ~な一書。

    「下流」というのは著者の造語だそうだが、「基本的には“中の下”であり、食うや食わずの“下層”というわけではない。しかし“中流”に比べれば何かが足りない。何かとは、“意欲”である。中流であることに対する意欲のない人、中流から降りる人/あるいは落ちる人、それが“下流”」なんだそうだ。

    1億総中流時代と言われたのはバブル前の頃であったが、その中流が分解し、下流に向かう人が増えている。

    折しも「社会の格差を首相が認めた」とか何とかが話題となっている。でも意欲や能力がない“下流”なヒトビトが増えて格差が広がっているというのは、別に首相の失政ばかりではなく、物量的に豊かな(だった)時代の帰結なのではないかという気がしている。

    衣食足りて礼節を知るともいうが(日本人に礼節などもうない)、衣食足りて満足しちまったんだろう。

    そういう緊張感のなさが、4点セットとかメディアを毎日にぎわせている社会的問題にも繋がっているのではないだろうか。

  • 鋭い

  • 流し読み

  • 「下流社会」という流行語を広めた話題書。統計学的視点からの理論。

    目次
    <blockquote>第1章 「中流化」から「下流化」へ
    第2章 階層化による消費者の分裂
    第3章 団塊ジュニアの「下流化」は進む!
    第4章 年収300万円では結婚できない!?
    第5章 自分らしさを求めるのは「下流」である?
    第6章 「下流」の男性はひきこもり、女性は歌って踊る
    第7章 「下流」の性格、食生活、教育観
    第8章 階層による居住地の固定化が起きている?</blockquote>
    この本がブレイクしたことで、悲観的な面が強くなったような気がしますが、社会的問題が目立った点はいい事だとも言えますかね。

    マーケティング手法を使い、所得の変化を論じたとも言えます。
    若者のクラスタを複数に分け(女性の類型化)、思考のパターンをプロファイリングし、具体的なストーリーに落とし込む手口は、かなりリアルに聞こえるので、ものすごくウケたのではないだろうか。
    (女性:お嬢系、ミリオネーゼ系、かまやつ女系、ギャル系、普通のOL系/男性:ヤングエグゼクティブ系、ロハス系、SPA!系、フリーター系)

    なるほど世間でいろんな人を見てみれば、こういう典型例に近い人は多い。
    ただ、レッテル張りになってる気もするので、少し怖い点はある。
    怖いもの見たさで、自分がどれに該当するか見てみるのもいいが、辛口な評価をされていたりするので、現実を直視する点がある。
    だから、それを覚悟できるなら、そういう読み方もありかなぁと思う。

    一つ言えるのは、まだこの本の内容は「生きている」ので、世の中を読み解く参考には成るということだろうか。親近感の沸く、しかし怖い内容だと思う。

    ▽関連書籍
    ・<a href="http://mediamarker.net/u/kotaro/?asin=4334034179" target="_blank">下流社会 第2章―なぜ男は女に“負けた”のか</a>

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著者プロフィール

1982年一橋大学社会学部卒業。㈱パルコ入社。マーケティング情報誌『アクロス』編集室勤務。86年同誌編集長。90年三菱総合研究所入社。99年 「カルチャースタディーズ研究所」設立。 消費社会、家族、若者、階層、都市などの研究を踏まえ、新しい時代を予測し、社会デザインを提案している。
著書に『下流社会』『第四の消費』『ファスト風土化する日本』『家族と幸福の戦後史』『これからの日本のためにシェアの話をしよう』『東京は郊外から消えていく!』『人間の居る場所』『中高年シングルが日本を動かす』『都心集中の真実』『ヤバいビル』他多数。

「2018年 『昼は散歩、夜は読書。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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