わかったつもり 読解力がつかない本当の原因 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 1834
レビュー : 238
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033224

感想・レビュー・書評

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  • 時間に追われて斜め読みするくせが身に付いた自分は「わかった」気になっていることが多いので、要注意だ。

  • 4

  • 文中に例文が使用されていて「わかったつもり」がどういった状態なのかが理解しやすかった。また、進行も丁寧で、なおかつ最後にはまとめが記載されており非常にわかりやすかった。

  • この本を読むことで読解力が身につきました!もう誤読が怖くありません!!!!(わかったつもり

  • 国語の点数が上がらない方にはおすすめ。
    コミュニケーション能力向上として読むなら今一つかも。

  • 例文を用いて、私たちが陥りやすい「わかったつもり」ということについて解説してくれる。
    確かに、と頷くことしかできなかった。悪く言うと、それ以上のものがない。
    わかるわからない、という状態がどういうものなのかわかった上で、精読すればいいのかな、結局。

  • 1文章や文においてその部分間に関連がないと分からないという状態を生じる
    2部分間に関連が付くとわかったという状態を生じる
    3部分間の関連が、以前より、より緊密のものになると、より分かったよりよく読めたという状態になる
    4部分間の関連を付けるために、必ずしも文中に記述のない事柄に関する知識をまた読み手が作り上げた想定・過程を私たちは持ち出して使っている

    1文脈が分からないとわからない
    2文脈がスキーマを発動し、文脈からの情報と共同して働く
    3文脈がそれぞれの部分の記述から意味を引き出す
    4文脈が異なれば異なる意味が引き出される
    5文脈に引き出されたそれぞれの意味の間で関連が出来ることで文が分かる

    1文章の構成に読み手が惑わされた分かったつもり
    結果からという分かったつもり
    最初からという分かったつもり
    色々という分かったつもり
    2読み手の既存のスキーマによる分かったつもり
    全体に当てはめられやすいスキーマ
    部分に関してあてはめられやすいスキーマ
    善きもの、無難

    1分かったつもりの状態
    2新たな文脈による、部分からの新しい意味の引き出し
    3引き出された意味による矛盾・無関連による分からない状態
    4新たな無矛盾の関連付けによるより分かった状態

    1整合的である限りにおいて、複数の創造;仮定、すなわち解釈を認めることになります。間違っていない限り、また間違いがあらわになるまで、その解釈は保持されてよい
    2ある解釈が整合性を示しているからといって、それが唯一正しい解釈と考えることは出来ない
    3しかし、ある解釈が周辺の記述やほかの部分の記述と不整合である場合には、その解釈は破棄されなければならない。

  • A.「わからない」「わかる」「よりわかる」について
    ①文章や文において、その部分間に関連がつかないと「わからない」という状態が生じる。
    ②部分間に関連がつくと「わかった」という状態が生じる。
    ③部分間の関連が以前よりより緊密なものになると「よりわかった」「よりよく読めた」という状態になる。
    ④部分間の関連をつけるために、必ずしも文中に記述のない事柄に関する知識を、また読み手が作り上げた想定・仮定を私たちは持ち出してきて使っている。

    B.文脈のはたらき
    ①文脈がわからないと「わからない」。
    ②文脈がスキーマを発動し、文脈からの情報と共同して働く。
    ③文脈がそれぞれの部分の記述から意味を引き出す。
    ④文脈が異なれば、異なる意味が引き出される。
    ⑤文脈に引き出されたそれぞれの意味の間で関連ができることで文がわかる。

    C.どのようなときに「わかったつもり」が作られやすいのか
    ①文章の構成に読み手が惑わされた「わかったつもり」
    ・「結果から」というわかったつもり
    理由や過程を、結果を導くのに都合の良い情報に読み替えてしまう。
    ・「最初から」というわかったつもり
    変化前と変化過程を無視して、初めから「変化していた」と読み取ってしまう。
    ・「いろいろ」というわかったつもり
    文章内容を抽象化したことに満足して、細部の矛盾に気づかない
    ②読み手の既存のスキーマによるわかったつもり
    ・全体にあてはめられやすいスキーマ
    ・部分に関してあてはめられやすいスキーマ
    ・善きもの
    ・無難

    D.「わかったつもり」からの「読み」の進展過程
    ①「わかったつもり」の状態
    ②新たな文脈による、部分からの新しい意味の引き出し
    ③引き出された意味による矛盾・無関係による「わからない」状態
    ④新たな無矛盾の関連付けによる「よりわかった」状態

    E.読みを深めるための「想像・仮定」に関する制限
    ①整合的である限りにおいて、複数の想像・仮定、すなわち「解釈」を認めることになる。間違っていない限り、また間違いがあらわになるまで、その解釈は保持されてよい。
    ②ある解釈が整合性を示しているからといって、それが唯一正しい解釈と考えることはできない。
    ③しかし、ある解釈が周辺の記述や他の部分の記述と不整合である場合には、その解釈は破棄されなければならない。

  • スキーマ
    私たちの中に存在しているひとまとまりの知識

    活性化
    全体の知識の一部分にスポットライトを当てて使えるようにすること

    プライミング
    記憶のある領域を事前に活性化しておくと、その部分の反応が早くなること

    文脈
    何の話かということ
    文脈がより細かく指定されると、それだけ多くのスキーマが発動されやすくなる

    文脈を交換することで、部分から引き出されるものが異なるということは、引き出されているものが文章に書かれているわけではないということ

    文脈の大きな力
    ①文脈が分からないと「わからない」
    ②文脈がスキーマを発動し、文脈からの情報と共同してはたらく
    ③文脈がそれぞれの部分の記述から意味を引き出す
    ④文脈が異なれば、異なる意味が引き出される
    ⑤文脈が引き出されたそれぞれの意味の間で関連が出来ることで文がわかる

  • 文脈から「想像、仮定」を構築し、「わかったつもり」を解消し、「わかる」から「よりわかる」へ、「読み」を深めよう。

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