ニューヨーク美術案内 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033255

感想・レビュー・書評

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  • これは千住博さんと野地つねよしさん共著のニューヨークの美術館案内だ。色んなアーティストの見方や色んな美術館との関わり方、アート作品の鑑賞の仕方がわかりやすく描いてあってためになった。一番頭に残ったのは、日本では美術館では静かに鑑賞する傾向にあるが、ニューヨークの美術館ではおしゃべりして、感想を言い合いながら楽しく見て回るということ。ニューヨークに行って、そういう体験をしてみたくなった。

  • とても読みやすくて、読み終わった頃には、きっと絵に対する見方が変わります。
    N.Y.の美術館へ行くのが、とても楽しみになりました。
    そして、ホットドッグとパパイヤジュースを食べることも!

  • 日本画家千住博さんを好きになったきっかけの本。
    アートを自由に楽しんでいいのだと思わせてくれます。
    読んだあと、即旅行先をニューヨークに決めました。ニューヨークでのアート観賞が何倍も楽しくなります。

  • なるほど!ニューヨークではホットドッグとパパイヤジュースをランチにして美術館めぐりをするのね!(・∀・)ニヤニヤ
    人物画を見るときは耳をチェックして、すべての絵を50センチの距離から見つめる。自分が画家になったつもりでどう描くかを想像する。理解できない作品があっていい。こういうものもあるのだと許容する。
    勉強になる一冊!

  • キンドルで。これを読んでMOMAに行ってきた。本当によく分かって、近代美術がぐっと身近になったきがする。ソーホーなどにも足を伸ばしてみたかったな。

  • 美術品の鑑賞のコツ、美術館自体への理解のしかたが示してあり
    とても面白い。


    「絵の前50cmの位置に立ってみる」という方法は教わってよかったなと思った。

    どうして50cmかというと、

    <誰でもだいたい腕の長さは同じだから、画家はその位置からその絵を描いたのだということになる。
    そこで画家の息遣いを感じる。>

    ということだそうだ。


    とても納得したし、実際にMetropolitanでやってみた。


    50cmはけっこう近くてドキドキする
    と同時に
    ほんとうに画家の気持ちがわかるような気がしてくる。

    この鑑賞方法はおすすめ。


    文章も読みやすくて
    全般、筆者の美芸への熱意が伝わってくる良書。

  • 画家・千住博の芸術論炸裂。
    これまで10年以上もアートに携わっているのに、目から鱗の視点ばかりでした。

  • メトロポリタンやMOMAに早く行きたくなる。「えっ?なにこれ」な現代美術の見方のヒントがあるのは楽しい。

  • 敷居高く感じる美術絵画を楽しむために、非常にわかりやすい手引きとなる。

  • メトロポリタン美術館の歩き方から、難解な現代美術の鑑賞方まで、ニューヨークのアートシーンを舞台に楽しく学べる本。
    まるでニューヨークのギャラリーを見て回っているように、肩の力を抜いて楽しく読める。
    「現代美術って・・ちょっと・・」という人には、是非オススメ!

著者プロフィール

1958年東京都生まれ。82年東京藝術大学美術学部卒業。87年東京藝術大学大学院博士課程修了。ヴェネツィア・ビエンナーレで東洋人初の名誉賞受賞。大徳寺聚光院の襖絵、羽田空港第二ターミナルの壁画、APEC JAPAN2010の会場構成など。革新的な日本画が国際的な評価を得ている。

「2015年 『千住博全版画カタログレゾネ1988-2015』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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