- 光文社 (2005年11月16日発売)
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感想 : 21件
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Amazon.co.jp ・本 (190ページ) / ISBN・EAN: 9784334033309
みんなの感想まとめ
「恥ずかしい」という感情の根源を探る本書は、自分と他者との関係性に焦点を当て、羞恥心がどのように形成されるのかを分析しています。著者は、特に「ほどほどに関係が重要な相手」や「中間的な親密さの他者」に対...
感想・レビュー・書評
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「恥ずかしい」という気持ちがどこから生じるのか、自分と周りの人との人間関係に注目し、分析した本。
筆者によると「ほどほどに関係が重要な相手」「中間的な親密さの他者」に対して、羞恥の程度が高くなるという。
確かに、自分が恥ずかしいと感じるときを想像したら納得できる。”ほどよいタニン”の目があるから、我々は自分の行動を律することができるのかもしれない。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
タイトルが興味深かったので。
着眼点はおもしろいけど,あまり研究されていない分野だからか,事例が少ないのと,どこか説得力にかけるのが気になったかな。
新たなことを知ったというよりは,自分が日頃感じていたことの確認って感じ。
印象に残ったフレーズは「ほどほどに関係が重要な相手 」。たしかにそんなひと相手にミスしたらはずかしいかも。 -
p94
社会心理学者のバウイマイスターらは、個人が集団から排斥される3つの要因を挙げている。
1つは「集団の存続や福祉に貢献できない」ことであり、(中略)
2つ目は[協調性や道徳性の欠如」である。(中略)
最後が「対人魅力の欠如」である。 -
読み口が軽く、スムーズに読めた。
個人的には社会心理学者のバウマイスターらがいうところの、個人が集団から排斥される三つの要因
・集団の存続や福祉に貢献できない
・協調性や道徳性の欠如
・対人魅力の欠如
に、個人が認識する「ミウチ・タニン・セケン」の範囲を掛け合わせると、羞恥心の存在が明らかになるのかな。 -
カテゴリ:教員著作物
人間関係学科:菅原健介教授の著作物 -
友人が電車の中で化粧をする女性の話をしていたので改めて読み直してみました…
なぜ電車内で化粧をする女性、電車内で食事(パンなど)をする人、床に座る若者が現れたのか?
その行為を非難するわけではなく、社会と個人の関わり合いの変化に原因を求めています。
先の問いに答えを出すなら、彼らにとって電車内が公共空間ではないからということになる。
ではなぜそのように考える人たちがでてきたのか?
筆者は「地域コミュニティーの崩壊」や「プライベートスペースの拡大」など様々な切り口からこの問いにアプローチしています。
羞恥心はどこへ消えたのか?
日常の何気ない変化の理由について考える姿勢がまずもって好きです(笑)本当に日常の中に社会学の種は落ちてるんだなぁとも思わされます。
この本に関しては賛否両論分かれると思いますが、それもまた一興。一度読んでみるとなかなか面白いと思います。
アンケート結果なども面白かったですし…普段、電車内で化粧をする人でも、近くに同世代の異性がいる場合はやらないそうですよ(笑)
まぁその理由についても筆者は考察してるんですが…
斜め読みしたのでアレなんですが、インタビュー調査がなかったことが少し心残りでした…必要ないのかもしれませんが、何となく「?」と思う点がいくつかあったので星は3つです。 -
日本は恥の文化と考えられるくらい「人様に対して恥ずかしくないよう振舞う」ことが日本人の美徳と言われていた。
だがそれが近年崩れ始めた? という恥についての学者の研究書。 -
2011.5.30
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社会心理学的に「日本の恥の文化」の現状をまとめた内容となっている。
地べたにすわるベジタリアン、社内で化粧する女性など、若い世代の行動に着目し、「恥」というものがどういうメカニズムを持っているのか、現状はどのように変化しているのかを簡潔にわかりやすくまとめている。
結論的には、落ち着くところの落ち着いていてサプライズが無いのが少し物足りないが、楽しく気軽に読める一冊。
ジブン本位の基準が強くなってきていると書かれているが、これこそが現代の日本の教育における課題ではないかと感じる。 -
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[ 内容 ]
近年、駅や車内などで地べたに座り込む「ジベタリアン」、所構わず濃厚なラブシーンを演じる「人前キス」、電車の中で平気で化粧をする「車内化粧」など、街中での“迷惑行動”が目につくようになった。
かつて、アメリカの文化人類学者ルース・ベネディクトは日本を「恥の文化」であると規定した。
しかし、今、この図式は成り立つのだろうか。
普段、私たちは「恥ずかしい」という感情を毎日のように体験するが、羞恥心の性質についてはあまり知られていない。
人間はなぜ「恥じらう」のだろうか。
「羞恥心」は何の役に立っているのだろうか。
そして現代社会で何が起こっているのだろうか。
「恥」から見えてきたニッポンの今。
[ 目次 ]
序章 ジベタリアン現象―蔓延しつつある迷惑行動(「日本人の美徳」が崩れ始めた? 見過ごせない事態 ほか)
第1章 恥にまみれた人生―日常生活は常に「警告」されている(「警告」される理由 「恥ずかしい体験例」を集めてみたが… ほか)
第2章 生きていくための必要なもの―人類の歴史的産物(なぜ他者の機嫌をとらなければならないのか サバイバルに有利に働く能力 ほか)
第3章 もし誰かに裸を見られたら―恥の基準と多様性(坊っちゃんと天麩羅 女子大生たちのイメージギャップ ほか)
第4章 玄関を出ればタニンの世界―ジベタリアン的心性の拡大(誰の目が気になるのかほどほどに関係が重要な相手 ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
「恥じらい」という営みから社会に切り込んでいく本書。
恥じらいは、言語や文化を超えたものだと思っていましたが、言語や文化に大なり小なり影響を受けていることは新たな発見でした。特に、「裸を見られたらどこを隠すか」という箇所は、その国の文化を色濃く反映している面白い事例ではないかと思います。
また、恥じらう際の笑いについての言及は、普段何気なく微笑んでしまう自分のその行為がいったい何を意味するのか、解説してくれることと思います。
題名にひけずおとらずのインパクトのある内容でした。
本書が、恥じらうことについての入門書になるのではないかと思います。 -
たとえば公共の場での大声の会話とか、電車の中で食べ物を食べるとか、コンビニの前にたむろするとか、若者のそのような行動には羞恥心が感じられないということを、「羞恥心を感じる行動が変わってしまった」という方向から論じています。
しかしながら「羞恥心を感じる行動が変わってしまった」という論点から始まった話が「羞恥心は正常に機能していない」で結ばれてしまい、最終的にわかりやすいぐらい論点がずれています。 -
羞恥心は消えたというよりも、その形を変えて存在しているのだと解釈した。
私は18歳であるから、「若者は同世代と違う行動をとったりすることに羞恥心を覚える」という見方に共感を覚えた。 -
これぞ待ってたという感じの本だった。簡単な社会心理学入門チックで。とてもよく分かる。随所に見られるデータが丁寧で、よく研究してるし、自分が何やってるかよく分かってる人なんだろうなーって思ってとっても楽しく読めた♪
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発想がなかなか面白いと思いました。
地べたに座る、人前でキスをする、電車で化粧するetc、
そんなことをしてなぜ恥ずかしいと思わないのかを考察した本。
ま、要するに羞恥心自体は残ってるんだけど
自分にとって重要な「世間」が変化しているって結論かな。
彼氏に化粧してるトコを見られたら恥ずかしくても
車内の見知らぬ人相手なら別に恥ずかしさなんて感じない。
そんなに難しい本でもないし、気が向いたら読んでみてもいいかも。
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『日本人の自我』というものを研究テーマに据えたとき、『恥』という感覚・概念は外せないファクタだと考えました。
もう論文としては書き上げてしまいましたけど、本書を読んで強くその考えを確信しました。
羞恥心、うーん、とっても需要!
羞恥心から解放されて、個人の自立が叶って素敵な現代!とはいかないですね。
やっぱり世間・社会の細分化、それに伴う共感性の落差・欠如というやつが気になります。
うーん。
光文社新書はタイトルがうまい!
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面白かったよ、途中までは。新書の大部分は半分の厚さでいいよね。
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少し前に読んだのですが、なかなか面白かった、はず。
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はずかしいって感覚は大切なんですね。
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菅原健介の作品
