99・9%は仮説 思いこみで判断しないための考え方 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 4076
レビュー : 589
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033415

作品紹介・あらすじ

「最近どうも頭が固くなってきたなぁ」そんなあなたにつける薬は"科学"です。文系理系を問わず、科学のホントの基本を知るだけで、たったそれだけで、あなたの頭はグニャグニャに柔らかくなるかもしれないのです。科学の基本-それは、「世の中ぜんぶ仮説にすぎない」ということです。思いこみ、常識、前例、先入観、固定観念…そういったものにしばられて身動きがとれなくなっている人っていますよね?「なんでこんな簡単な話が通じないんだ!」ってイライラしますよね?そんなときは、気休めにこの本を読んでみてください。きっと、ものの考え方から世界の見え方まで、すべてがガラリと音を立てて変わるはずですから。

感想・レビュー・書評

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  • 科学というものの不完全さ
    すいすい読めるんだけど例え話がぴんとこないのばかりで「??」となってしまった
    タイトルの、99.9%は仮説、で、ほぼ話が済んでるというかそれ以上の情報がそんなになかった印象……

  • 人は、何か一つの真実があると思った方が安心する。何か「確かなものがある」というある種の安心感のようなものは生きていく上で重要だ。だからこそ人は宗教に走るのかもしれない。

    科学にしても同様だ。人は「科学的にこういうことが言える」と言うとそれを安易に受け入れてしまいがちだ。しかし本書が指摘するのは、そういう風に当たり前、当然の事実として受け入れてしまっている科学的事実が、実は仮説に過ぎないかもしれない、と疑う姿勢を持つことの重要性だ。

    人は大仮説、つまり世の中を捉えるための大きな思考的枠組みの中で生きている。その枠組みというのは至極当たり前すぎて疑うことをしない。逆に言うと、その枠組みで説明できない事柄はなかなか受け入れることはできないし、世紀の発見は往々にしてその枠組みの外から生まれるのだ。

    本書が説くのは、当たり前のことだと思って受け入れている様々な事象を疑ってみるという姿勢を持ってみることの大切さだと思う。無論、疑ってばかりでは日常生活に支障をきたすだろうが、少なくとも今正しいと思って受け入れている事実もあくまで仮説に過ぎないのでは、とたまに思い返してみること。そうすることで批判的な思考というものも鍛えられるのではないだろうか。

    本書は一貫してずっと同じことを言っている。それが冗長だと思う人もいるだろうが、これぐらい繰り返された方が主張は記憶に残るよなぁとも思った。

  • 常識だと思っていたことが、すべて仮説にすぎない。
    言ってることは分かるけど、途中から「だから、何?」という気はしてくる。

    賢い人は、自分より真理を知っていたり真理に近かったりするわけではなくて、その人の世界の仮説が自分の世界の仮説より広くまで至っている、ということなのかも。真理は存在しないわけでなくて誰も到達できない性質のもの。分からない世界を把握して受け入れるには、相対性理論を理解するような、諦念が必要なのか。
    誰も宇宙のすべてを理解してはいない。自分の持っている宇宙観が自分の宇宙。

    ネッカーの立方体はほんとに集中しても3秒で切り替わってしまう。なぜなのか分からないけど面白い。

  • 『実は常識のほうが大きく間違っていた』と思っていた常識が大きく間違っていた、と思っていた常識がまたまた大きく間違っていた!と思ってよく計算したら一番最初の仮説が一番真理に近かったかもしれない!?
    みたいな本。
    天動説と望遠鏡、ロボトミー手術と都合の悪い事実に結果論でしかない歴史。それらを受けて、全てが今現在最新の仮説を立てているだけの状態。
    現代の人は過去の人よりも未来に生きているというだけで今を定説のように盲信してしまう。
    この先の未来にはもっと優れた科学の発展があるんだろうし、そこで「夢が現実で現実が夢だった」とかそんな馬鹿なってこともわかっちゃうかもしれないとかとか、そんな本。

  • 内容がないとは言わないがスカスカ

  • 世の中は仮設で成り立っているとした考え方。物事を疑ってみることも時には必要だと感じた。ただ常に疑うのは疲れるので、読書や仕事時に疑問を感じる感覚を身につけていきたい。

  • 「当たり前に信じられている科学も実は仮説に過ぎない。科学は反証されるもの故に決定的な証明は絶対にできない。」この本のエッセンスはこれだけかな。色々実例を出しているけど全て必要とは思えない。文字が少なく余白が多い使用と相まってページ稼ぎに感じる。一般常識や普段の思い込みも一緒くたに仮説と括っているのに違和感がある。

  • 初めて新書って面白いな、と思った大切な本。
    大学の哲学のレポートテストで、何にも授業受けてなくて困って、とっさに生協で買ったのがこの本だった。
    本当に面白くて、あっという間に読み終わった。そしてこの本の内容をそのままレポートに書き込んだ。
    結果…哲学の単位は落とした(笑)
    授業の内容と本の内容が異なっていたのだから、しょうがない。しかし心の中では、「あなたの授業より、この本の方がずっと面白くて為になった」と思っていた。そういった意味でも思い出深い。

  • 相対性理論によってバカの壁が説明できるのかもしれない。面白い本で一気読みでした。

  •  世の中でまかり通っている「科学的な」論理ってのは、そのほとんどが仮説だ、という著者の主張がとてもわかりやすい文章と具体例で書かれている。

     読み進めていくうちに、科学の本というよりは、文系的な哲学の本のように思えてきた。データがどうのこうのというよりは、著者の結論が「相手の立場になって物事を考える視点の大事さ」だったからだ。

     世の中の人間は、あるメガネをかけて生きている。それはその人にとっての「常識」とも言うべきもので、普通、そのメガネをかけていることすら意識しない。

     著者も書いていたことだが、まずは、自分がどういうメガネをかけているのかを自覚したほうが、世の中をもっと様々な角度からみることができるできるようになる。もちろん、それがいいかどうかは別にして。

     少なくとも個人的には、できるだけ正確なメガネをかけて生きていきたいと思う。そのためには、世の中の人間がかけているメガネに、どれぐらいの種類があるのかを想像するのと同時に、目の前の友達の立場にたって物事を考える習慣が必要だ。

     その習慣づくりをサポートするひとつのメガネのかけかたとして、本書は助けになったと思う。

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著者プロフィール

科学作家。1960年、東京生まれ。筑波大学附属高等学校卒業後、東京大学教養学部教養学科卒業(専攻、科学史・科学哲学)。その後同大理学部物理学科卒業。マギル大学大学院博士課程修了(専攻、高エネルギー物理学理論)。理学博士(Ph.D.)。NHK Eテレ「サイエンスZERO」ナビゲーター、フジテレビ系「たけしのコマ大数学科」解説担当など、テレビやラジオで活躍。現在は2016年4月に開校した「YES INTERNATIONAL SCHOOL」の校長として、学校経営にも奔走している。

「2017年 『子どもが主役の学校、作りました。』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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