- 本 ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334033521
感想・レビュー・書評
-
【目次】(「BOOK」データベースより)
テツはこう乗っている 日常編/テツはこう乗っている 旅行編/テツはここに感動している/テツはこう得している/テツはこれを撮っている/テツはこれを集めている/テツはこれを食べている/テツはこう乗っている 海外編詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
かなり面白かった。
この本の定義によれば、私は "非テツだけど、テツ分はある" くらいの感じだろうか。
「テツはやることが多すぎて寝台特急では徹夜する」にはウけた。
-
鉄ちゃんの入門書。生態がわかり面白かった。奥深いねえ
-
近年、テツの人たちが大きな顔をして闊歩してゐるのを、わたくしは若干苦々しく感じてゐる―
などと書くと怒られさうですが、実際テレビの番組欄を見ても、地上波衛星放送問はず、たいがいの局が鉄道旅の番組を拵へ、しかも頻繁に再放送までされてゐます。まあ実際は鉄道番組といふより鉄道沿線の観光案内みたいな内容ですが、やはり尋常ではない状況だと愚考してゐます。
これだけ多くの番組が作られるといふことは、それだけ鉄道旅に関心がある人が多いといふことになりますかな。それが即ちテツが殖えてゐることにはならないかも知れないけれど、間違ひなく以前(10-15年くらゐ前)から比較すれば増殖してゐると肌で感じるのであります。
そしてその予備軍とでもいふべき存在も多く、本書ではさういふ人達を対象に、「ひよつとしたら自分もテツではないのか?」と覚醒させ、皆でカミングアウトしませうといふ試みがされてゐます。
.........などと畏まつていふほどのこともありません。要するにテツの生態を解説した一冊であります。
実際に非テツが感化される内容なのか疑問ですが、例へば某テレビ局のプロデューサーが本書を読んで、実際に鉄道ドラマを作つてしまつたとの話もあります(コミック『鉄子の旅プラス』より)。一定の影響力は示したと申せませう。
なほわたくしが一読した感想は、「ああ俺はテツぢやないな、良かつた」といふものです。めでたしめでたし。
※2010年に本書は『鉄ちゃんに学ぶ「テツ道」入門』と改題されて文庫化されてゐます。その後の新情報などが加筆修正されてゐるさうですので、新たに購買する方は、こちらをどうぞ。
http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-524.html -
ちょっと古い本だが、具体的な鉄道旅行のプランなど、おもしろかった。
-
趣味でも仕事でも、エクストリームというかエキセントリックな人のこだわりとか思想を見聞きするのが好きなので、その一環として読み始めたら面白かった。まぁ、読み物として面白くするために、多少誇張したりはされているのだと思うのですが、「テツってこんなことにまで喜んでるの!?」というポイントや、ジレンマなどが軽妙に語られていて結構笑いました。
最近、「テツ子なんだね」とか、「テツなの?」って言われることがあり、そもそもそれってどんな方たちなのかしら?とも思っていたのですが、やはりホンモノは違う!という気持ちを新たにしつつ読み終わりました。(私は単に車がないからどこに行くにも電車・バスなだけの人。) -
≪目次≫
1、テツはこう乗っている 日常編
2、テツはこう乗っている 旅行編
3、テツはここに感動している
4、テツはこう得している
5、テツはこれを撮っている
6、テツはこれを集めている
7、テツはこれを食べている
8、テツはこう乗っている 海外編
≪内容≫
テツ=鉄道マニア(最近は「てっちゃん」とも呼ばれるが)の習性を書いた本。著者も筋金入りのテツであり、こうした著書の多い人。
私も初期テツなので(多分〝乗りテツ”である)、微笑みながら読んでいたが、近年、マナーを知らないテツが増え(それも大の大人が)、鉄道関係者から迷惑がられているので、テツの〝仁義"ももう少し書いてほしいな、と思った。
学校図書館から。 -
鉄道好きがどのような観点で鉄道に楽しんでいるかを解説する本。
自分が鉄道好きといっても大したことはないな、と思ってしまう一冊でした(笑)
でも本当にすべての鉄道好きがこんなふうに楽しんでいるのかと思われるとそれはそれでマニアっぽすぎてどうなの、とか思ってしまうが…
自分としては楽しめるけど、偏見がある人にはそれを助長するだけの本になってしまわないかが不安です。 -
本書が言うところのテツ分はあると思う。だから、もっと目新しい楽しみ方があるのかと読んでみたのだが、ほとんどがどこかで読んだか、聞いたか、見た内容だった。なら、自分も鉄ちゃんの一人なのだろうが、紹介されたどの鉄ちゃんにも当てはまらない。言うなら、アームチェア鉄ちゃん、インドア鉄ちゃん、家テツ。
架空鉄道派、箱庭鉄道派について語られていないのも片手落ちの感がある。
著者プロフィール
野田隆の作品





