読書の腕前 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 445
感想 : 66
  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334033941

作品紹介・あらすじ

読書しない人生は、書〜もない人生-"空気のように本を吸う男"の体験的読書論。

感想・レビュー・書評

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  • 最近の自分の読書への取り組みに対して少々疑問を持っていたので、参考にする程度のつもりでkindleで探した本。内容に全部同意をしたわけではないが、本格的に読書を趣味にしようとした忘れかけていた動機(色々な人の人生を体験できるという点において自分への考え方の肥やしにしようと思った)を思い出した。他にも「狭い場所の方が落ち着いて読める」という点には同意。あと「チューニング」(作者が築き上げた世界の中に読み手が上手く波長を合わせながら読み進める作業)には納得。本を片手にぶらりと電車の旅、最近してないなあ。後半の部分はあんまり参考にならないかなあ。自分自身の読書の腕前はまだまだこれからだと思います。感想はこんなところです。

  • 2011/7/17
    岡崎さんは私が信頼する読書家。古本関連を中心に多くの著書を読んで来ましたが、読書論としてこれがベスト。とっても力が入ってます。読書生活に役立つ情報が満載です。本好きは必読。

  • 読書と言うものに術や技があるのかって言う根本がありますが、それぞれの方法論や揺るがない軸はあったりすると思うので、いわゆる「本の本」って言うものは好きな部類となります。すすめられた本を即読むかどうかは別としても、一つのフィルタを通して見れる本の世界と言うのは、また面白いものだと思うので。

  • なんとなく肌に合うライターさんだなと思い、既刊本を探して辿り着いた2007年の新書。わりと最初のほうで、積読に対する罪悪感を払拭してもらいました。著者の若かりし日の記憶と一緒に紹介されている本の大群の中で、日常を淡々と描いた作品がよく目にとまり、そこに惹かれるのだろうなと改めて実感。関西育ち特有の感覚を、自然と共有しているから楽しめる部分もあるような気はします。

  • この著者の鏡のようにほぼ同じ方法で本を買い、読んでいる。
    違いは、入り方に「旅」と「映画」もあることと、本に線は引かないこと。
    内容に共感と賛同しながら読了。

  • ツン読オッケー

  • 本の本

  • コメント

  • 著者は読書との格闘をしてきているような印象を持った。読書案内は、私の趣向と違うので参考になる。

  • 『教養』とはつまるところ『自分ひとりでも時間をつぶせる』ということだ。それは一朝一夕にできることではない。働き蜂たちの最後の戦いは、膨大な時間との孤独な戦いである。(p.29)

    「歩くということは、じぶんがじぶんからぬけだしてきた感じをもって、いろいろなキズナからときはなたれた感じをもって、一人の自由な孤独な人間となって歩くということだ」(p.46)

    「歩く」というのは、ほかの移動手段にくらべればはるかに不便だ。自転車、バイク、自動車、電車、あるいは飛行機…時間と距離の効率において、「歩く」ことは、そのどれにも及ばない。また「ながら」も利かない。音楽を聴きながら、ぐらいはできても、歩きながらの読書や、またノートパソコンを使っての原稿書きもまず無理。折り鶴だってできないだろう。「歩く」ときは、「歩く」ことに集中するしかない。このこともまた、読書と似ているのではないだろうか。(p.48)

    「たとえば夏の終わりの高知の町のはずれの喫茶店で、いま読んでいる面白い本のことを考えながら、自分の周囲に日常的にある光景を見るともなく見て、コーヒーを飲んでという、まるっきり世間離れのしたそういう時間は、愛しいですよ」(p.156)

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著者プロフィール

1957年大阪府生まれ。立命館大学卒業後、高校の国語講師を経て上京。出版社勤務の後、フリーライターとなる。書評を中心に各紙誌に執筆。「文庫王」「均一小僧」「神保町ライター」などの異名でも知られる。『女子の古本屋』『上京する文學』(筑摩書房)、など著書多数。野呂邦暢作品では『夕暮の緑の光』(みすず書房)の編集も担当した。

「2021年 『愛についてのデッサン 野呂邦暢作品集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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