心にしみる四字熟語 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
3.18
  • (2)
  • (2)
  • (5)
  • (0)
  • (2)
本棚登録 : 35
感想 : 3
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034221

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 円満字二郎(えんまんじ じろう)著「心にしみる四字熟語」、2007.10発行です。自業自得(太宰治、御伽草子)、悪事千里(樋口一葉、大つごもり)、因循姑息(谷崎潤一郎、細雪)危急存亡(森鴎外、舞姫)などのように、近代日本文学に出てくる四字熟語の説明、なかなか面白い試みだと思います。楽しく読了しました。因循姑息、切歯扼腕、密雲不雨、雨奇晴好など知らなかったり使ったことのない熟語もありました。「正々堂々」好きな言葉です。「人面獣心」は嫌ですね(^-^) 貴乃花親方は正々堂々ではないような気がします!?

  • こじつけというか、深読みに過ぎると感じた。

    しかし、四字熟語の出典や成り立ち、作家の背景など様々な観点から見ることのおもしろさ、価値を教えてくれた。
    ただ娯楽としてではなくいろいろな視点を持って読むのもおもしろそうだなぁ。

    結果として作品について深く考察できているようで、興味深い

全3件中 1 - 3件を表示

著者プロフィール

円満字二郎(えんまんじ・じろう):1967年生まれ。大学卒業後、出版社で国語教科書や漢和辞典などの編集を担当。2008年に独立。現在は、ライターとして漢字に関する辞書やエッセイなどを執筆するほか、東京や名古屋のカルチャーセンターで漢字に関する講座を持つ。著書に、『語彙力をつける 入試漢字2600 』(筑摩書房)、『漢字が日本語になるまで』(ちくまQブックス)、『漢字ときあかし辞典』『部首ときあかし辞典』『漢字の使い分けときあかし辞典』『四字熟語ときあかし辞典』(以上、研究社)、『漢字の動物苑』(岩波書店)など多数。

「2023年 『高校生のための語彙+漢字2000』 で使われていた紹介文から引用しています。」

円満字二郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×