お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)
- 光文社 (2007年11月16日発売)


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本 ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784334034252
感想・レビュー・書評
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2007年に出版された本ではあるが、現代にも通じるような事が書かれていてとても面白かった。金融リテラシーという言葉は中田敦彦のYouTubeで知った言葉であるが、この当時からこのように警鐘を鳴らしておりこれから長い人生を送る自分にとっては必携の本になると思った。ここから私は、まずは自動天引きできる積立預金と小規模から始められるインデックス投資を始めたいと思った。
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一言で言うと、こういう本が欲しかった。
まさにそういう一冊。
私は子供時代からお金について学ぶ機会がなかった。
お金ばかりに囚われていたら不幸になると呪文をかけられていた。
お金よりも大切なものがあるのは確かだが、お金がなければやりたいことも自分で選べないのにも関わらず。
知識としてでなく、読んだことを実践する。
この本にはその力があるし、自分もやろうと思う。読みやすい。誰かに進めたくなる1冊だった。 -
本棚にあった本を久しぶりに読んでみた。
お金を銀行に預けても増えないから、運用をしようという内容。
この本を読んだ当時、なるほど~と思ったが、投資信託を1万円ずつ4種類、4万円積立する、というところでつまずいてしまって、月に4万円は無理だな~というところで終わってしまい、始めずじまいだった。
今思えば2万円でも始めておけば、この15年でずいぶん増やすことができたのではないかと、強く強く思う。
たまには昔の本を読む意味はあるなと思った。この反省を生かさないと。 -
2007年の本。読み返してみたが、金融の基本がわかりやすく解説されている。読みやすい。今の投資環境では少し古さがあるが、基本はこの本で良いくらい素晴らしい。
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2007年でこの先見の明。すごいです勝間さん。
何も勉強しないからいつまでも労働でしか対価を得られないんでしょとバッサリ。運用しないからいつまでも資金が少ないままなんでしょとドS発言。
ただ飯なんてものはない
(There is no such thing as a free lunch)
不動産を売買するときには【流動性の高さ】を考慮する必要があります。
資本主義というのは、厳しいいい方をすれば『賢くない人から賢い人へお金が流れるしくみ』だと思っています。
分散投資をすすめる勝間さんの渾身を込めた1冊。 -
社会人になりたての頃、新書を読むことで背伸びがしたくて買ったような記憶がある。あの頃もっとちゃんと読んで、すぐ実践していたら良かったと思うが、当時は余剰資金なんかなかったので仕方がない。NISAもなく投資=危険というイメージが浸透していたように思う。ある程度の金融リテラシーが身についた状態で読むと、初心者向けに良心的に解説されていることがよくわかる。基礎的な考え方を勉強するのに最適。タダ飯はない、リスク分散等。機会損失の大きさに気づくことは、金融に限らず何をするにも当てはまる。
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金融リテラシーの基本と実践。
2007年に出版された本ですが、今の時代でも参考になる実践方法でした。 -
クリエイターの端くれとして「無償でもの作りをする」ことに対する議論を年に数回は耳にする機会がある。でも、じゃあ自分のお金に対するリテラシーというか、倫理観みたいなものはどうなんだろう、と考えた時に何も思い浮かばなかったのでこの本を手に取ったんだと思う。多分。
著者の勝間さんについては「一時期テレビに出ていて、結構ハッキリ物を言うさっぱりした女性」というイメージしかなかったんだけど、めちゃくちゃスゴい経歴を持っていたとは知らなかった。そして丁寧で親しみやすい文章から「教えてやる」ではなく「皆にも知ってほしい」という姿勢が感じられて好感を持てた。家電量販店とかで説明を聞きたい時、良いところだけじゃなくてダメなところもちゃんと正直に教えてくれる店員さんをホイホイ信頼してしまうタイプの人間なので、騙されないぞ!という気持ちは気付いたらどこかに消えていたし、自分も投資を始めてみようと思ってる。
この本にも書かれているけど、日本人は(自分がこの目で海外の思想と比較したことあるわけじゃないからこういう物言いもあれだけど)お金に対して慎ましくあることが美徳だ、という考え方が根付いている気がして、一番最初に書いた「無償でもの作り」もそのひとつだし、お金の話は下品、というイメージがついてたりしそうな認識はある。だからこそお金について学ぶ機会が社会科の授業でちょろっとだけ、くらいしかないし、そうなると自分で掴みに行くしか選択肢がない。
自分はこの本を読んで、投資ってのは「世界が進む未来への期待」を示すものに近いのかなと感じた。勝間さんが本書で提唱している「ドルコスト平均法」で積み上げられていく利益ってのは「世界は一歩ずつ、ゆっくりだけれど着実に良くなっている」という事実がもたらしてくれるプラスなんだろう。なんて、先月読み終えたファクトフルネスの知識と合わさって納得感のある一冊でした。 -
インデックス型の株式投信を散々勧めたが、その後リーマンショックが起きる。
典型的な時流に乗ったダメな本 -
刺激的なタイトルの割に、中身は真面目な金融リテラシー入門。勝間さんはたぶん初めて読んだが、論理的でわかりやすい文章。金融について、わかりやすく書かれている。
著者プロフィール
勝間和代の作品





