「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)

著者 : 山田真哉
  • 光文社 (2008年2月15日発売)
3.51
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  • 本棚登録 :1498
  • レビュー :189
  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034375

作品紹介・あらすじ

この本の目的は2つあります。ひとつ目は、数字が苦手な方が、「数字の裏側」を読めるようになること。数字は人を騙す凶器です。数字のウソを学ぶことで、数字に騙されない"考える力"を鍛えます。2つ目の目的は、「会計がわかればビジネスもわかる」といった会計に対する誤解を解くこと。ビジネスに「会計が必須の教養」であることが常識となりつつありますが、会計とビジネスでは世界が180度異なります。会計の限界を知らずに使っている人が、ビジネスに混乱を巻き起こしています。そこでこの本では、ふだん語られない"会計の本質"に光を当てます。なお、上巻を読まずに、下巻から読みはじめても大丈夫です。

「食い逃げされてもバイトは雇うな」なんて大間違い 禁じられた数字〈下〉 (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • ● つまり、「1億円が12本」という表現は、本来なら確率で示すべき宝くじの当選率を、絶対数で示しているのです。

    ● しかし、以前よりも計画がむずかしくなった環境で、以前よりも計画が重視されているという現状は、どう考えてもムリがあります。

    ● 私はいつも、「費用対脚本」という視点で映画を見ています。対して妻は、「費用対俳優」「費用対ネタ」といった別の視点で映画を見ていました。このように、同じ対象であっても、費用対効果の効果というのはハッキリしないものなのです。

    ● 一般に、費用対効果という言葉は適当に使われすぎています。

    ● 人件費の高いベテラン層をリストラし、赤字のお店を潰すという安易な効率化は、ムラやムダを正確に把握したものではありませんでした。また、アイデアとしても最悪に近いものです。準備された効率化は人や会社を豊かにしますが、準備なき効率化は人や会社を疲弊させるだけなのです。

    ● バイトを雇うのも雇わないのも、会計・非会計それぞれの観点から見れば正解なのです。ここで私がいいたいのは、「食い逃げされてもバイトは雇うな」という、会計の観点からしか見ていない短絡的な考えは、大間違いということです。

    ● 「会計」と「非会計」という、相反する両者を一気に解決する方法(=妙手)を考えることこそ経営者の仕事。

  • レビュー省略

  • 352
    上巻よりも参考になった。特に、「計画信仰」についてはなんとなくそんな事を思っていたし、自身の家計簿も帳尻合わせする事があったので、目から鱗だった。
    …と言いつつ、本書が発行されて10年近く経つが、世の中そんなに変わっていないし、自社もそうなので、「計画信仰」は根強いのかな、今後2、30年経ってもそう変わらないのかな、と感じた。
    同著者、読了4作目。

  • 違う視点を持つこと、広い視野で考えることの大切さがわかる本でした。面白かった。

  • 分析とは、÷こと。
    スウェーデンの銀行やフランスの化学メーカーは脱予算経営で、KPIを代わりに導入した。
    コストパフォーマンスとかっこいいこと言っても、人や状況によって「費用」に何を計上するかは様々だから、そこが確定していないのにコストパフォーマンスを比較しても意味なし。
    会計は科学、ビジネスは非科学。
    ビジネスの妙手とは、トレードオフになる関係をどちらも取れるようにする手。

  • 日常で使える知識は多かった気がする。
    平均値と比べても意味が無い、会計的・非会計的行動など

  • 食い逃げによる損失よりも食い逃げの防止代の方がかかるのであれば、食い逃げされて悔しくてもバイトは雇わないのが、会計における合理的な考え方。感情より勘定

    ランキングや、根拠のない数字など禁じられた数字がいっぱいある。単に数字を見て疑って信用しないこと。
    環境得んかの激しい時代、切り札をもつことが大事

    結果バイトは雇うなは会計上の行動。
    机上の話し。ビジネスは二者択一ではない。妙手を打つことが大事。
    単一の視点では、なく複数の支店を持つことがビジネスでも日常生活でも大事。
    よってバイトは雇うなの単一の視点は大間違え

  • やっと下巻が出ました。上巻が出てから1年くらいたったのではないでしょうか。「さおだけや・・・」を読んで、2匹目のドジョウで本書の上巻が出て、私もすぐ買って読んだのですが、正直言って最初ほどのインパクトはありませんでした。でも、待たされて読んだ本書はちょっと違います。ケーススタディとして小説風のところが2ヶ所はさまれていて、これがまた楽しい(いやな人もいるでしょうが)。いずれにしても、世の中には数字に弱い、すぐだまされる人がいかに多いかということですね。数字が並んでいるだけで、思考停止状態におちいってしまう。数字なんていくらでもいいとこ取りができるし、アンケートだって、質問項目を工夫することで、自分のもって行きたい結論に誘導することができる。だから、世論なんて気にしないと、どこかの知事さんが言って物議をかもし出していたようですが、言っていることはあながち間違ってはいないのでしょう。「あるある」騒動のころからとても気になっているのですが、エンターテイメントとして楽しんでおけばいいものを、いったいどこまで信じ込んでしまうのでしょう。自分の頭でしっかり考えて判断できる、知識と知恵が必要です。そのためにも、理数系の教育は(文系もですが)もっとしっかりしていかないといけないのでしょう。最後に問題。「この売り場から1億円が12本出ました。」と貼紙のある売り場があります。さあ、あなたは宝くじを買うとして、どう判断してどこで買いますか? A.この売り場はあたりが出やすいから、ここで買おう。 B.すでにこの売り場からたくさんあたりが出ているから、別の売り場で買おう。 C.どこで買っても同じだ。

  • 下巻では会計的思考だけでなく、それも踏まえた複眼的な思考で妙手を叩き出せって話。他にも禁じられた数字として無関係な数字や作られた数字、机上の数字に踊らされるなってことや、会計士の小説みたいな話を通して会計について教えてくれます。

  • 下巻にあたる本書はより具体的な例で金銭の話がされて面白かった。

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