ウチのシステムはなぜ使えない SEとユーザの失敗学 (光文社新書)

  • 光文社 (2008年3月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784334034443

みんなの感想まとめ

情報システムに対する不満や疑問をユーモアを交えて描いた本作は、欠陥品とも言えるシステムがなぜ生まれるのか、その背景を探ることから始まります。依頼する側の明確な要求がなければ、開発側も適切な製品を提供で...

感想・レビュー・書評

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  • 情報システムに対しては多くの人が不満を持っている
    これが普通の工業製品であったら「欠陥品」と呼ばれてもおかしくないはずである
    なぜそんなに不満が出るようなものができるのか
    それはどうしてなんでしょう、というのがスタート

    では、そのような欠陥品を作らないためにもどうするのか
    それには依頼するほうも要求項目を明確にし、わからない点は開発側に説明してもらうなりすることが大切ですよ、というお話

    ポイと丸投げしただけなら、そりゃ「欠陥品」が出てくるのは当たり前ですね。
    一応、資格上はプロマネまで持っていて、元サンデープログラマですけど、仕事としてそっちの業界にはいたことがないので、楽しく、時には笑いながら読ませていただきました。

  • まじめなタイトルがもったいない!SIerの仕事内容をクソ面白く語った本。本書の想定読者は顧客側だが、これからIT業界を目指す人に読んでほしい。大体こんな感じだから。そして同業者にも。1部2部で「あるあるww」とニヤニヤしつつ、3部で爆笑できる。人におすすめしたい良書。

  • 読んでて普通に面白い。
    「なるほど、実に興味深い」という意味での面白いではない。 読んでて「フフッw」っと笑ってしまう方の面白いである。
    若手に読んで欲しいというよりは、ITおじさん、ITおばさんに、酒のつまみとしてお勧めな本。

  • システム開発におけるトラブルについて記載されている

  • 発注する側だとしても積極的に話に行くことがシステムの導入成功に繋がる

    SRにまつわるトラブルが色々書かれているが結局のところコミユニケーションエラーが主な原因となっていると思った。発注する側と受注する側もそうだけど、タスクを振る側と振られる側、社内外両方におけるコミユニケーションにどっか問題があるせいで、しっちゃかめっちゃかなシステムが作り上げられているのかもしれない。

  • 【目次】(「BOOK」データベースより)
    第1部 SEという人々(SEという生き物/開発系の人々/開発技術者の周縁の人々/運用系の人々)/第2部 SEと仕事をするということ(間違いだらけのIT企業選び/システム開発を依頼する/SEへバトンタッチ/システム開発の工程を追う)/第3部 ユーザとSEの胸のうち

  • 理由はコミュニケーションにある。努力が不足しているのではなく、前提が悪いというのは響いた。

  • コンピュータシステム開発をお客様の立場として受け取る側の人たち向け、として書かれた、SEの「仕様書」。なのですが、面白かった!電車の中で、マスクしているのをいいことににーやにやしまくりでした。
    特に第三部の創作だけどこれはある!という感じの物語仕立てのがもうにやにやしっぱなしでした。私はお客様ではなくて、システムをつくる側、つまりSEと呼ばれる人種なのですが、いや、システム開発ってこんな感じっすよ、ということがわかりやすく描かれています。それも、皮肉(アイロニー)たっぷりに。もう内田百間ばりに(笑)。
    SE本ってあまり読まないのですが、これはものっすごく面白かった。多分私の皮肉っぽい性質に合っているからだろうけど。SEになろうかな?と思っている人にも、おすすめです。SEの分類とかもあるので、参考になると思います。

  • 【要約】


    【ノート】

  • タイトルが失敗学なので、失敗から何を学んだのかを知りたかったが、特に学ばなかったようだ。だから次も失敗するのだろう。 著者は何を伝えたかったのだろうか。タイトルにだまされた感じ。

  • システムの発注側の視点から、ベンダーの営業・SEとの付き合い方を多少おもしろおかしく書いています。,ベンダー経験が無い人にとって「SEとは?」がわかりやすいと思います。,ちょっとSEを小バカにした感じが気になりましたが、筆者自身があとがきで「悪役として書いた」としているので、まあOKです。,,第3部のケーススタディはかなり笑えます。

  • 非常にありそうな話で既視感がすごかった。

    同じ領域の人たちと仕事をしていれば基本的には大きな間違いは起こらないと感じるが、例でもあったような(極端だが)今川焼の個人商店向けにIT導入となると、まぁなんでもありのような、うまくコミュニケーションをとることもできないんだろうなーと。

    とはいえ、そういう専門外の人にも説明ができることこそ必要だし、そんなになぁなぁな感じで仕事してたら競合に一瞬で抜かれてしまうんだろう。

    この業界での営業は立ち位置が難しい、だからこそ技術的な面の理解が欠かせない、両方できるように、と思っていたが、本書では技術的役割と業務的役割に分かれていてうまく存在意義が表されていた。

    情シス部門が顧客ではないため、ITの知識のみならず顧客の製品の知識も求められるため日々大変ではあるが、こんな感じで達観して面白おかしく仕事が出来たらなと思う。

  • 軽妙な語り口でネタや比喩が多め。SEという生態がある意味的確に描かれている。システム開発はなぜ「不幸」をもたらす場合があるのか、「開発崩壊」はなぜ起きるのか、そのヒントになる。

    ノンバーバルコミュニケーションも含めて、メッセージをしっかり伝え合うことが大切。「不幸」はきっとコミュニケーション不足から生まれる、というのが現場で働いているSEの実感。この本でもコミュニケーションの大切さが随所に描かれている。

    第三部でユーザ側とSE側から同時進行でシステム開発がケーススタディで進むがコレはひどい。さすがに同じSEとして、ココまでは…と思いたい。優秀な人も一定数いるんだから、SEには。SEが全体的にひどいと思われないかが心配になるレベルの記述だった…。

    SEからしたら、「まぁこんな人いるよね」というくらいで読めると良いのだろう。

  • あとがきを読んでると、SEについて悪く書いてる本みたいな印象を受けたけど、自分はそんなふうには感じなかった。まあ、大変な職業なんだろうね。自分はプログラマという職業に甘んじたい。
    でもなにより運用が大変だと思った。同情を禁じ得ない。運用を希望する人って滅多にいないんだろうなぁ・・・。
    ところで、クラウドという言葉が登場しそうなところでクラウドという言葉がでなかったけど、本書が2008年の本というのが理由だろうか。いや、自社サーバだからクラウドとは少し違うか・・・。
    最後のフィクション話のWeb 5.0で噴いた。電車内で読んでたけど、マスクしながら読んでてよかったと思った。

  • 皮肉や誇張もあるけれど、結構実態を克明に表しているかも知れない。
    当事者には笑えない話かも知れないが、第三者的には笑える。
    著者とは同年代かとも思ったが、10歳も年齢が下とは・・・

  • 読みやすいんだけど読後に何も残らない・・・

  • 軽妙な語り口で、頻繁にネタを入れてくるので爆笑してしまう。電車で読むのは危険だ。


    しかし、書いてある事、とくに第3部は、笑えない。
    これとほとんど同じ事象を、僕は見た。発注側企業として。


    ほんとうに恐ろしいのは、人間である。

  • これはなかなか確信をつく内容。誰もが状況をわかっていながら適切な対処が出来ていない。個々の勝手な思いが微妙に似た方向を向いているから、まぁ許容範囲だな~と対処しないというか、対処できない状況が最悪の結果を招く。
    しかもその結果ですら何とかなってしまう現実があって、結局同じ過ちをおかしてしまう。

    分かっているけどうまく行かない永遠の課題をハッキリと書いてある。

  • IT業界の方なら、誰でも共感出来る「あるある」本。最後の章のエピソードは、現実では笑えないけど、結構近いケースがありそうで、怖面白いww
    業界の悪習慣と、実際の問題点を楽しく皮肉った一冊。

  • 今年度はじめてシステム関係の仕事について、分厚いのから薄いのまでいろいろな本を手にとったけど、ユーザである自分の立場上、この新書が最も有用でした。

    3章で構成されています。
    ・第1章でSEやそれを取り巻くシステムに関わる人々の解説
    ・第2章でそれらの人々と関わるために知っておくべき基礎知識(システム関係の職場は専門用語のオンパレード!なので、その解説が中心)
    ・3章は「ややもすると、システムってこんなかんじになっちゃうゾ☆」的な例を(ブラック?)ユーモアをたっぷり交えてお送りしてくれます。

    システムといっても、それに関わる人間の心がけで動くものはだいぶ異なってくるということなのだと思います。それを理解させてくれる本。
    ここの本で書いてあることでいえば、
    ・ブラックボックステストは必ずユーザーも立ち会って確認する
    ・自分の言葉でいいからシステムアナリストと話し合う
    があげられています。

    システムに携わる(携わりはじめた?)人にはとってもおすすめです!そうじゃない人にも、システムにはこれからなんらかの形で関わる人が多いと思います。オヌヌヌです。

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著者プロフィール

中央大学国際情報学部教授

「2021年 『デジタル/コミュニケーション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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