組織を変える「仕掛け」 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034719

感想・レビュー・書評

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  • 組織を変えるにはどの様にすればいいか?

    →従来のギャップアプローチから強みや価値に焦点をあてたポジティブアプローチに変える必要がある
    そのプロセスは
    1.全体感をもち視座の向上を図る
    2.みなのありたい姿を共有する
    3.関係性の向上を図る
    4.目的、ゴールを共有する
    5.否定と創造 秩序とカオス
    6.新しい意味の創造
    7.アクションプランをつくる
    8.行動する
    9.振り返る

  • タイトルである組織は、ヒトとヒトのつながり。
    そのためには、ダニエル・キムさんの「成功の循環」のように、?関係の質の向上→?思考の質の向上→?行動の質を向上 の原点である「関係の質」こそが組織変革のプロセスのキーとなる。
    その関係も、異質な者同士の相互作用により創発を起こすことが質の向上につながる。
    組織を生命体と捉えて、弱いものは自然淘汰されながら、質の高いもののみが生き残る。
    このような自己組織化により組織が進化する。
    理想の組織ですね。

  • 自己組織化を実現するうえでの概要が解説された本。NLPといったキーワードを含め、知識を整理するのによい。

  • フィードバックの基本は負帰還だが、ポジティブにすることで、拡張し新しいことが生まれる。

  • 正解なき時代のリーダーシップとは ― http://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334034719

  • 会社の事業環境は大きく変わりました。

    変化のスピードが速くなり、
    影響関係も複雑で、
    どこにビジネスチャンスがあるのか、
    見通しを立てることが難しくなっています。


    本日ご紹介する本は、

    業績を上げるために
    組織をどのように変えていけばいいかを
    具体的に示した1冊です。

    ポイントは
    「コミュニケーション」

    現在のように、多様で変化の激しい環境では、
    一人の判断で、突き進むには限界があります。

    経営者、管理者、メンバーが全員で、
    状況や背景を共有し、新しいアイデアを生み出していく
    必要があります。


    「オープンな対話」

    誰もが話したいことを自由に話せるということ。

    会議などでは、だいたい発言する人は決まっていて
    あたらしいアイデアがなかなか出てきません。

    みんなが、自分ごととして、
    ミーティングのテーマを話合えるような雰囲気や
    場を作りだすことが重要です。


    「良かった探し」

    反省会というと、だいたい
    悪かったことを上げて、改善策を考えますが、
    悪かったことばかり上げていると
    人間はだんだんネガティブな気持ちになります。

    良かったことを上げて、お互いに喜び合い、
    次につなげることも重要です。


    「小さなアクションプラン」

    ミーティングが終わって、やることが決まっても
    そのままになって、やってなかったということは良くあります。

    ミーティングが終わってすぐに実行できるような、
    小さなアクションプランにすることがコツです。

    そしてそのときに必ず次のチェック日時を
    決めておきましょう。

    ぜひ、読んでみてください。



    ◆本から得た気づき◆
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
    「組織は人なり」=組織の人々の意識のあり方が業績に直結する
    一人だけでやれることは少なく、専門的な知識だけで高い成果を出すのは難しい
    経営者、管理者、メンバー、協力会社まで全員集まり、状況や背景を共有し、全員が新しいアイデアを生み出していく
    メンバーをリスペクトすることは、一人ひとりに関心を寄せることから始まる
    「問題解決の責任は問題に気づいた人にある」
    個々が主体的に目標を立てるほうが、組織全体の業績も上がる
    ミーティングが終わってすぐに実行できるような、小さなアクションプランにすることがコツ
    アクションプランの作りっぱなしをせず、必ず振り返る期日を決めておく
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆目次◆
    第1章 仕事をめぐる環境が、大きく変わった
    第2章 組織は生命体
    第3章 「働きがい」をつくり出す方法
    第4章 ポジティブアプローチで組織を変える
    第5章 組織を変えるプロセスをコントロールする
    ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

    ◆マインドマップ◆
    http://image01.wiki.livedoor.jp/f/2/fujiit0202/e491b145f5d754cf.png
     

  • 変わり続ける社会環境。この変化に企業が対応していくためには変革が必要、ということはずっと言われ続けてきました。ビジネスの教科書には必ず載っている言葉です。しかしながら、わかっていても変革ができていないことも少なくありません。それは変革の本質を捉えていないことが大きな要因ではないでしょうか。この本では、ホールシステムアプローチやU理論などのイノベーションのアプローチを踏まえて変革に向けての踏み込んだ考え方が整理されています。

    以下、要約と解釈です。

    変革を求める企業に求められる基本的な考え方 ⇒ 複雑性の増す現場を見る
    企業には常に環境に合わせて柔軟に変化し、社会に必要とされる価値を継続して提供していくことが求められます。このとき、基本的な考え方として、
     ・机上の空論では意味が無い ⇒ 動いているのは現場
     ・機能を並べるだけでは意味が無い ⇒ 経営トップから現場までの一貫性が必要
    ということは忘れてはいけません。あわせて環境変化が
     ・これまで以上に早く
     ・多様性が高まっている
     ・複雑性も増している
    ということも認識することが必要です。特に複雑性については以下の3ステップがあり、現状は最も複雑性の高い生成的複雑性にあることも認識することが必要です
     ・物理的複雑性 : 新技術や新制度の登場など環境によって引き起こされる複雑さ
     ・社会的複雑性 : 利害関係などの関係性によって引き起こされる複雑さ
     ・生成的複雑性 : 物理的複雑性×社会的複雑性の両方が派生する予測不可能な複雑さ


    変革を実現する基本的なアプローチ ⇒ ポジティブアプローチで未来への創発を
    予測不可能な複雑性に企業が対応していくためにはどうすればよいのでしょうか。物理的な複雑性であれば、全体の仕組み(システム)を最適化することを考えていれば解決できました。社会的複雑性については、参加者同士の協調性を引き出す対話の場があれば解決することができました。しかし、生成的複雑性ではそれらのアプローチでは不十分です。予想不可能な複雑性に対しては、過去のケーススタディに学んで踏襲するのではなく、新しいアプローチを創発していくことが必要なのです。

    その創発していくためのアプローチの一つがポジティブアプローチです。具体的な手法としてはAIやフューチャーサーチなどがありますが、共通した原則は
     ・信頼感のある対話の場を作る
     ・メンバーの察知力を引き出す(互いの考えを感じ取る関係を作る)
     ・相互に敬意をもって強みを引き出しあえる状態にする
     ・一人ひとりが主体性を引き出す
     ・場の一体感を作る
     ・共通の思いを創る・言葉にする
    ということが必要になります。このあたりのアプローチはU理論や知識創造などの要素が多分に含まれています。


    変革へのアクション
    ポジティブアプローチの原則を押さえた上で、実際に変革を行っていくためにはアクションを起こさなければいけません。そのアクションとしては
     1・俯瞰的視野から現状を把握してわかりやすく共有する
     2・ありたい姿の共通認識を持つ
     3・相互の信頼関係を作り上げる
     4・目的・ゴールを全員が理解する
     5・ネガティブな要素も含めて現状を受け入れ、そこからの創発を引き出す
     6・創発した内容を深め、全員が理解を共有する
     7・何を・いつまでに・だれが・どこまでやるか具体的なシナリオを決める(アクションプラン)
     8・ゴールに向けてシナリオを実行する
     9・レビューをして成果を実感する
    という9つのステップが必要となります。そして9ステップ目までたどり着いたら再びステップ1からはじめていくことで、予測不可能な複雑性に対応していくことが可能なのです。

    ただし、この実行にはコーディネーターが必要です。放っておいて自動的に進むわけではありません。自分自身が変革を強く求め、信念をもって周囲に働きかけることができるリーダーの存在は必要不可欠です。理屈で押し固められたリーダー像ではなく、論理も理解しながら、ハートももっているリーダー像が求められるのです。

  • 成功例だけで無く、失敗例から学んだことも書かれており、より実践的な内容だと思いました。
    試してみようと思うことが何個かありました。

  • 感想未記入

  • [ 目次 ]
    第1章 仕事をめぐる環境が、大きく変わった(メンタルモデルの大きな転換点;マネジメントのあり方に影響を与える、環境の変化)
    第2章 組織は生命体(組織のメタファーを変える;組織の生態系が壊れると、何が起こるのか)
    第3章 「働きがい」をつくり出す方法(関係者が一堂に会するホールシステム・アプローチ;ギャップアプローチ ほか)
    第4章 ポジティブアプローチで組織を変える(信頼感のある対話の場をつくる;メンバーの「察知力」を高める ほか)
    第5章 組織を変えるプロセスをコントロールする(組織変革の九つのステップ;全体観をもち、状況の共有によって視座の向上を図る ほか)

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