できそこないの男たち (光文社新書)

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  • 光文社
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レビュー : 233
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034740

感想・レビュー・書評

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  • 自分はメスなんだ、人間なんだ、生命なんだ…。
    この本を読んでいると、当たり前でいて実感することのできていない
    「生きていること」に気づかされる。
    オスとメスが存在し、オスの役割を考えるとかわいそうにも思えたが、
    うらやましくもなった。

  • 一気に読了。
    遺伝子の学術的な話。
    研究現場から、生殖器が出来上がる過程。
    オトコとオンナのお話まで。

  • 筆者の経験に基づく「オス」に関する面白い考察である。

  • 生命体の永続性のために、メスからオスが造り出された。なぜならその方が効率がイイから。
    急ごしらえで造られたオスは寿命も短く、また病気やストレスにも弱い。

    うーん、男としては身につまされるなぁ…^^;

    12/05/19-58

  • たまにラジオに出られて話が面白い方なので読んでみました。イヴがアダムを作った。男の人は弱いから大切にしよう(笑)

  • 「科学の世界に1等賞より下の椅子はない」
    世紀の大発見は、一度しか発見されることは出来ない。2位というものはあり得ない。たった一つの椅子を求めてしのぎを削る、研究室同士の激しい競争。
    広大な研究施設と巨額の研究費用を持つ科学者を破滅させた不祥事。

    世俗的な話題は、いつのまにか「性の神秘」という大きな謎に収斂されていく。

    人類発祥、いやもっと以前、
    生き物に「性別」ができたのはなぜか。

    メスしかいなかった世界にもう1つの性、オスが生まれた。
    アダムがイブを作ったのではない、イブがアダムを作ったのだ。


    おそらく2周目。
    根っからの文系で本来ならちんぷんかんぷんの内容が、福岡さんの文章力と例えのうまさ、話のおもしろさでぐんぐん引き込まれてしまった。
    それでも1回目の記憶はほとんど覚えてなかったので、もう一度読んでみた。「もう一度読みたくなる」ってすごいと思う。
    この人なら他の著作も読みたい、と思わせる文章力。
    でも福岡氏に限らず、研究者というのはロマンチストだな。
    お堅い人種のようなイメージがあるけれど、一生1つのことを学び続けるのだから、誰よりも情熱とロマンを持ち続けられないと学者にはなれないと思う。

    理系の話を読んでいるつもりが、生命誕生から現代に至る壮大な歴史叙事詩を読まされていた。ラストの着地と、エピローグがすばらしい。
    このエピローグは男性にしか書けない。

  • もうちょっと学術から離れたところの話しかと思っていた。

  • 「生物と無生物のあいだ」の著者。題名を見たときは社会学的な話?と思ったけど、そうではない。れっきとした「生物学の本」です。DNAとかY染色体とか「お~、なんか昔やったぞ」という内容がイロイロ出てきます。
    結論を言ってしまうと、「いかしにして人は男となるのか」ということと、歴史的、生物学的に見て、男としての役割とは何か、ということが書かれています。
    目から鱗、と同時に男性を見る目が変わってしまうかも。(哀れみの目に。。)

  • なぜそのようになっているか。
    むろんそれは分からない。
    しかし、いかにしてそのようになっているかは言葉にする事が出来る。
    生物学は、Whyには答えられない。がしかし、Howを語ることは出来るのだ。

  • 2012/1/16読了。

    生命科学の内容を物語に乗せて語る上手さは健在で、新書としては多めな分量も全く気にならないくらいに引き込まれてしまう。
    しかし、講談社現代新書の2冊に比べると少々インパクトに欠ける気も。自身の経験を交えて語るスタイルなので、ご自身の専門分野だとネタが限られてくるのは仕方ないのかもしれない。私は著者の構成力と文章力が好きなので、専門から少し外れた分野に関しての著作をぜひ読んでみたい。

    ・日本は、Y染色体を辿った男系の類型としては、まさに人種のるつぼと言える。
    ・私たちは、知っているものしか見ることができない。

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著者プロフィール

青山学院大学 理工学部 教授

「2019年 『マッキー生化学 問題の解き方 第6版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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