ベーシック・インカム入門 無条件給付の基本所得を考える (光文社新書)

  • 光文社 (2009年2月17日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (296ページ) / ISBN・EAN: 9784334034924

みんなの感想まとめ

無条件の基本所得を提唱するベーシック・インカムについての入門書は、現代社会の福祉制度や労働の価値を再考させる内容です。著者は、ベーシック・インカムが持つ可能性と課題を論じ、特に現行の福祉制度が抱える問...

感想・レビュー・書評

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  • 先日読んだ本にベーシックインカムのことが書かれていたので読んでみました。15年ほど前に発行された本なので、著者の立ち位置も少し変わっているかもしれないけど、ディベートでベーシックインカム賛成派の意見を述べているだけの印象です。
    現行の福祉制度の現実と問題を見て、セーフティネットよりもすべての人に無条件給付という方がいいという。議論されてきた背景や、歴史、問題点への解決策(これはだいぶ曖昧な気もするが)などを論じて、やはり取り入れるべきだという。
    まぁ、確かにシンプルなのはわかりやすくていいのかもしれませんが、理想論ですね。そもそも、今の福祉制度も理屈の上では成立するはずで、そのためにはすべての国民が性善説で理想どおりに動く必要があり、それはベーシックインカムでも同じはず。共産主義がうまく行かないのと同じになるのではないかと。
    もし実現させるなら、制度設計がキモになるはずですが、労働へのインセンティブやお金の流通のさせ方が
    難しい。どうやっても、モノとサービスの供給不足になる気がします。現在、取り入れている国がまったくない(実験的にやってみたところはあるみたいだけど)のはそのためではないかと。
    学費の無償化など子供関連に舵取りしているのは、自然な流れなのではないかなぁ。

  •  昨今の生活保護ブームは高額納税者だけでなく低所得者層や社会的弱者までをも一斉に生活保護バッシングへ駆り立てている。現物支給や労働の強制が公然と主張され、受給者は完全に怠け者の犯罪者扱いである。現代に懲治院を復活させようと言うのであろうか。
     こうした状況は論外としても、社会保障を論じる上で避けて通れないのは、特定の人々の救済を図ることが、結果としてそうした人々の生き方を制限することにもなるということである。例えば、生活保護受給者や被扶養者として税制優遇を受けている人々が、対象者から外れてしまうことを恐れて生きた方や働き方を間接的に強制されてしまう場合や、児童扶養手当を受給している人々がまさしくセックススパイによる監視を受けることなどである。
     ベーシックインカムの導入は、こうした社会保障の抱えるジレンマにコペルニクス的転回を与える。それぞれの生き方を最大限尊重したうえで、さらに家族の監獄からも解放するのである。社会保障が治安対策の地位にとどまってしまってよいはずはない。現状をこえて、更なる自由を提供してこそ、その本来の機能を果たすことになる。
     興味深いのは、ベーシックインカムが労働の価値まで変質させてしまうことである。われわれは労働をあまりに尊重しすぎたのではないか。同時に、あまりに軽視していたのではないか。こういう問いは、仕事を通して多くの人々を傷つけて来たことを、全人類に対して悔い改めるよう要求するのである。必要のない生産関係にしがみつくのはやめて、もっと自分の人生を大切に生きたいと切に願う。
     

  • 入門というタイトルと新書らしさを考えるとギャップがあるかも。過去の経過を書いてる本ははじめて読んだので為になった。他の本も読んだ方が良さそうという意味では確かに入門?

  •  ベーシックインカムは「すべての個人が無条件で生活に必要な所得への権利を持つ」というもので、本書によると
     1.個人に対して、どのような状況におかれているかにかかわりなく無条件に給付される。
     2.ベーシック・インカム給付は課税されず、それ以外の所得はすべて課税される。
     3.望ましい給付水準は、尊厳もって生き、実際の生活において選択肢を保障するものでなくてはならない。その水準は貧困線と同じかそれ以上として表すことができるかもしれないし、「適切な」生活保護基準と同等、あるいは平均賃金の何割、といった表現になるかもしれない。
     というものである。

     現在の生活保護などと決定的に異なるのは「世帯や世帯主に支払われるのではなく個々人に支払われる」「資力調査なしに、全員に支払われる」「稼働能力調査なしに支払われる」「毎月ないし毎週といった定期的な支払い」となることである。

     基礎年金や雇用保険、生活保護などは廃止され、すべてベーシックインカムに置き換わることになる。

     この根拠は
    「私たちが現在享受している社会の冨が、現在の私たちの労働からだけではなく、過去の世代の労働の遺産からもなりたっているとすれば、その分は私たち全てが平等に継承できるものではないのか」というものであり、「例えば私たちは、この地球に等しく生れ落ちたという点で平等であるなら、一定の土地を平等に与えられなくてはならない」というものである。「その土地が一部の私有に任されていることの補償としてベーシックインカムを正当化する」。

     このことによって、ホームレスやワーキングプアは完全になくなるし、おそらく老後の生活の問題もなくなり、将来に展望が持て、したがって個人消費は活発になり、人々は明るく生きることになるだろう。

     「働かざる者、食うべからず」とか「働く気のないものにも給付するのか」とか「お金持ちに給付する必要があるのか」とか、そういう疑問にも本書は丁寧に回答していく。

  • 経済にはいるともうだめです。
    でも、ベーシックインカム取り入れられたらいいね。

    ベーシックインカムってのは全員に対して、月7万くらいのお金が支給されるんです。

    うん。学生はバイトしなくていいしさ、

    くそ金持ちにも支給されるんだけど、くそ金持ちは多く税金取られて7万支給だから結果的には損だし。

    いいね。これ。

  • すべての個人に無条件の基本所得を給付する「ベーシックインカム」についての入門書。
    「本書のテーマは、ベーシック・インカムという考え方を概観することを通じて、労働、ジェンダー、グローバリゼーション、所有といった問題について考えていくものである」と著者が述べるように、本書はベーシック・インカムのテクニカルな話題だけではなく、現在の先鋭化した資本主義社会の凝り固まった価値観への挑戦状である。

    確かに、実際的な人間(すなわち現在の日本のような資本主義の考えにどっぷり浸かった人間)からすれば、ベーシック・インカムのアイデアは非現実的で、社会システムを狂わせる、もはやSFかユートピア小説に登場する幻想的な制度に見えることは間違いない。
    本書では「ベーシックインカムを導入すると人々は働かなくなるのでは?」「財源はどうするのか?」といった、現実的な向きの人からの典型的な質問にも答えてはいるが、それよりも強い主張は「発想を切り替えろよ!」ということに尽きるだろう。
    持続的な経済成長、完全雇用を前提とした社会ならベーシック・インカムの仕組みはしっくりこないけど、そもそもその前提条件から見直す時期がきているんじゃないか? 全体を通して著者のその主張が強く感じられる。
    いまの日本の経済社会からするとやはりベーシック・インカムは夢物語のように聞こえるが、環境問題の視点から経済活動を制限する動きが進展しつつある昨今の状況を鑑みると、本書の描く社会というのは強ち夢物語だとも言い切れないかもしれない。

    本書の主張に賛同できるかどうかはともかく、なかなか刺激的な本だった。久々に頭が柔らかくなった気分。でも、頭の固い人が読んだら腹立つだけだろうな、コレ。

    余談だが、俺は冷血な人間で、ジェンダー問題とか福祉とかの話題には頭が勝手に拒否反応を示しちゃうんだけど、本書ではベーシック・インカムという経済学的な切り口からそれらの問題を扱っているため、意外とスンナリ読めたのはなかなか気持ちいい体験だった。

  • ベーシック・インカムについて調べる必要があり、読んでみました。
    著者は賛成派ということで、ベーシック・インカム推しの記述が目立ちましたが、ベーシック・インカムの考え方が出てきた歴史や過程について、それなりに紙面を割いて触れてあったので、勉強になりました。

    ただ、全体的に、概念的なことや、大枠に関する記述が多く、具体性には欠ける印象を受けました。
    そのあたりを補足してくれそうな本を、次は読んでみようと思います。

  • ふむ

  •         -20090430

    基本所得を無条件給付とするベーシック.インカムについて近現代200年を概観することを通して、労働.ジェンダー.グローバリーゼーション.所有といった問題のパラダイム転換を試みる。

  • 私は刊行される著作には敬意を払っている。なかなか☆2以下はつけられない。だが、この著書にはがっかりした。ベーシックインカムについて、歴史の説明はあったが、これがもたらすモノについての論考が私には理解できなかった。「衣食足りて礼節を知る」という知恵にも耳を傾けてみては。とだけ言われても困る。残念でした。

  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1000675575

  • BIとは、
    金銭で配られる、定期的な支払、世帯ではなく個々人、資力調査、稼働能力調査がない。

    「衣食足りて礼節を知る」と「働かざる者食うべからず」とのせめぎあい。福祉国家の理念。
    生活保護は、捕捉率が20%程度。

    キング牧師の黒人シングルマザーへのBI要求が福祉権運動だった。
    イギリス、イタリアの家事同労に賃金を。
    フリードマンが負の所得税を提案。
    負の所得税は、収入の補足がたいへん。支給が後にずれる。
    給付型税額控除=部分的な負の所得税。アメリカやイギリスで導入されている。事後だけでなく事前給付も導入されている。

    BIと低率所得税派=労働インセンティブを阻害しない仕組み。
    再分配重視派、消費税派、環境税など。

  • ベーシックインカムの教科書

  • ベーシックインカムについて簡単に書かれており、初学者としてわかり易かった。大まかにベーシックインカムの必要性と問題点を理解できた。

  • ベーシックインカムの歴史についてよく分かった。
    アンペイドワークとか、女性の問題とかがベースになって議論されてきたんですね。
    ベーシックインカム研究会 東京

  • 【書誌情報+内容紹介】
    著者:山森 亮[やまもり・とおる] (1970-) 社会政策。
    発売日:2009年2月17日発
    定価:本体840円+税
    ISBN:978-4-334-03492-4
    シリーズ:光文社新書
    判型:新書判ソフト

    “ベーシック・インカムは直接的には新しい社会保障の考え方であり、何より貧困問題の解消に一役買うことができると私は考えているけれども、本書は社会保障についての技術的なものではなく、もう少し別なものを目指している。個人の生活と社会の関係、労働とは何か、といった事柄について改めて考えてみる、そんな本のつもりである。” (「はじめに」より抜粋)

     近年におけるグローバリゼーションのなかで、約200年の歴史をもつ「ベーシック・インカム(基本所得)」の概念が世界的に注目を集めている。この新しい仕組みは、現代社会に何をもたらすのか。労働、ジェンダー、グローバリゼーション、所有……の問題を、あらゆる角度から捉え直す。

    [著者紹介]
    1970年神奈川県生まれ。京都大学大学院経済学研究科修了。東京都立大学、ケンブリッジ大学研究員などを経て、同志社大学経済学部教員。専攻は社会政策。
    共著に『経済学とジェンダー』(明石書店)、『福祉国家の変貌』(東信堂)、『ポスト・リベラリズム』(ナカニシヤ出版)、『アマルティア・センの世界』(晃洋書房)などがある。ベーシック・インカムについては国際学術誌Basic Income Studiesの編集委員を務めた他、日本では雑誌「現代思想」、「VOL」、「経済セミナー」などに寄稿
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334034924

    【簡易目次】
    はじめに ベーシック・インカムとは 009
    第1章 働かざる者、食うべからず 019
    第2章 家事労働に賃金を! 065
    第3章 生きていることは労働だ 109
    第4章 土地や過去の遺産は誰のものか?149
    第5章 人は働かなくなるか? 189
    第6章 〈南〉・〈緑〉・プレカリテ 235


    【少し詳しい目次】
    目次 [003-008]

    はじめに ベーシック・インカムとは 009

    第1章 働かざる者、食うべからず――福祉国家の理念と現実 019
    1-1 ベーシック・インカムの概要 021
    1-2 福祉国家の仕組み 026
    1-3 日本の現実 030
    1-4 ワークフェアとベーシック・インカム 046
    * 第1章のまとめ 061
    【コラム① ベーシック・インカムは労働と所得を分離するか?】 062

    第2章 家事労働に賃金を!――女たちのベーシック・インカム 065
    2-1 アメリカの福祉権運動 068
    2-2 イタリアの「女たちの闘い」とアウトノミア運動 076
    2-3 イギリスの要求者組合運動 088
    * 第2章のまとめ 103
    【コラム 個人単位とフェミニズム】 104

    第3章 生きていることは労働だ――現代思想のなかのベーシック・インカム 109
    3-1 ダラ=コスタのユニークな解釈 111
    3-2 アントニオ・ネグリの論理 114
    3-3 青い芝の会――日本の障害者運動 122
    * 第3章のまとめ 130
    【コラム3 リバタリアン・バージョン vs. アウトノミア・バージョン?】 131

    間奏 「全ての人に本当の自由を」――「哲学者たちのベーシック・インカム 137

    第4章 土地や過去の遺産は誰のものか?――歴史のなかのベーシック・インカム 149
    4-1 「野蛮なマルチチュード」の自然権 151
    4-2 市場経済の成立とベーシック・インカム構想出現 163
    4-3 フーリエ主義とJ・S・ミル 163
    44 ギルド社会主義と社会クレジット運動 
    4-5 ケインズ、ミード、福祉国家 174
    * 第4章のまとめ 185
    【コラム ベーシック・インカムの起源は律令国家?】 186

    第5章 人は働かなくなるか?――経済学者のなかのベーシック・インカム 189
    5-1 ベーシック・インカムは労働インセンティブを低めるか? 191
    5-2 技術革新と稀少な労働 204
    5-3 誰がフリーライダーなのか? 212
    5-4 給付型税額控除――現実化した部分的ベーシック・インカム? 218
    5-5 と税制 221
    第5章のまとめ 230

    【コラム ⑤-1 ベーシック・インカムを主張するのはマイナーな経済学者?】 
    【コラム ⑤-2 ベーシック・インカムの断絶史】 233

    第6章 〈南〉・〈緑〉・プレカリテ――ベーシック・インカム運動の現在 235
    6-1 ベーシック・インカム世界ネットワークと〈南〉 237
    6-2 〈緑〉のベーシック・インカム 146
    6-3 福祉権運動のその後とプレカリティ運動編 255
    * 第6章のまとめ 272

    ※ベーシック・インカムに関するQ&A [273-276]
    おわりに 衣食足りて……? [277-284]
    参考文献 [286-290]

  • 2019 15冊目

  • 社会保障として導入されることで貧困問題を解決する可能性があると考えられつつある、ベーシック・インカム(基本所得)。それを個人の生活、社会の関係や労働、ジェンダー、グローバリゼーション、所得などの視点から見た著者の考えがまとめられている。近年様々な場面で耳にすることが増えてきているベーシック・インカムについて知ることができるが少し難解なところがあるためある多少なりベーシック・インカムについて知識がある人が読むことを薦める。

  •  日本でもにわかに注目が集まってきた「べーシック・インカム」(基本所得=すべての国民に最低生活費を無条件給付する形の社会保障制度)。その一般向け入門書である。

     かりにベーシック・インカム制度が実現したら(実現した国はいまだかつてないのだが)、「現行制度がもつ、収入が途絶えたときの生活保障の基礎部分にあたる、基礎年金や雇用保険、生活保護の大部分は廃止されてベーシック・インカムに置き換わる」という。
     すなわち、ベーシック・インカムは何よりも、貧困問題の解消を目指すものなのである。

     では、なぜ現行の生活保護ではダメだと考えるのか? 著者は第1章を丸ごと割いて、「日本の所得保障の仕組みが、現実には機能不全に陥って」いることを説明していく。たとえば――。

    《生活保護を受給できるはずの世帯のうち、実際に受給している世帯の割合を示す数値に捕捉率というものがある。日本はこの推計が諸外国と比べて極端に低い。(中略)多くの国では50%は超えている。ところが日本は20%前後といわれている。
    (中略)
     捕捉率が20%に過ぎないということは、単純に考えて予算を現状の5倍にする必要があるということだ。しかし、こんな当たり前のことはほとんど誰もいわない。
     さらに、受給世帯を5倍にする必要性が叫ばれるどころか、メディアを賑わすのはむしろ生活保護の削減の必要である。》

     少なく見積もっても約200年の歴史をもつ、ベーシック・インカムという概念。それがどのように論じられ、どのような理想を目指し、どのように実現に向けての運動がなされてきたのかの歴史を、著者は手際よく概説する。
     とともに、多くの人が抱くであろうベーシック・インカムへの疑問――「なぜ金持ちにまで一律に給付しようとするのか?」「そんなものを取り入れたら大半の人が働かなくなってしまうのでは?」「財源はどうするんだ?」など――に、それぞれていねいに答えていく。
     
     私は著者の説明ですべて納得がいったわけではないし、ベーシック・インカム実現はたいへん困難だという印象を受けた。それでも、本書は読む価値があった。
     
     著者はベーシック・インカム専門の国際学術誌の編集委員もつとめたという、その道のプロ(現在、同志社大学経済学部准教授)。それだけに入門書としての質が高く、なおかつ、たんなる入門書に終わらない広がりもある本だ。
     ベーシック・インカムを入り口として、そもそも労働とは何か、福祉とは何か、富とは何か……などという、根源的な問いを読者に突きつける内容になっているのだ。

     たとえば、著者は「福祉国家の理念そのものが抱える問題」を、次のように指摘する。

    《スティグマ(ここでは福祉受給を受ける側の恥辱感を指す/引用者補足)と生の序列化は、福祉国家の理念自体に内在した問題点でもある。賃金労働に従事し生活できる者たちを標準として、高齢者、障害者など労働できないとされる人々や、賃金労働はしているが、それだけでは生活できない人たちを、それより一段劣るものとして、そして労働可能と看倣されながら賃金労働に従事していない人々を最も劣るものとして序列化していく、そうした仕掛けを福祉国家は内在化しているのである。
     このようにいうと、こんな風に批判されるかもしれない。すなわち「労働は人を自由にする」のではないか、と。たしかに人との協働や自然への働きかけを行なうことで、個人が成長することもあるだろう。しかし、奴隷労働にしろ賃金労働にしろ家事労働にしろ、他の形態の労働にしろ、労働を他人に強制するときにこの標語が発せられる場合には、注意した方がよい。アウシュビッツ強制収容所の門にも書かれていた「労働は人を自由にする」という言葉が、なぜそんなに好まれるのだろうか。》

     貧困問題を、よりラディカル、よりグローバルな視点から問い直した好著。

  • 最低生活保障はベーシックインカムに置き換わるのか
    僕の中で大きなテーマです。
    本書の中でヒントがありました。

    児童(20歳まで)には児童手当の拡充
    高齢者障害者には年金制度の改革
    負の所得税の導入

    今行き詰まってるので大きなヒントを得ました。

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著者プロフィール

ヤマモリ リョウ 同志社大学経済学部教授。

「2024年 『究極の学び場 京大吉田寮』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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