会社に人生を預けるな リスク・リテラシーを磨く (光文社新書)

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  • 光文社
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レビュー : 147
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334034962

作品紹介・あらすじ

日本が停滞する「すべての原因」は終身雇用制度にあり。このままでは、袋小路の状況が続くと考えられる日本において、個々人は、企業は、国は、何を考えなければならないのか。将来に向けた新しい意識を得るための、具体的提案の書。

感想・レビュー・書評

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  • 終身雇用制の見直しという、大胆かつ斬新な主張で、面白い。終身雇用制は、一見、安全な雇用制度だと思われがちだが、実は、非常にリスクの高い状態であるという。雇用の非流動性によって、さまざまな歪みが生じてしまっているという主張には説得力がある。しかし、終身雇用制度の見直しにより、得られるリターンは豊富に例が挙げられているが、生じうる損失についての例が少ないのが残念だ。

    なお、道州制を導入すべきとの主張については、リスクコントロールの観点から現行の都道府県による自治よりも利点があることが述べられておらず、リスクリテラシーの論議の延長線上にあることが不明瞭で、唐突な印象を受けた。

  • リスクとは単に危険性を意味するのでは無く、不確実な損失の可能性。
    日常に偏在するリスクに対する意識を高めることが重要。
    終身雇用制が抱えるリスクについては特に強調して書かれているが、「会社に人生を預けるな」のタイトル通り、この旧体制が制度疲労を起こしているのは明らか。会社を辞めても生きていけるスキルを自発的に開発していく意識が必要。
    キーワード:メタ認知。自分の認知状態を認知する感覚。

  • ・普段から個々人でリスクを意識し、管理すること
    ・そのために企業や政府に任せっきりにして思考停止することをやめる
    ・ビジネスパーソンとしてはどこに出ても戦ってい置けるような知識スキルをつけて行かなければいけない
    ・1日に0.2%の改善を行なっていく

  • 終身雇用制が若者や女性の働きにくさにつながる、とか、リスクを正しく取る練習とか、今まで考えたことがなかった話があって面白かった。
    日本全体を底上げしたいという考えも共感がもてた。私も理想の社会実現のためできることをやっていきたい。

  • 会社勤めが嫌になった方が読むための本ではなく、リスク管理の為の本。
    勝間さんはスケールが大きい。
    日々0.2%の改善。肝に命じたいと思う。

  • 「リスク」の定義そのものを考え直させられた。言われてみれば当然で、そこにリターンがあるからこその「リスク」であり、なんでもかんでもリスクを避ける生き方はナンセンスですね。
    仕事にしても、日常にしても、もっと「リスク」と上手に付き合うために、見聞を深めて何が「リスク」であるかを見極める目を持たないと始まらないなと思う。

  • リスクを取って自分で考え、生きていくことを忘れそうになったらまた読みたい1冊。

  • 勝間さんは何かと話題になる方なので、どんな文章を書いているのかと思って読んでみた。
    伝えたいことが、文節の最初に簡潔に書かれているので、すんなりと頭に入ってきやすい。
    本の内容もリスクリテラシーの話から、国が取るべき具体的な施策まで触れられているので、大まかな教養として読むにはいい本だと感じました。

  • このご時勢、自明なことですな。

    寄らば大樹の陰に隠れてたら、共倒れなんてことは、よくあることになりました。
    もし万が一、会社が倒れても、自分の力で立ち直れるようになりましょう。資格を持ちましょう。どこでも通用する人になりましょう。何なら、起業しましょう。という本。

    端的に言えば、ヤクルトおばさんになるくらいなら、保険会社に入ってFPの資格を取りましょう。
    という本です。

    でも、資格があればどこでも雇ってもらえるってわけでもないですけどね。

  • 転職が厳しく社畜となる方が合理的な社員、簡単にクビが切れないのでなかなか新規採用が出来ない企業、日本社会における様々な問題を浮き彫りにして気づきを与えてくれた本。「クビになりにくい国内企業万歳」という思いをバラバラに粉砕していただきました。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析取締役、国土交通省社会資本整備審議会委員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。


「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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