おひとり京都の愉しみ (光文社新書 423)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 279
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035266

作品紹介・あらすじ

「一見さんお断り」はありません。"ツウ"になれる、やみつきになる、京都観光の裏ワザをたっぷり掲載。

感想・レビュー・書評

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  • 今回の旅では、この本を1番使うと思っていた。まさに今回は「おひとり京都」だったからである。この本の1番のオススメは冒頭の章だと思い、2日目は下鴨神社周りの散策を最初にした。そこから延々と歩いて北野天満宮まで行った。

    結局この日の歩数は3万5千歩ほどになったのだが、ものすごく役に立った部分と、歩いた割には残念な部分が半々だったと言っていい。よって、点数低め。

    よかったのは、みたらし団子発祥の店のみたらし団子を食べることが出来たこと(「加茂みたらし茶屋」)。この地域に他にみたらし団子を売っている店はなく、本家宗家を好きな日本人が自他共に認める発祥団子だとわかったし、実際食べてみて形状・味そして店の佇まい共に他と隔絶していた。下鴨神社の御手洗池のぽこぽこと浮かぶ泡を見立てて小ぶりの5つの団子を作り1つを離して頭にして人型にしていた。謂れは鎌倉時代の後醍醐天皇に至る。コレが京都という街なのである。

    そこから御霊神社に行く途中に出雲路橋を渡る。ここから見る比叡山から大文字山に至る東山が「もっとも美しいプロポーションを見せる」と著者は書く。理解できなかった。比叡山を眺める『額縁門』の天寧寺にも行ったが「まあそんなもんかな」と思った。

    オススメの昼食は、一つは当たり(「淡海」)、一つは見つけられなかった。夕食は、一つは食べることができて(「まんざら亭NISHIKI」)、もう一つ(二ヶ所回ったのだが)は、見つけられなかった。そのうちの一つは既に閉店しているとしか考えられない。著者がこの本の中でも熱を入れて紹介していたのに残念(発刊から10年経っているので仕方ない所もある)。しかも、この2つを探すために1時間半歩いた。少し怨みが点数に入るのも理解してもらいたい。全体的に、一万円コースの夕食は、著者はなんとも思っていないようだが、それは一般庶民の感覚とは違う。もちろん「カジュアル」と表現しているのは、その半額でもOKだ。まだまだ行き損ねた所や、行きたい所は多い。また来たいと思う。

  • 三葛館新書 291.62||KA

    今まで知らなかった京都の街の愉しい歩き方を、生粋の京都人である著者が、実際歩いた経験からきめ細かくレクチャーしています。
    一人歩きのお薦めルートや楽しみ方、ガイドブックには載っていない穴場のグルメスポットや宿泊施設などがくまなく紹介されています。
    また、一つ一つの寺社や観光スポットの歴史の解説や紹介文もとても巧みでおもしろく、実際にそこに訪ねたかのように想像を膨らませながら、どんどん読み進みます。
    ぜひ本書を手にとって、ちょっと大人で・知る人ぞ知る京都の愉しみ方を体感してみてください!
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=55838

  • 京都だけではなく、近江の湖東三山や草津のホテルまでがカテゴリーに入っています。近江の歴史や文化の高さを否定するものではないが、「京都」とタイトルに銘打っている以上、ちょっと反則かな、と思います。
    相変わらずの辛口批評は心地よいですが…。

  • 『おひとり京都の愉しみ』という内容では悪くない。
    が、京都の人である著者が観光客向けの本を書くというのは無理があるのかなぁと感じた。やっぱり保守的で、東京のもの、外国のものをよく知らずにただ批判していて良い気分ではない。一番のやり玉に挙がっていた『ミシュラン』についてもなんでそんなに目の敵にする必要があるのだろう、という感じ。しかも、自分が良いと思って褒めちぎったお店がミシュランで星をもらっていた事実について何のコメントもせずに、ミシュランの人たちに本当の店の価値が分かるはずはない、と言うあたり、どうなのかと。メディアに載ったお店に訪ねる人たちを馬鹿にしつつ、こういう本を書いている時点で矛盾してるのでは?とか。

  • 京都出身の著者による、おひとりさまでも楽しめる京都

  • 新福菜館にチャーハン弁当があったなんて。



    一人で京都をまわろう。

  • 面白くない爺さんの文章には共通項がある。その一つが「押し付けがましさ」。評価に根拠が無いと一方でミシュランを批判しておきながら、自分は「××は日本一」「××を知らずして京料理を語るなかれ」などと。世間知が低い人間が通ぶると痛いという醜悪な事例。

  • 観光客で賑わう所ではなく、地元出身の著者が選ぶおすすめの飲食店や観光スポット、宿を知ることができる。京都初心者である自分は、まずは定番を抑えたいが、慣れれば本書おすすめコースを散策したい。

    巻末には地図も付いている。
    もっと京都を知りたい人におすすめ。

    それにしても京都は本当に奥深い…

  • さっそく京都へ行きたくなった

  • タイトルどおり、京都一人旅のガイドブック。
    他に買ったガイドブックにはないお店が紹介されており、非常に楽しみ。
    あとは実際に体験してみるだけ。
    不満は、本論で紹介していた歩き方を経路付きの地図で示して欲しい。
    初京都だと道がわからん。

    第1章 京都ひとり歩き
    第2章 四つの文字で巡る京都
    第3章 京都ひとりランチ
    第4章 京都ひとり晩ご飯
    第5章 京都ひとり泊まり

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著者プロフィール



「2023年 『歩いて愉しむ京都の名所』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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