日本経済復活 一番かんたんな方法 (光文社新書 443)

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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035471

感想・レビュー・書評

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  • 日本経済について、思想的・抽象的に議論。
    勝間和代、宮崎哲弥、飯田泰之の鼎談。
    久しぶりに思想的な本を読んだら、全く理解できませんでした。
    そもそも、鼎談本をきっちり理解できた試しがないです。朝生もそうです。

  • 経済まったく無知なので結構難しかったです。デフレの弊害、日銀の無策ぶりなど多少なりとも理解できたのは収穫でした。

  •  本書は、経済評論家の勝間和代氏と評論家の宮崎哲弥氏、駒澤大学経済学部準教授の飯田康之氏の対談であるが、日本経済の現状についてわかりやすくかつザックリと切り込んだ興味深い本だと感じた。
     本書は、日本に充満している閉塞感や、少子高齢化、長期化する不況等々の原因として「デフレ」をあげ、それからの脱出策として「脱デフレがボウリングの一番ピン」だと主張している。その内容は説得力がある
     また、本書では、興味深い知識も披露されている。「不況は好況のための準備期間とされるシュンペンターの想像的破壊論は、実証研究で否定されている」という。実証研究では、安定していた方が成長しているというのだ。
     デフレについての論議も興味深かった。デフレギャップが35~40兆円あり、これだけ需要が足りない現状をマクロ経済学的に言及している議論は説得力があると感じた。確かに、本書の言うとおりに、ここ20年他の多くの先進諸国が成長し、日本だけが成長できずにいる理由は、日本が経済政策で大きな誤りを犯したことによるのだろう。ただ、日銀のインフレターゲット政策だけで、それが解決できるのだろうか。もっと深く知りたいと感じた。
     本書の題名は「日本経済復活一番簡単な方法」であるが、既に「失われた20年」と言われるような日本経済の低迷が、この内容で脱出できるのだろうか。本書の結論は、議論の先駆けなのか、それともさまざまな議論が収斂された結果なのか、テーマの大きさに比べ、新書ではちょっと内容が物足りないとも感じたが、興味深い良書であると思った。

  • いわゆるリフレ派の本。
    お金を刷れば経済が良くなるかどうかまでは確信は持てない。
    が、一度どうなるかは試してみる価値があると思う。
    ついでに今のデフレの原因は、日本の人口構成にも原因があるかと…。

  • 経済のこと、全くと言っていいくらい知らないけど、
    この本は、なんだかんだで最後まで読めた。

  • 予想に反して良書だった。
    デフレのデメリットが3つか4つ分かった。
    満足度7+

  • 勝間和代氏、宮崎哲弥氏、飯田泰之氏による対談集。

    日本経済の現状の最大の問題はデフレにあるとし、マスコミや一部のエコノミストの主張の問題点を挙げ、最後に日本経済の処方箋として日銀による金融政策を主張しています。

    対談ということで少し冗長な面があります。個別の議論について知りたい場合は専門書を見た方がいいでしょう。

  •  デフレを迎えている日本経済を立ち直らせるため、気鋭の経済評論家の勝間氏、知識該博なコメンテーターの宮崎氏、若き経済学者である飯田氏の3人が鼎談という形で処方箋を提示した本。

    ・デフレ克服は、景気回復の一番ピン(最重要課題)である。

    ・バブル崩壊が官僚不信や新自由主義を招いた。

    ・丸山眞男が「作為の契機の不在」と指摘した通り、日本人は政治をお上に丸投げしてしまい、政治をコントロールする意識に欠けている。それは、不況を天災のように考えるところに見られる。

    ・事業仕分けの本質は効率化であって、削減ではないようにするべきである。

    ・デフレ期(停滞期)に取るべき経済政策なのは、
    1.実質GDPの上昇
    2.景気対策
    3.所得の再分配
    であり、これは経済成長が社会の安定をもたらすというシュンペーターの考えに通底する。

    ・ドイツやジンバブエのようなハイパーインフレが起こるのは極端な供給不足の時だけである。

    ・小泉改革での規制緩和のほとんどがブルーカラーのみに適用され、ホワイトカラーやマネジメント部門には適用されなかった。その結果、ブルーカラー同士の過当競争が問題になっている。

     全体的に、前後して読んだ『デフレと円高の何が「悪」か』と被る内容も多いが、それ故に相乗効果があってタメになった。わかりやすくて勉強になる一冊。

  • [ 内容 ]
    このままでは、日本はほんとにダメになる―飯田「脱デフレ政策、金融政策というのは、そんな難しい話じゃないんですね。
    それなのに、脱デフレ政策って非常に遅れたわけです」。
    宮崎「というか、まだ本格的には全然始動していない」。
    勝間「最近ようやく、しぶしぶ認めたぐらい。
    現状認識して、これから対策を立てて実行に移すっていう段階です。
    それを後押しできればと、こうして緊急で座談会をしているわけです」。
    徹底的に考えました。

    [ 目次 ]
    第1章 「失い続ける日本」の課題―閉塞感を打破するために(成熟した社会とは;一身独立して一国独立する;政治に対してシニカルになれ ほか)
    第2章 デフレは百害あって一利なし―実力を発揮できない日本経済(問題はサプライサイドか?デマンドサイドか?;日本でハイパーインフレが起きる可能性;まずは安定化政策を ほか)
    第3章 正しい金融政策を実行せよ―デフレ脱却のポイント(おカネとモノは表裏一体;5つの提言;2%のインフレを目指せ ほか)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • タイトルに負けてない内容。確かにわかりやすいし、ともすれば難しくなりがちな経済、金融政策がシンプルに感じられるようになる。

    徹底してデフレ=悪という構図なので、なんでそうなるか気になる人は是非。

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著者プロフィール

1968年東京都生まれ。経済評論家、中央大学ビジネススクール客員教授。慶應義塾大学商学部卒業、早稲田大学大学院ファイナンス研究科MBA。当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得、大学在学中から監査法人に勤務。アーサー・アンダーセン、マッキンゼー、JPモルガンを経て独立。現在、株式会社監査と分析取締役、国土交通省社会資本整備審議会委員、中央大学ビジネススクール客員教授として活躍中。


「2018年 『When 完璧なタイミングを科学する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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