日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書 459)

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  • 光文社
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感想 : 58
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  • Amazon.co.jp ・本 (190ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035624

作品紹介・あらすじ

景気対策、年金、社会保障、税制、地方自治…さまざまな問題について解説した一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 高橋先生のわかりやすい経済書です。少し古い書籍ですが、教育のバウチャーチケットなど、今でも現実に議論されていることが論じられています。10年以上前に指摘されていて、おそらく本内容は今でも変わらないのでしょう。社会の問題点をザクッと理解するための良書でした。

  • 2010-05-15 12:31:28
    マクロ経済とか勉強したこともないし、生半可な知識しかないけれども。
    テーマ:政治・経済
    【激震2010 民主党政権下の日本】金融政策に無関心な経営者たち…ミクロの成功体験が落とし穴に

    高橋洋一さんは、先日「朝まで生テレビ」でご一緒させていただいた。私のマクロ経済の知識は竹中平蔵さんの本やら経済雑誌などでついた知識でしかないから、大学で本格的な経済学を学ばれた方達には及びもつかないし、批判のしようもないが、たぶんこの記事は私なんかとちょっとした論戦になったことを前提に書かれたものだと思う。

    彼の言う事は至極もっともだけれども、別に私は金融政策に無関心というわけではない。しかし、車の両輪であるということも否定するわけではない。が、これまでもマクロ経済周りの対策は色々練られてきたわけだし、必ずしも経済学者の思い通りにデフレを克服したり不況から回復しているわけでもない。彼らに言わせればそれはまだまだ不十分だということになるんだろうが、そもそも私の悪い頭ではその辺がピンとこないのだ。じゃあ、日銀とかには頭のいい経済に明るい人が集まっているのに、なんで高橋さんのような頭のいい人の考える政策を実行しないんだろうなあ?と思ってしまうんだ。

    金融政策も結構だが、今一番力を入れるべきは、高橋さんの記事にも書いてある通り企業家のマインドを高めるために規制緩和などを行うように政府に働きかけることなんじゃないかと思う。

    もうひとつ、高橋さんの書いているように、金融政策などが絵空事のように思えるのは事実である。多くの国民にとってもそうだろう。私なんかよっぽど関心があるほうだ。でもグローバル経済の中での日本的な観点での説明があまり聞かれないのはどうしてなんだろう?デフレや不況は明らかにグローバル経済や情報革命の影響を受けているはずだ。その辺も含めてどう解決していくのかの視点がぼやけているような気がしているのもなんとなく納得いかないところかもしれない。

    なんか、竹中さんの本みたいに、マクロとミクロの経済学とかを一緒に分かりやすく説明して今後の対策とかを高橋さんに私が質問したら、生徒に話すみたいに丁寧に答えてくれてそれを本にまとめたりしたら面白いなあとか思ってしまった。

    と思ったら、こんな本がでてた。


    日本の大問題が面白いほど解ける本 シンプル・ロジカルに考える (光文社新書 459)
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    高橋 洋一
    光文社
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  • 基本的な問題について経済学の立場から議論しているうちは、論理も明確で、すっきりしているのだけれど、具体的な問題になると、とたんに根拠があやふやになってくる。紙面の限界なのかもしれないけれど。

  • 日本の抱える問題を高橋さんの視点で読み解く。ここで掲げられている問題についてもっと深く掘り下げていきたい。多くの課題が紹介されている。一番興味を持っている地方分権については紙面が少なかった。税の問題も気になる。政治家の方と話ができる程度に理解を深めたい人のきっかけとなる本。

  • etcを管理するのは道路システム高度化推進機構という財団法人で国交相の天下り
    etcの機能は役所のせいでハイスペック、95パーセントは使われていない
    児童手当自体は、諸外国でもなされているまっとうな政策
    周波数オークションはとてもいいはずだが、マスコミの猛反対があるのでマスコミは取り上げない。

  • 読みやすい。

  • 元官僚の著者が文字通り、日本の政治上の主に財政赤字の問題についてシンプルに記述した一冊。
    ただ、震災前なので震災についての記述は一切なく。

    著者の言う通りにすれば全てうまくいくかは別として、政治・経済に疎い人間でもわかりやすく書いてあるので、お勧めの一冊。

  • なかなか自分で考えるということは難しいもので、
    考えているつもりになっているだけかもしれません。

    読んでなるほどと思うことが
    正しいことなのかわかりませんが、
    なるほどがいっぱい詰まっている本です。

    理系頭の私には
    シンプルにコストベネフィット分析というフレーズは
    とてもわかりやすい。
    コストはいくらですか?
    ベネフィットはいくらですか?
    じゃぁ比較してやりましょう、
    やらんときましょう。

    基本的にただこれだけ、
    これに反論する余地はないといえましょう。

    2010年発行なので
    民主党の政策にたいすツッコミなのですが、
    だからといって考え方の中身は風化するものではありません。

    年金問題に対するツッコミはよくわかりません、
    私は今から積み立てを開始する者が納得いくものにすることが第一だと考えます。
    それ以外の人たちは泣いてもらおうで良いと思うのです。

    それが社会というものだから
    失敗したときに国民であったことは仕方がないことじゃないですかと、
    思うのですよ。

    折り合いをつけるのはそれからだと思うのです。

    私の思う年金は
    とりあえず今までいれたお金は一括して返してもらって(笑)
    全額税金で良いと思うのです。
    一括で返してもらえれば年金は当然へります。
    それがイヤであれば返してもらわないという選択肢もありですね。

    私は思う。

    国民総背番号制は
    しかたがないかなとおもいます。
    よりよい社会の為には必要だと思います。
    個人的にはいやですが、
    社会のためには良いとおもいます。

    法人税は基本的にゼロにしたらいいとおもう。
    その理由は本書をご覧ください(笑

    法人税ってのは二重課税だということですよね。
    私もそう思います。
    不公平な税制度です。

    それらも含めて
    国民総背番号制というのは優れているわけですが、

    個人的にはいやです(笑
    社会的には良いことでしょう。

  • 読みやすい。

  • 高橋洋一先生著

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著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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