政治主導はなぜ失敗するのか? (光文社新書)

著者 : 中野雅至
  • 光文社 (2010年7月16日発売)
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  • レビュー :9
  • Amazon.co.jp ・本 (262ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035730

政治主導はなぜ失敗するのか? (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • 嵌められた公務員でお馴染みの中野先生の近著。
    それなりに面白かったが、もう少し鋭い切り込みを期待したのだが・・・
    首相交代が影響した面もあるのかも知れない。

  • 政治と官僚の関係から著作当時2010年ごろの日本の国家機構について考察した本。
    非常にわかりやすく説明されている。特に興味深いのは政策立案における拒否権プレイヤーの考察とコンセンサスの難しさについての考察。
    政治家側にブレーンがおらず、政治主導とはいえどまともな政策が上がらない。しかしこれを打開して政治と官僚の良好な関係を築いていけるといい、という趣旨か。

    本の著者は、官僚と国民は役所でつながっていて、政治と国民は陳情でつながっているという見方で、政治の役割を利害調整と経済成長という形で捉えている。ルソーの時代ならともかく、今日ではもっと根柢の国家運営が依って立つ価値観を決定するのが政治の役目だろう、と僕なんかは思うのだが。著者の言うとおり、政治が利害調整してきちんとした政策を作り決定し、官僚はそれを運用するだけというなら、官僚は馬鹿でもできるだろう、と思うのは現場を知らないからだとバッシングされてしまうのだろうか。

  • 鳩山さんから菅さんにかわった頃の本。斜め読みにつきイマイチ頭に入らなかったのだが、、、

    官僚には強固な法的根拠があるわけではないので、その気になれば「脱官僚」するのはそんなに難しくないよ、でも利害関係者にコンセンサスをとる文化、拒否権を振りまわすプレーヤーがいるという現状が変わらないんだとしたら、誰が代わりにその調整するの、そもそも政策の方向性示してやりきるだけのガッツと力量と制度がなければ「政治主導」なんてできないでしょ、

    という内容、たぶん。
    ま、当然といえば当然。

  • 本書は元官僚の著者が政策決定のプロセスと官僚パワーの分析から失敗の原因を探った本である。

    まず民主党の先生方はこの本をよく読んだ方が良い。最後まで怒らずに読める心の広さと謙虚さが必要であろう。 

    次に大衆はいたずらに官僚をバッシングする事を止めるべきである。正しい批判とバッシングは異なるものである。一時的に熱しやすく冷めやすい姿勢を改め、長期的に関心を持つ必要があろう。

    本書はいま流行りの政治主導という事だけでなく、国民が政治に関わるという事がどういう事なのかを問うている気がします。

  • 政治主導はなぜ失敗するのかを、日本人のコンセンサスをとって、拒否権をもった人間が多い文化に求め、それほど官僚が権限等をもっていないので、問題は政治家が政治主導を確立できるかであるとしている。

    公務員あがり(旧労働省)であって、官僚や公務員の著作も多い筆者であるので、比較的バランス感覚がある本。同時に、時折に暴露話がありやわらかく感じる本である。

  • 今年になって始めた毎週1冊は本を読もうキャンペーンの第一弾。

    政治のことをマスコミの論じているものしか断片的に得ているとダメだということがよくわかる一冊。

    そもそも脱官僚ってそんなにいいことなの?ということが中心として記されている。元官僚さんということもあって話に臨場感もあっておもしろい。

    ちょっと文章がいっぱいで心理的に読みづらいなぁとは思うけど、読んでおいて損はないかなと思う。僕みたいな政治とは適当に接している人は必読かなと。って、僕だけかな。

  • 政治家はなにもできないから、官僚が政策を決める。そして根回しをしていることに誇りに思っている。おかしな人種だ。
    東大法学部を出て、立派なごますり野郎になってしまうのだろう。哀れだな。
    官僚はマスコミも操作していたが、民主党はそうならないように仕向けた。
    自民党時代の方が官僚にとってはよかったのだろう。
    以前は官僚にも力があったが、今後日本に官僚は必要になるのだろうか。
    いずれにしても、毎日夜中まで頑張って働いている官僚の人たちが自分たちのために天下り団体を作ってしまうこともわからないでもない。

  • 官僚から見た民主政権の危うさを理解。それにしても回りくどい作文には読むのに疲れた。

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