- Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334035822
作品紹介・あらすじ
2011年春以降の身分は未定。「いったい私はどうなるの?」『高学歴ワーキングプア』から3年。その後、博士たちに何が起こったのか?鈴木謙介氏(関西学院大学准教授)との対談を収録。
感想・レビュー・書評
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108円購入2018-01-17
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以前より博士の活用は行われていると思うのだが、実際どうなのか?専攻分野でも需要の違いがありと思う。
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大学院に行くよりも敢えて留年して新卒者になった方がメリットの大きな国になってしまったのか。キチンと勉強した人が報われない社会に絶望感を覚えます。
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博士だからといって安定した職場が保障されないとは。書きにくいこと書き切った勇気を応援したくなる。大学組織の在り様も考えさせられる。
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「高学歴ワーキングプア」著者の近著。
本気で書いているのか茶化しているのか不明なところもないではないが、現状の問題点をかなり正確に鋭く指摘している。
誰もが間違っていると分かることが正せないのがこの国の行政の特徴の一つか。
今後この世界は大きく変化するのか、そうでもないのか? -
たとえ、東大を出ても就職は運。
著者の結論はこれに尽きる。
自分と同じ境遇にいる人々を知ってほしい、そして行動してほしいとの願いが込められているように感じた。
自己否定?と思うが、実際そうなのだろう。 -
博士の問題について触れている希有な本。国民の多くはこの問題に関心がないから、アカデミックに関係する人が読者のほとんどだろう。実際、私も現役の大学院生(修士課程)である。研究室の先生(助教)が僕らの就職時に、君たちはいきなりパーマネントだから羨ましいよと言っていたのをこの本を読んで思い出した。博士の危険度は4回生の時に気づいていたので、全力で回避するように頑張ってきたが、全容を知るとやはりという感じである。
この本や前著「高学歴ワーキングプア」はリスクの認知として学部生が一読すべき本だと思う。