ゼロ円ビジネスの罠 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 26
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  • Amazon.co.jp ・本 (203ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334035839

感想・レビュー・書評

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  •  10年前の本なので今はまた違うと思うが、マクドのゼロ円コーヒーの盛り上がりを思い出した。5章の解説は少し難しかったが、たくさんの事例はこんな商法あったな、と懐かしく感じながら読んだ。未知のものでは、アメリカのレンタカーとチェコの売春宿に目から鱗。
     もう少しとっつきやすい文章にしてイラストを付け、10〜20代や高齢者への注意喚起に活用して欲しい。

  • 山本

    所感

    ビジネスモデルに意識を持てない人、これから意識していきたい人が読む分には良い本。
    そうだよねと感じる内容が全体的に多かった。初めて聞いた単語は他レビューにも載っている単語だが、フリーミアムという単語

    事例
    フリーミアムとは
    フリーとプレミアムを足した造語
    見込み客を無料で捕まえて、その後に商品を有料購入してもらうこと

    業務に置き換えると
    色々な事例が載っているからこそ、自分の仕事に置き換えた時に吸収率が高くなれる。知識を溜めるにはネットで拾うのも面倒な内容だから便利な内容。客先、社内など業務で関わる人達との会話のテンポが良くなるのは必然となる。

  • 知ってる内容が多かったかな。でも有用。

  •  内容に深さも広がりもない、うすーい本だった。途中で読書を中断しようかと、思いつつも、なんとか最後まで読み通したが、読後にまったく満足感をもてない本だった。残念な本である。

  • ホンマでっか!?TVに出演している門倉 貴史氏の本

    ゼロ円ビジネスやフリーミアムについて詳しくなります。

    ゼロ円ビジネスの推移を知ることで、罠にはまらなくなるでしょう。

  • 「ホンマでっか!?TV」でお馴染み、地下経済の専門家である門倉貴史先生の本。
    2010年9月初版。
    終始、「ホンマでっか!?TV」出演中の門倉先生の顔を浮かべながら読んでしまいました。
    だから本文中、「チェコのプラハには料金ゼロの売春宿がある」なんて書かれていると、
    つい“チャカ チャカ チャン、チャ、チャン、チャン”とあのフレーズが浮かんでしまいました。
    日本の、世界のゼロ円ビジネスとその仕組みを紹介していましたが、
    なんだかホンマでっかの書籍版「門倉スペシャル」のように楽しんでしまいました。

    第1章 広告依存型の「ゼロ円ビジネス」…ミクシィ、無料クーポンなどを紹介
    第2章 「フリーミアム」の登場…プレミアムのあるフリー(無料)ビジネスを紹介
    第3章 なぜ人は無料に飛びつくのか…返報性の原理・保有効果など心理面を分析。
    第4章 タダより高いものはない?…ゼロ円ビジネスのトラブル、違法業者、犯罪手口など紹介。
    第5章 ゼロ円ビジネスの経済への影響…デフレを助長するか?今後は?

    門倉先生の結論は、「ゼロ円ビジネス」は一過性の現象で、マンネリ化した後は、
    価値競争でもある有料化ビジネスの嵐になるかもしれない。とされています。
    尤もなお考えだと思います。

  • 例を示すのはいいけど、ちとクドい。考察は割と浅め。流し読みはしやすいが、もう少し深く分析してもいいのかなぁと思った。

  • 前半はまだしも後半はひどい。
    いかに0円ビジネスがダメかを語っているが、対象とする0円ビジネスに偏りがあるし、一面しかみられていない。というか、詐欺がらみの話が大半。
    つまらない。薄っぺらい。

  • 広告依存からオプションを割増にする戦略にシフトしてきた話。人が無料に飛びつく理由「返報性の原理」「保有効果」「損しない」など現在の実情の奥が覗ける興味深い話が多く面白かったです。

  • 様々な無料ビジネスの儲けの仕組みが分かりやすく書かれている。無料のサービスを体験してから、有料のサービスを購入してしまう「返報性の原理」「保有効果」などの消費者心理の話は興味深かった。

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著者プロフィール

神奈川県立横須賀高等学校出身。慶應義塾大学経済学部卒業。浜銀総合研究所入社。1999年日本経済研究センターへ出向。2000年シンガポールの東南アジア研究所(ISEAS)へ出向。2005年6月まで第一生命経済研究所経済調査部主任エコノミスト。2005年7月からBRICs経済研究所代表。2007年同志社大学大学院非常勤講師。日本で初めて地下経済の研究に取り組み、地下経済に関する著作も多数発表している。またワーキングプアの啓蒙書も多数発表。BRICsに続く経済発展が見込まれる国々として、ベトナム・インドネシア・南アフリカ・トルコ・アルゼンチンを総称したVISTAという造語を提唱した。

「2018年 『日本の「地下経済」最新白書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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