公務員試験のカラクリ (光文社新書)

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  • 光文社
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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (205ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036355

感想・レビュー・書評

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  • 公務員が楽な仕事ではないことがよくわかった。

  • 面白かった。民間の就活に比べ独特である公務員試験について、何故そうなったのか理由から考えてみようという本。筆者は公務員試験の受験指導を行っているだけあって、試験や面接の説明は的確だし、批判で終わらせることもない。

    以下、同意した部分を引用する。

    P36
     そもそも公務員の仕事のなかには「ときにはやりがいがないかもしれないけれど、どこかで誰かが、まじめにやらないといけない仕事」が相当含まれている。そして、辞令一本で、やれと言われた仕事にはNOは言えず、淡々とこなすしかない。
     実際、幅広い異動をどう思うかについて現役公務員の声を拾ってみると、自分の希望は通らないし専門性も身につかないため、何でも屋、便利屋になってしまっているという否定的な声が強い。これでは、よほど柔軟性があり好奇心の強い人でない限り、国民生活に役立っているという実感を含めて、公務員の仕事そのものに魅力を感じろといわれても簡単ではないだろう。



    「地元優先」と「能力優先」という二つの考え方が面白い。極端な話、地元愛溢れるバカを採るのか、縁もゆかりもない優秀な人を採るのか、ということ。働く人なんだから、どう見ても後者を採るべきだと思うけど。

    資格スクールの講師も悩むことはないと思う。講師の仕事は、希望者を公務員試験に受かるよう指導すること。付け焼き刃の非コミュが受かったら、見抜けなかった国・自治体のせい。大学だってお稽古だって「あなたには向いていないからやめなさい」ということはないだろう。国民・市民のために働く公僕だと考えると優秀な人の方がいいけど。うーん、納税者の一人として苦悩するってこと?受験生本人のためならいいけれど、自身のためなら、社会人として筋が違うんじゃないかなぁ。

    公務員試験が広範囲に勉強させる理由が分かった。常に法律・条例に則った仕事をするものだから、法律的な知識はまず欲しい。仕事内容も、一点集中ではなく限られた時間・予算の中でこなしていくという感じだから、効率の良さも必要だ。そして何より、尖った人材を欲していないのが民間と違うのかも。上記引用にあるように、主な公務員の仕事って決められたことを決められた通りにこなすことだと思うの。内閣なり議会なりが法律・条例を定め、具体的な作業は手足となる公務員が動く(と思うんだけど)。

    民間の就活と公務員試験の断絶は大いに感じる。優秀な学生がやる気と期待をもって働ける職場にして欲しい。国の中枢を支える仕事を避けられる、魅力がないと思われたら、その国は終わりだと思う。

  • 2017総合政策学部貸出ランキング第2位
    <図書館の所在、貸出状況はこちらから確認できます>
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=277373

  • 公務員試験を終えた身で読んでみた。

    正直言って、新しい発見はほとんどなかった。
    ただ、真面目に公務員の在り方を考えている著者だと思った。
    要約すると、公務員試験は様々な要因によりガラパゴス化しており、それにより本来公務員になるべき人員がそもそも試験を受けなかったり、あるいは「余得」を求めて公務員になって社会からの信頼を得られない人材がいたりする点で問題があるから、そこを改善していく必要があるといった内容。
    実際、私が働いていて思うのは、上の世代の方たちは私たちの世代に比して少しだけ社会性に難がある人が多いかもしれないということ。徐々に変革していきたい。

  • 年齢的にもう無理だが試験の辛さが少し分かった。

  • 公務員には、安定している立場でないとできない仕事をするしめいがあるから、安定が約束されている。
    公務員は移動が多い。特に地方公務員ならば、この間まで税金の徴収をしていた人が、地元の商店街の振興を図る仕事を担当するようになるとか。すると、全く新しい仕事を一から覚え直してやらないといけなくなるわけだ。そんなとき、単なる事務処理能力のほかに、多少の好き嫌いはあっても、どんな仕事も割り切ってこなせる懐の広さがないと困るのである。

  • 勉強法を学んだ。

  • 公務員試験という癖がある試験について受験指導を行い試験時評論家の立場から世間一般の人間が持つイメージ分析、裏の話等、一般的に発売されている公務員の本とはまた違う目線で書かれており公務員試験受験を考えている自分としてはすごく良本だと思った。

  • 公務員試験が民間の就職試験と比してどのように違うか。
    適切な人材確保にはどうしたらよいか。

    といった事が語られている。
    カラクリという言葉から期待されるような、一般的には知られ得ない衝撃の事実!なんてものはもちろんない。

    学生でももうちょっとマトモなの書けるだろ。
    浅い知識・経験八割と勝手な推論二割で書かれたペラペラな一冊。
    案の定でした。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、3階開架 請求記号:317.4//O27

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