- Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334036362
感想・レビュー・書評
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上司は変わりません。部下が変わるしかありません、ということです。
上司に対する部下の対処法は具体的でよく書かれています。
しかし、なぜ上司になるとバカになるかについてはあまり書かれていません。
1.この本をひと言でまとめると
部下の意識/メンタルを変えましょう
2.お気に入りコンテンツとその理由を3から5個程度
・人間関係において、他人をあてにしない人間ほど強いものはない。(p.117)
⇒そういう考え方ができるようになれば強いと思う。その強さがほしい。
・目の前の仕事に没頭できる人。そういう人が一番強い。(p.30)
⇒仕事では個人の感情を分けることが必要。かなり難しいと思いますが。
・上司が部下に、部下が上司に心配りのできる組織は強い。(p.58)
⇒上司の心配りを気づかないといけない。自分自身は部下に心配りができてるか。
・嫌な上司に対する一番の仕返しは圧倒的な成果を上げること(p.150)
⇒かっこいい理想的な仕返しの仕方。こうありたい。
3.突っ込みどころ
・本当に実践できるだろうか。
・上司になった人はどうすれば本書にかいてあるような行動をしないようになるか、はあまり書かれていない?
・部下が考え方を変えるために相当我慢しなければならない気がする。
4.自分語り
・部下の意識/考え方を変えて常に平常心を保つというのが対処の基本であり、上司を怒らせる理由を与えない、という基本的なことばかりと感じました。基本的なことを見つめなおすという点においては役に立ったかなと思います。そもそも、上司との人間関係は仕事の目的ではないのに、このような本がでるのは・・・
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居酒屋の愚痴に毛が生えた程度の内容…。
まあ、トイレで読めば気付き程度には役立つかも。 -
あんまおもんなかった。著者の経験とか他人から聞いた話の馬鹿上司を様々な事例としてあげ、その対処方法を説明してる。営業出身なだけあって例が偏ってる気がする。今の会社にはいないタイプばっか。まぁなるべく馬鹿呼ばわりされる上司にはならないでおこう。
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著者は営業畑の方のようで、技術畑の自分とは別の分野だとは思いますが、なかなかどうして「あるある」の多いこと。
上司のジャンルには業種の壁はないようで。
いずれのケースも、不満ばかり募らせてないで、やれることを真摯にやりなさい、という方針です。
これ、わかっちゃいるけど実践するのはなかなか難しいんですよねえ……
入社してはや16年、いよいよ名実共に「上司」たることを望まれるここ最近。
本書に登場するような悪例になってしまわないよう、「良くない上司」と折り合いをつけながら、さらに精進していく所存です。 -
菊原智明"人は上司になるとバカになる"を読む。
トヨタホームの営業を経てコンサルとして独立した著者による上司論。ブラック企業の先駆と思しき住宅営業出身なだけに、バカ上司の類型にリアリティがありまくりです。
著者は自らの経験に照らし、「頼れるいい先輩」だった人が、役職になった途端に保身先行で後ろ向きな「バカ」になってしまった(ように感じた)ことをきっかけに、上司の類型化と対処法の検討を行っています。
本文ではさまざまなバカ上司を挙げた上で、彼らにも生活があり責任の違いから保身的になりがちなのはやむを得ないとしていますが、ピーターの法則にあるように、人は能力の限界まで昇進し、無能とみなされる地位に至った時に昇進がストップする、ということであれば、すべての組織人は潜在的にバカ上司になりうる、ということかも知れません。
◯部下の意見を全否定する上司への対処法
1.上司が疑問に思いそうな部分を客観的なデータに基づいて、すべてつぶしておく。後で説明しよう、書かなくてもわかってもらえるだろうなどという思いは禁物。
2.さらに、上司に提出する際には、言葉で説明しようとせず、「まずはひと通りお目通しください」と、だまって全文を読んでもらう。
◯部下の存在を全否定する上司
この人は、他人に弱みを見せることができない孤独なかわいそうな人だ、と考え、自分をなぐめる。
◯目次より、その他上司の類型
・守ってくれない上司
・発言がコロコロ変わる上司
・相談すると逆効果になる上司
・細かすぎる上司
・粘着系の上司
・部下を辱める上司
・自分の非を認めない上司
・部下のジャマをする上司 -
ここまでではなくても、確かにこういう上司っているよなぁと思ってしまうタイプ分けです。いかにうまくやり過ごすか、ということがポイントなのかも。
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まぁいいたいことはじっと我慢しろにつきる。
そして成果を残せ、そしたら上司なんてものはだまるぞと。
この2行をいいたいがために200ページを割いている印象。 -
ダメ上司パターン紹介本。反面教師にするかたちで。
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イヤな上司というのは決して珍しくない話ですが、その上司がなぜそんな風なのかというのは考えたこともありませんでした。
対処法などを含め、考えさせられることの多い一冊でした。
志學館大学 : のら -
2013/7/12読了