まじめの罠 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 186
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  • Amazon.co.jp ・本 (193ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036461

作品紹介・あらすじ

「まじめの罠」とは、何かに対してまじめに努力した結果、自分や社会を悪い方向に導いてしまうリスクを指す。そして、いま、日本社会全体がこの罠にハマっていると考えると、いろいろな謎を解くことができる。あなたは、この罠にハマっていませんか?「究極の優等生」として悩みながら働いてきた著者が綴る、「脱・まじめ」の上手な方法と、そのご利益。

感想・レビュー・書評

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  • 職場でまじめな人から「ふまじめだ」とか「ズルい」とよく言われる。なんでそんなことを言われないといけないんだろうと思っていたが、その理由がよーくわかった。ま、単に自分が悪い奴だからかもしれんが。

  • ”まじめの罠”
    タイトルに惹かれ、久々に勝間本を読んでみるかと手にとってみた。
    まるで自分のことを言われているようで、耳の痛い一冊。
    繰り返し読んで、自分の軸を確認するために使いたい。

  • 勝間和代さんの本は、基本的にあまり好きではなかったのですが、この本には「なるほど」と思う部分がありました。

    目の前の「やるべきこと」に闇雲に取り組むまえに、「やすべきこと」が本当にそうなのか? 課題自体に問題はないのか? 設定自体をよく考えてから取り組んだ方がいいということですね。

    いつもそうだから・・・今までそうしてきたから・・・みんながそうしているから・・・ではなく、設定自体の妥当性をよくよく考えてから行動に移せればいいと思います。

  • まじめについて知りたくて読書。

    まじめ教=バカの壁と思った。ホリエモンや日本で成功者と呼ばれる人たちを皆で叩く構造、精神状態を考えさせてくれる。

    著者はすごい、叩かれても冷静にエゴサーチして分析して、著作のネタなど糧にしている。その精神の太さは、見習いたいものだ。メタ認知=自己客観視、自己分析力の大切さは以前から度々登場させていたが、常にメタ認知を磨き続けることは、まじめ教から抜け出す手段の1つと言える。

    他者を攻撃するのは人間共通で日本人に多い病理。他責で自分の頭で考えることを放棄したほうが人間は楽に生きられるから。

    自分の頭で考えて自分のハンドルを自分で握っていくためには何が必要なのか。

    本書で取り上げるまじめ教は、日本人よりも中国人の方が多いとも思った。

    現代日本人の抱える病理をあぶり出している良書。

    読書時間:約1時間5分

  • なるほどと納得の一冊。この本で定義されているまじめは自分も含めた大体の日本人に当てはまるのではと思う。メディア、専門家、政府の話を疑わず思考停止状態になる現状。情報は自分で集め、自分で考え判断する訓練が改めて必要と感じた。

  • タイトルにどきっ、として手に取りました。

    型にはまらないこと
    自分の頭で考えること

    が大事なのかな、と思いました。

  • 「まじめ」という日本人の気質のようなものが、実は自分や社会を悪い方向に導くリスクであると勝間さんは主張している。

    まじめの罠なら抜け出すための6つのソリューション
    ①失敗を恐れるな
    ②問題設定そのものを疑え
    ③動物的な勘、身体感覚を養え
    ④独立した経済力を持て
    ⑤自分のまじめさや常識を疑え
    ⑥正しい自己認識を持て

    結果に占める自分の能力の割合は2%しかないらしい。
    読んでて自分を卑下する必要はないんだなと感じた。心強い味方ができた気がしました。

  • 自分は真面目だと自覚してるので、自分も不真面目が嫌いな人間だろうなと読んでいて思いました。
    常識に疑問を持つ、効率の大事さ、よく遊ぶことの大事さ等大切と思いました。
    また読みたいです。
    薄めの本で、文章も読みやすいです。

  • 博士号はムダでもとっておいた方がいいのは、日本にはびこる専門家バイアスの強さのため。
    うつ病は努力しすぎた人を休ませるために体があげる悲鳴みたいなもの。
    まじめから抜け出すと、
    ・労働時間が短くなる
    ・お金が儲かるようになる
    ・人を非難しなくなる
    ・人生に満足できるようになる

    Solution
    ・失敗を恐れない
    ・問題設定そのもを疑う
    ・正しい自己認識を持つ

  • 途中でよくわからなくなった。
    少し偏りあるけど、あまり接点がないタイプだから読んでみて知ることが多かった。

    とりあえず、真面目過ぎて大切なものを見失わないようにしなくてはーと思えた。

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著者プロフィール

東京都生まれ。経済評論家(兼公認会計士)。早稲田大学ファイナンスMBA、慶應義塾大学商学部卒業。
当時最年少の19歳で会計士補の資格を取得した後、21歳で長女を出産。在学中から監査法人に勤めるが、ワーキングマザーとしての働きにくさから外資系企業に転職。以後、外資系数社を経て、経済評論家として独立。労働生産性の改善などが得意分野。
男女共同参画会議「仕事と生活の調和に関する専門調査会」専門委員。ワーキングマザーのための無料会員制ウェブサイト「ムギ畑」(http://www.mugi.com)を主宰。3女の母。
著書に『インディでいこう!』『猪口さん、なぜ少子化が問題なのですか?』(共著)『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』『無理なく続けられる年収10倍アップ時間投資法』(以上、ディスカヴァー)、『マッキンゼー組織の進化』(ダイヤモンド社、共著)などがある。

「2007年 『ワーク・ライフ・バランス手帳2008』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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