- Amazon.co.jp ・本 (306ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334036492
作品紹介・あらすじ
個人美術館の愉しみは、近現代を彩る芸術家たちの足跡を眺められること。もう一つの愉しみは、その作品の山を築くことになったコレクターの、熱情を見ること。大金を投げ出して手に入れた人の熱情が並ぶと、その熱を通して見えてくるものがある。日本にある、魅力ある個人美術館を厳選。赤瀬川さんが紡ぐ46の物語。
感想・レビュー・書評
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この本きっかけで旅に出かけたい。
所蔵美術品の説明も良いけれど、館内をぐるりと見回した様な赤瀬川先生の語り口が素敵。 -
行ったことのある美術館にはにやにやし、建築や佇まいの素晴らしい美術館には感心し、ぜひ足を運びたくなる。
1.足立美術館
2.大田区立龍子記念館
3.何必館・京都現代美術館
4.植田正治写真美術館
5.細見美術館
6.大津市立三橋節子美術館
7.玉堂美術館
8.神戸市立小磯記念美術館
9.出光美術館(門司)
10.河鍋暁斎記念美術館
11.鎌倉市鏑木清方記念美術館
12.大塚国際美術館
13.メナード美術館
14.DIC川村記念美術館
15.笠間日動美術館
16.アサヒビール大山崎山荘美術館
17.山口蓬春記念館
18.大原美術館
まだ行ったことがなく、今後ぜひ行ってみたいところを書き出すと18もありました。有名なところも今回初めて知ったところもあり、個人美術館て面白いなあ。 -
美術館巡りに行きたくなった。図版も多い。静かな美術館をゆっくり見まわるような赤瀬川さんの語り口が素晴らしい。
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美術
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優良新書。国内の45の個人の狂おしい愛情によって作られた個人美術館がタップリと写真付きで紹介される。赤瀬川原平のナビゲートも、画家としての実感の隠ったもので、単なる表面的な画家や美術館の紹介に終わらないことろがとてもよい(赤瀬川原平の美術紹介本は他の本も愛読している)。
以下、備忘を含めて、興味を持った美術館
・松本俊介を多数所蔵する大川美術館
・ある絵に狂信的に魅せられ、手も入れてないのに、その絵を頂とする凝りに凝った建設してしまった何必館・京都現代美術館
・熊谷守一記念館
・イサム・ノグチ庭園美術館
・桂離宮よりアメリカ人に人気の庭園を有する足立美術館
・建物が素晴らしくモネの睡蓮もあるアサヒビール大山崎山荘美術館
・所蔵がピリリと素晴らしい、メナード美術館、ひろしま美術館 -
あんまり頭に入ってこなかったんで、すげー飛ばし読みしてしまった。
でも、いくつか行ってみようと思う美術館は見つかった。 -
行ってみたくなる個人美術館の数々。
小さい本だからアレだけど、写真が小さいです。 -
今年の8月くらいに図書館で借りて読んでいた。
すでに訪れたことがある場所も、これを読んで初めて知る場所もあった。
(地元のよく行く美術館が紹介されていたのもうれしかった)
その後ぽつぽつ実際に訪れた場所もあった。
読んだから行こうと思ったわけでもなく、気になる展示が丁度やっているなあ、そういえばあの本に載ってたなあ、という感じで、再度本を借りたりもした。
読んだのち、結果として活用につながった本。
そういうのが私は好きだ。 -
請求記号・706.9/Ak
資料ID・310006017