- Amazon.co.jp ・本 (209ページ)
- / ISBN・EAN: 9784334036515
作品紹介・あらすじ
「遠慮」とは、相手を思い、こころを先へ先へと馳せること…。作法の基本全てに流れているこの「遠慮」のこころを、訪問、食事、冠婚葬祭、服装、ふるまいなど、日常の作法に触れることで学んでみよう。七百年前の室町時代に確立した小笠原流礼法から、「一日一善」ならぬ、「一日一作法」で、毎日一つずつ作法を身につけると、その真の意味や、日本人のあるべき精神がわかってくる。
感想・レビュー・書評
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読む側の立場にたって、分かりやすく、理路整然と、温かみが伝わってくる。相手のことを思いやるということがどういうことか伝わってくる。大事だけど、失われていくこともきっと多いと思う。読んで毎日実践したくなる。
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小笠原礼法と聞くと難しいイメージだったが、この本を読むと、至って当たり前のことばかりだと知る。
そして、その当たり前のことを理解し継続することがまた難しいということを再認識。
当たり前のことを、きちんとやる。つまりAKYだ。 -
作法の背景と実際の方法について。
箸の上げ下ろしからやり直しだな。トホホ
心の込め方、大事です。 -
読書メモ
・今日1日全ての時間を早く行動する。
・黙って過ごしてみる。
・自分の心に素直に過ごしてみる。 -
見た目を磨くには「こころを磨く」
そのこころは礼儀作法に表われる
また礼儀作法には相手を大切に思うこころが存在しており、
それは表情であったり、素直なこころの持ち方が普段の作法に表われてくる。
立ち振る舞いや心構えなど普段は気にしていないことを意識させられる。 -
少々格式高く、一般人の日常に汎用性は低い。
作法を丁寧に教えてくれている点は基本を再認識できる。
本物といわれる人は、努力をおこたることのない才能を持っている。 -
予備知識もなく、読み進んだ後、著書は一体どんな人?とググったら、想像とぜんぜん違ってました。本を読んでいる最中は、きっとおばあちゃんくらいの年代で「この頃の若い者は・・・」と思いながら執筆されているんだろうなーと。その実、自分も本書にあげられている、いわゆる行儀作法はまったくもってダメというか無頓着な部類に入っちゃいます。(スミマセン)
本書一冊で、上座・下座の話から、礼の角度、箸の持ち方、冠婚葬祭に向けての心構えなどハウツがいっぱい。手元に一冊おいておくと、無礼なく過ごすことができます。(あ、手元においておくだけでは、だめでした。きちんとした理解と心構えが必要です・・・。)
若い人も心構えとして必要かもしれませんが、若い人・子供の手本になる私たちこそが身につけるべき一冊なのですね。(と、第三者でごめんなさい) -
やってみようかなぁと思った作法
・お辞儀をするときには、いち、にぃ、さんの間合いで、ゆっくりと
・脱いだ靴は、ひざをつけてむきなおす
・箸のあげ方、下げ方(左手をつかってやる)
・会議遅刻のお詫びは会議の最後に。その場を中断させて、侘びをはさむのは、自分のエゴ
目次を読み返しても、これくらいでしょうか。
心をこめて接することや、相手の立場を想定してみることなど、気持ち/姿勢のお話が前半は多かったが、一般的なはなしかなと感じました。 -
会社ではマナーについて注意されることがほとんどないので、折に触れてマナーについて自省する機会を持たねば、と思って買った本。
過去の振る舞いについて恥をかいていたことを知り悶絶すること多々。
(同時に、周囲の人もみんな分かっていないから注意されないのだな、と思うことも少なからず) -
日本人として大切にしたいことがマニュアルのように書いてあります。でもただのマニュアルではなく、なぜそうしなければならないかという本質の部分が書かれていることですごく納得感を得ることができました。今日から日々の行動の中で意識していきたいと思いました。