プロ野球の職人たち (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036782

感想・レビュー・書評

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  • 日本プロ野球を支える選手やフロント、審判へのインタビューをまとめた本。

    本書は選手だけでなく、フロントや審判といった裏方も含めたプロフェッショナルたちのたぐいまれなる技術や思考について書かれています。

  • スポーツライターの二宮清純による、職人と呼ばれる選手・フロントに光を当てた一冊。

    とはいっても福本豊から現役の成瀬善久まで、一流の選手ばかりで、どれも面白かった。

  • それぞれの分野で一流を極めた選手たちの職人魂を、インタビュー記事を交えながら解りやすく解説してくれている。

    巨人選手だった人が一人しか選出されなかったのは残念だったが、たまにはこういう本も良い。

    1番 センター 福本豊
    2番 セカンド 松井稼頭央
    3番 レフト 若松勉
    4番 サード 中村剛也
    5番 ファースト 高井保弘
    6番 ライト 稲葉篤紀
    7番 キャッチャー 古田敦也
    8番 ショート 川相昌弘
    9番 ピッチャー 成瀬善久
    クローザー 高津臣吾
    投手コーチ 佐藤義則
    スカウト 片岡宏雄
    フロント 小林至
    アンパイア 名幸一明

    指名代打もあったら良かったのになぁ。


    (2014/3/4)

  • 選手だけではなく、審判やフロントスタッフも取り上げての架空の職人球団として取り上げ、それぞれの人物に迫る。

    選手だけなら伝わっている情報があるが、審判やスカウトもとなるとなかなか興味深く読めました。

  • 一気に読めてしまいました。
    プロ野球界には様々なタイプの選手がいます。
    走り屋に代打男、飛ばし屋、女房役、そして守護神などなど…
    それぞれの分野で一流を極めた選手達のインタビュー集です。
    普段は注目されないフロントや審判などにもスポットライトが当てられるなど、なかなか興味深い内容でした。
    願わくは、守備職人的な選手も入れて欲しかったです。(例えば元西武の奈良原や元ロッテの小坂、元阪急の本西など)

  • タイトル通り野球選手の「職人」的な技術とそのための練習方法に注目した本。著者の詳細な取材に基づいて書かれた話なため、野球をやっている人にとって参考になる点が多い。
    題材として選ばれた選手は天才的なわけでも身体能力が図抜けているわけでもないので多くの欠点を抱えている。また、長く選手生活を送っていれば調子の悪い時期、結果のでない時期がある。この本の中で描かれている、いかに欠点を改善したか、いかにスランプを抜け出したかというアイディアや発想の転換はとても興味深い。
    野球のみならず、スポーツはロジックを知るとより面白くなる。この本は単に大騒ぎをするだけの段階から一段上の知的な野球ファンに私を変えてくれた。

著者プロフィール

(にのみや せいじゅん)1960年愛媛県生まれ。スポーツ紙や流通紙の記者を経てフリーランスのスポーツジャーナリストとして独立。株式会社スポーツコミュニケーションズ(http://www.ninomiyasports.com/)代表取締役。『最強のプロ野球論』『プロ野球の一流たち』(ともに講談社現代新書)など著書多数。

「2014年 『プロ野球 名人たちの証言』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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