医師のつくった「頭のよさ」テスト (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 110
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036898

感想・レビュー・書評

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  • 特性を知ることで、自分や他人の個性が可視化される。それによって、問題に対するアプローチを明確にすることができる。

    科学的根拠に欠ける表現が散見される点は気になったが、自己を見つめ直すいいきっかけになります。

  • 科学的根拠には疑問あるも、面白い。
    子どもとの喧嘩が減ったので☆4つ

    科学的根拠はほんと不明。
    参考文献書いてないし。
    右脳・左脳理論など今は否定されていたような?

    女性誌の後ろの方にある特集記事みたいな感じです。

    とはいえ、本書のおかげで子どもとの喧嘩が減り感謝しています。
    本書によれば、子どもと私の2人の認知特性は真逆。
    どうりで判り合えなかったのだと2人で納得しました。
    そして、コミュニケーション方法を変えて、喧嘩が減りました。

    「科学」や「医学」を求める方には不向きですが
    「実用性」を求める方にはお勧めです。

  • 人は生まれ持って認知特性があり何が優位かによって、得意不得意が決まっている。

    その特性を自分で認識し最大限に活用している人こそが頭の良い人であり、さらに相手のことをよく知り認めることができることも頭の良い人の特徴であるとのこと。


     
    自分の認知特性を知るためのテストがあったり、認知特性による得意不得意や、伸ばし方が書かれているので実践書のような感じ

  • 日常生活で出会う人たちや自分の行動を観察して、「認知特性」が違う!と自ら発想し結論することができただろうか…と想像すると、それはかなりの難題に感じます(私にとって)。相手の理解に苦しむとき、自分の努力が足りないのか…いや、育った環境が違いすぎる?…などと気を揉むので精一杯でしたから。
    その意味で、貴重な機会をありがとうございます。

  • 「認知特性」という言葉を知るだけで、理解できない相手を理解しやすくなった。

    「すべての能力のベースは感覚にある」と表現されていたように、五感のどの感覚が得意なのかが、学ぶ上で重要なのだ。

    視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚
    これら5つある感覚の中で得意不得意は人によって違うが、
    「視覚」と「聴覚」が学校生活や社会生活において重要視されている。
    だから、この本にもある認知特性の検査はこの視覚と聴覚が基本となっており、それに「言語」という軸が加わって6種類のタイプに分けられている。

    ぼく自身は、言語抽象聴覚言語に偏っていたが、本を読んだり、人と議論したりすることが好き(得意)なのもこのためだとわかった。

    教育現場において、それぞれの特性を認識して、相手に合わせた伝え方ができれば効率が良くなるし、「なんでこんなに説明してもわからないんだ!」という怒りが湧くことも減りそうだ。

  • はるさん推薦

  • 自分の特性に対する興味と子育てに役立つ知識が欲しくて読みました。

    特性を知ることで、何か選択をするときに得意な方法を選んだりヒントになる。
    相手の特性を意識することでコミュニケーションの手助けになる。
    子どもの発達に関する話や記憶力を上げる方法などもあり勉強になりました。

  • あとがきより抜粋

    診断をつける事は病院が果たすべきの役割の1つですが

     大事なのは、診断名による画一的な支援ではなく
    その人自身を見守ること

     自分自身と相手の特性や能力よく知っていたとしたら避けられた壁も多くあり

     学校で良い評価を得られる子供と社会で大成する人の共通点は自分の特性をよく理解し最大限に活用している人は自分を知り、認め、選択し、適用させるそれができる人こそが頭がいい人です

     さらに言えば、相手のことを知り認め自分から相手に適応していくことも頭がいい人にはできるのです

     この本を通じてあなたがあなたの中にある自分の素晴らしさに気づき、あなたの隣にいる人の中にあるその人の素晴らしさに感謝できる、そんなお手伝いができれば本望です

  • 学校でよい評価を得られる子どもと社会で大成する人の共通点は、 自分の「認知特性」を理解し、最大限に活用していることです。

    自分を知り、認め、選択し、適応させる人こそが、「頭がいい人」なのです。

    認知特性とは、目や耳などの感覚器から入った情報を理解・整理・記憶・表現する「方法」で、六つのタイプに分かれます。

    社会では、アイデアを生み出す「創造性」、整理整頓できる「逐行機能」、 仲間から好かれる「社会性」、仕事の締め切りを守る「時間感覚」などさまざまな能力が求められますが、それらは認知特性を意識することで伸びるのです。


    <目次>
    第1章 人にはどうして得手不得手があるのか――感覚がすべての能力のベースとなる
    第2章 なぜ、同じモノを見ても同じに理解しないのか――人には認知特性がある
    第3章 人には本来どのような能力が備わっているのか――認知特性と能力には関係がある
    第4章 どうしたら社会で自分を活かせるのか――認知特性に合った人生の選択方法
    第5章 得意な能力は、どのようにしたら伸びるのか――2つ以上の得意な能力を獲得する

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  • 人が周りの情報を脳で処理する方法にはいくつかあり、人によって得意な方法が違う。本書はそれを「認知特性」とし、6つに分類されたうちのどの分野が得意かをテストで知ることでその処理方法の特徴、向いている職業などを述べている。
    何かを覚えること一つとっても、写真のように映像で記憶するタイプ、文字に書いたものを記憶するタイプ、耳から聞いたものを音声で記憶するタイプなどあり興味深い。
    35の質問からなるテストで自分の特性を知ることができ、それぞれのタイプの詳細な説明からさらに深く認知特性の特徴についてを理解できる。テストの結果でこのタイプと出ても、その特徴の全てが当てはまるわけではないのでそこが少しぼんやりしているが、経験値や環境でも変わってくるということなのでよほど何かが突出していない限りは当てはまるものもあればそうでないものもある、ということで占い的な見方をしておけば良いのかもしれない。

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著者プロフィール

東京都生まれ。医学博士、小児科専門医、小児神経専門医、小児発達医。東京慈恵会医科大学卒業後、国立小児病院、国立成育医療研究センター、都立東部療育センターなどで肢体不自由児や発達障害児の臨床に携わる。2010年、世田谷区にニコこどもクリニックを開業。著書に『頭のいい子は、3歳からの「遊び」で決まる!』(PHP研究所)、『医師のつくった「頭のよさ」テスト』(光文社新書)、『誰にでも才能はある。問題はその「原石」をどう見つけて磨くかだ』(KADOKAWA)、『あなたの才能が10分でわかる40問テスト』(自由国民社)がある。

「2015年 『タイプ別「頭がよい子」になるヒント』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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