ルネサンス 歴史と芸術の物語 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 239
レビュー : 19
  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334036911

作品紹介・あらすじ

ルネサンスとは、一五世紀のイタリア・フィレンツェを中心に、古代ギリシャ・ローマ世界の秩序を規範として古典復興を目指した一大ムーブメントを指す。しかし、古代の文化が復興した理由、あるいは中世的世界観から脱する流れに至った理由を明確に答えることはできるだろうか。ルネサンスとは本来、何を意味し、なぜ始まり、なぜ終わったのか-。皇帝と教皇による「二重権力構造」をもち、圧倒的な存在として人々を支配していた中世キリスト教社会は、いかにして変革していったのか。美術との関係だけで語られることの多い「ルネサンスという現象」を社会構造の動きの中で読み解き、西洋史の舞台裏を歩く。

感想・レビュー・書評

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  • ルネサンスとは何だったのか、それはなぜ始まり、なぜ終わったのか
    を社会構造の動きの中で説明するための本

    世界史をほとんど学んでない自分が読んでも
    流れがよくわかる本だった

    写真や絵もふんだんに使われている

  • レオナルド・ミケランジェロ・ラファエロという3巨匠の作品と実像を、3人がリアルに交差するノンフィクションを軸にして解き明かそうという意欲作。だが結果的には失敗に終わったか。

    ノンフィクションでは固有名詞が羅列し、物語を読むには話の内容を理解することに難しさがあった。そのあとの解説文(通常の評論文)と簡潔な伝記には、重複する話が多く、にもかかわらず、読者には事実の整理がうまくできにくい(ただ読んでいるだけではよくわからないまま)。

    しかし面白く重要な話がたくさんあるため、もったいない本である。レオナルドの不遇と執念、ミケランジェロの恐るべき才能、そしてラファエロの革新性。それらが説得力をもって語られるとき、胸がゾクゾクしないはずはなかった。

  • 新書文庫

  • 美術館でミケランジェロ展があるため、ミケランジェロが生きたルネサンス時代について簡単に学べる本として読ませてもらいました。
    歴史の流れを見ながらルネサンスの興りから衰退まで、さらに芸術の移り変わりまでさらっと学べます。
    写真もカラーでたくさん載っており、写真を見ながら具体的な話を読めるためなるほど〜となりやすかったように思います。

  • ルネサンスとは何だったのか?その時代背景と根底に流れる思想がえがかれているところがおもしろい。古代復興というがなんで古代を復興したの?っていうところまでつっこんで解釈をしている。読み応えあり!!

  • 読了。

  • [芸術芋] 秋といえば芸術の秋!絵画の変化を通してルネサンスについて学ぶことができます。この機会にぜひ芸術の秋を堪能してみませんか。

    佐賀大学:mof

  • 2013.10.19読了。一週間かかった…
    も少し早く読み進めたい。
    「ルネサンスとは何だったのか、それはなぜ始まり、なぜ終わったのか」という三点について論じた一冊。ルネサンス=芸術活動が盛んな時代、くらいの知識しかなくても読めた。カラー写真がきれい。各章の冒頭に前章の内容の簡単な要約と本章での論旨が書いてある。そのため、前章の内容を忘れても思い出しつつ読み進めることができる。全体としてカラー写真も多く、わかりやすい内容になっている。
    以下、感想。
    絵画の変遷からみる歴史の流れ。絵に表れる当時の思想。印象深かったのは絵画の様式の変化から、当時の宗教的対立や解釈の変化を読み取っていく点。そんな風に絵を見たことがなかったのでとても興味深かった。一枚の絵に様々な意味があることを実感。高校時代、この絵はこの時代を象徴しています、とか言われても、当時はピンとこなかったが、こういうことだったのかと少し納得できた。もっと知る必要があるな。関連書籍は新書でたくさんあるようなのでそちらに手を伸ばすか。いずれ再読したい。

  • ルネサンスがなぜ生まれたのか? という歴史的な背景を含めた解説。その時代のイタリアの状況、金融業の発達から始まり、ルネサンス美術の何が画期的だったのかという「空間の創出」の話を経てルネサンス終焉まで。

    ルネサンスという時代の激動と、「空間を創出する」ことの新規性が印象に残りました。

  • ルネサンスに突入するまでの背景から、彼らが何を目指したのか、人物や空間(あるいは世界)の捉え方がいかに変容したのか。そして社会構造がどう動いたのかが明確に。これは面白い。ルネサンスって激動の時代だったんだな。

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著者プロフィール

東京造形大学教授、美術史家。本プロジェクトの代表で、活動の成果を披露した2020年1月の展覧会では監修を務めた。日本におけるルネサンス美術研究の第一人者で、レオナルド・ダ・ヴィンチに関する著書も多数。『レオナルド・ダ・ヴィンチ─生涯と芸術のすべて』(筑摩書房、第4回フォスコ・マライーニ賞受賞)、『もっと知りたいラファエッロ』(東京美術)など。

「2020年 『よみがえるレオナルド・ダ・ヴィンチ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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