東京いいまち 一泊旅行 (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (266ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037017

作品紹介・あらすじ

東京に住んでいて、東京のホテルに泊まっていけないわけもない。ながらく住んでいるからといって、身近な町を知っているとはかぎらないし、未知という点でいうと、千キロかなたも十キロの近きも同じである。夜ふけのホテルの窓から見上げた夜空は、心なしか旅情をかき立ててくれるし、それにこの旅は、足代がほとんどかからない。その分、夜の飲み代に回していいのである。林立するビルに挟まった、小さなシティホテルの朝の食事。たった一泊なのに、もう何日も旅の空をつづけているような気分である-。品川宿、上野、十条・王子、赤坂、築地明石町、牛込界隈、かっぱ橋道具街、赤塚、木場、小菅、関口、千住、丸の内、明治神宮、豊島園、桧原村、蒲田、青梅、八王子、神田・日本橋…。都心から郊外、山の手から下町まで。これまで幾度も通りすぎてきた町に、一泊、根をおろしてすごしてみると、町の素顔、魅力、歴史、息づく人々の姿…etc.が見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 東京に住んでいるのに、あえて東京に「一泊旅行」をしに行く、という紀行エッセイだ。

    蒲田で温泉に入ってみたり、東京都下まで足を延ばして祭り見学をしてみたり。
    刊行されたのが2012年なのでそれほど大昔の話ではないのに、どこかおおらかでまるで昭和のような雰囲気が漂っている。
    旅に何を求め、何を楽しみにするのかは人それぞれだなと改めて思う。

  • 近所ながらもホテルに宿泊し、決してメジャーではない場所も含めて旅する紀行文。
    軽妙な文章に乗せられて、ちょっと風景を確認しに現地まで行ってみたくなった。

  • エッセイ。

  • 東京のいろいろなまちを必要もないのにあえて一泊して散策する本。
    コンセプトはいいと思うのだが私には全くささらなかった。

  • おもしろない。
    「へーっそんなところあったんだ、気がつかなかったなあ」という新しい視点も、
    「そうそう、あそこいいよねえ」という共感も、両方得られない。

  • 書店でたまたま見て購入。
    著者が東京のいろいろな街を歩き、歴史の薀蓄とともに語るエッセイ。
    自分の家の近所でも、この人が歩くと興味深く見えるのだろうな、と思った。
    今度、近所を散歩をするときは、歴史や地名の由来を調べてから歩いてみよう。

  • 池内さんが気になった都内の面白どころを一泊で訪ねる。
    泊まる必要は全然ない距離ですが、何が何でも泊まる、自宅に帰ったほうが早い、と思っても泊まる。

  • "新幹線や航空チケットに大金を費やす必要がない。近くで一泊こそ、こよなくゼイタクな旅ができる。"というコンセプトが面白い。特に『一日静養・蒲田』が気に入った。歴史の話が多くて文章にはのめり込めなかったけど、こんな旅行の愉しみ方もいいなぁと思った。

    "未知という点では電車で30分であろうと、飛行機で10時間であろうとおなじこと。期待と不安であって、しばらくキョロキョロしながら佇んでいた。"

  • 20の町を一泊しながら旅するエッセイ。
    こういう旅もいいですね。

  • 東京に住んでいながら、ひとりで東京に「一泊旅行」する。自由気まま、足の向くまま。ああ、こういう散歩もいいな、と思わせるのは、池内さんの見栄を張らず物事にこだわらない人柄と文章のためだろう。宿選び、食事の店選びなど、旅慣れた人ならではの薀蓄もあり。

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著者プロフィール

1940年兵庫県生まれ。ドイツ文学者、エッセイスト。著書に『諷刺の文学』『海山のあいだ』『出ふるさと記』『池内紀の仕事場』他。訳書にE・カネッティ『眩暈』、『カフカ小説全集』,G・グラス『蟹の横歩き』他。

「2018年 『澁澤龍彦の記憶』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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