ひとりフラぶら散歩酒 (光文社新書 624)

著者 :
  • 光文社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (285ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037277

感想・レビュー・書評

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  • 20131215 できたら真似したい。体力のあるうちに。

  • 前「酒とつまみ」編集長で、「全然酔ってません」や「酒呑まれ」「中央線で行く東京横断ホッピーマラソン」といった素晴らしきタイトルの酩酊本を出している大竹聡さんの本。どうしても期待が高まるではないですか。
    フラぶらとは、フラフラとぶらぶらがくっついた名前。ぶらぶらはともかく、フラフラってなんだ、編集者につけられて最初は怒ったというが、そういわれてみればけっこうフラフラしているのだ、というよりもうクラクラにさえ近いというさま。
    昨晩、僕も「全然酔ってません」的に宴会に参加しておりましたが、周りからはベロベロだと言われる始末。奇妙な親近感。しかし違うのです。ただベロベロになるのではなく、きちんと散歩もこなしている。それでいて、中華屋では餃子・ビールの後に汁そばに移る前に、つまみ系を頼んでゆっくりやりますよ、という空気をつくるなどの作法も参考になる。
    ともあれ、やっぱり昼間から飲める店を探しつつ、周辺の散策もする、なんていうのは最高の愉しみのひとつではないか。そんな紀行がつまった本です。酒飲みが嫌いな人は嫌悪するかもしれませんが、僕は圧倒的に支持したい。

  • こういう生活をしてみたい!

  • またまた大竹本が出た!
    人気あるのかな。嬉しい限り。

    つまみをほとんど食べないで、飲みに徹するところとか自分と似ているスタイル。これは、とにかく酔っ払いたいという現れなんだろうなぁと自分を省みて共感。
    それにしても、良く飲む。はしごの度合いが、昼酒~夜、そしてまたもう一軒というパターンがかなり見受けられるので、これは相当きついはず。

    箱根湯本でロマンスカーで帰ることを考え、映画「赤い橋の下のぬるい水」のことを思い出し、そこからホルモン喰いたいな、とぽっと思いついてしまうセンスも素敵だ。
    さらに、著者のギャンブル運の無さ。
    ジェンティルドンナがこけたレースにぴたりと当たってしまうところなど・・・、良い言い方のニュアンスで、ほんとダメな人だ。

著者プロフィール

1963年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーに。2002年仲間と共にミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。

「2022年 『ずぶ六の四季』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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