辞書を編む (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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本棚登録 : 774
レビュー : 80
  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037383

感想・レビュー・書評

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  • <目次>
    はじめに
    第1章  編集方針
    第2章  用例採集
    第3章  取捨選択
    第4章  語釈
    第5章  手入れ
    第6章  これからの国語辞典

    <内容>
    『三省堂国語辞典』の編者の一人、飯間さんによる辞典(辞書)の作成をリアルタイムで紹介した本。著者の「実例主義」の話が面白い(第2章)。第6章は、なるほどと思った。ネット上に「ウィキペディア」の辞書版「ウィクショナリー」があるのは知らなかったが、さらに俗語辞典「日本語俗語辞書」があるとは…。本の発行が2013年なので、その後どちらも語数が増えていると思うが、『広辞苑』第7版の発行で、紙の辞書とネット辞書の違いをテレビでもやっていたように、紙は自然と調べている単語以外にも目が行くところだと思う。結果、語彙数が増えていく(ただし、活字に拒否症状のある人はつらいかな?)ことだと思うので、今後も紙の辞書の改訂をし続けてほしいな(私も活中だから⁈)。


    逗子市立図書館

  • 飯間さんの誠実な人柄が「読ませる推進力」になり、結果、辞書編纂という作業の面白みが伝わる、とても美味しい読書。
    本書を要約すれば、生きた言葉を平易に説明、という編纂方針に尽きる。
    その具体例が膨らみを持って紹介されるのだが、細かく教えて貰えば貰えるほど興味が湧く。
    こんこんと泉のように。

  • 三省堂国語辞典の編纂者による辞書作りの内幕。国語辞典なんてどれでも一緒と思っていたが、取捨される言葉、その語釈など、それぞれに持つ特徴があることを知り、早速、各辞書を立ち読みで比べてみた。結果、実用上は何冊もの辞書を持つ理由はないが、知識欲を満たす意味で複数の辞書を購入する意味はある。それだけ言葉の世界は奥深い。

  • 辞書がどのように作られるのか、手順を追って書かれており興味深い。日常生活のあらゆる場面から、辞書に載せるための言葉を採集するプロセスは、辞書作りというイメージにはなかったので面白かった。他の辞書も同じような過程で作成されているのか、気になった。
    (2013,12)

  • 2013年130冊目

  • 国語辞典の編纂者の仕事ぶりが手に取るように分かり、知らないことを知る喜びが楽しかった。マニアックなこんな人たちが、言葉を大切に、日本語を支えてくれているんだな〜。

  • 辞書の改版過程をその担当者が語っており、とても分かり易くつづられている。「舟を編む」に便乗した感は否めないが、辞書の「現場」、日本語のでき方、というものを伝える本としては非常に良かったと思う。

  • 三省堂国語辞典の編纂者である著者が、
    1冊の辞書が出来るまでを書いている。

    言葉に対する姿勢が半端ない。
    正しく正しくと世の言葉を見ているかと思いきや、
    新しい言葉、美しくない言いまわし、
    日々新しく生まれてくる言葉に対しても寛容で驚いた。
    それは、そのまま辞書の特色と言えるだろう。

    実家を出て以来、辞書を持っていないのだが、
    ついつい買いたくなってしまう。
    そんな時にも、目的別の辞書の案内なども載っている。
    辞書は調べるだけでなく、読み物としても面白いに違いない!

著者プロフィール

飯間浩明(いいま ひろあき)
1967年、香川県出身の日本語学者、辞書編纂者。『三省堂国語辞典』編集委員。早稲田大学大学院文学研究科博士課程単位取得。代表作に『辞書を編む』があり、その他著作も国語辞典や日本語にまつわるものが多い。

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