失礼な敬語 誤用例から学ぶ、正しい使い方 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037529

感想・レビュー・書評

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  • 三葛館新書 815.8||NO

    学生時代はとかく「言葉なんて通じればなんでもいい。」と思いがちですが、社会人になったあと、敬語がうまく使えなくて悩む人も多いのではないでしょうか。
    本書は、言語の専門家である著者が、用例を示しつつ、普段誤って使いがちな敬語の使い方と正しい使い方を丁寧に説明しています。
    読むと目からうろこの解説ももりだくさんで、読んでいてとても勉強になりますし、もしも自分の敬語の使い方に不安を感じたとき、本書を読むことで見直すことができ、手元にあるととても役立つであろう一冊です。
    新社会人になる前に、本書を読んで正しい敬語の使い方を本格的にマスターしてみませんか。
                                  (かき)

    和医大図書館ではココ → http://opac.wakayama-med.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=67773

  • この本を読んで思ったのは、私がいかに敬語を知らないか。日本語を知らないか。このことである。私自身敬語は学校で少し習った記憶はあるが、敬語を使い始めて間も無いこともあり全然知らなかったし、意味わからないところもしばしばあった。

    しかし知らないことを知ることで、敬語を使うことの難しさや大切さなども知ることになった。もっともっと勉強して日本語である敬語の理解、使用をしていきたいと思った。

    気になることがあればすぐに参照し、この本を自分のものにしたい。

  • 〜いただくは使わず、〜くださる、と言いたいと思った作品。話し方で人となりを判断されてしまうこともあるだろうから、気をつけたいと思った。

  • 普段使ってる言葉が、何ともチグハグな日本語であったことがよくわかった。多分、小学生か中学生で習う、謙譲語と尊敬語の使い方、これにテレビやメールなんかで流行り言葉的に使う表現が絡まると・・・。とりあえず丁寧語で何とか乗り切るしかない。この本を一回眺めた程度では、とても使いこなすことは出来ない、日本語は奥深い。

  • 日本語難しい

  • 読了。

  • 著者は日本語・フランス語の教師
    シンプルで正しい日本語とは何か。日本語教員として、初級から中級レベルの外国人学習者に教えるべき日本語がそれだという。
    学習者はできるだけ正確に聞き取り、正確に読み取り、正確に話し、正確に書けるようになりたいのだと、あとがきで触れている。
    日本語教員はそれに応えるべく知恵を絞り、何を教えるか教えないかを決めているそうだ。

    そういう教師の書いた敬語に関する本は、日本人である自分にも耳が痛かった。

    誤用の敬語が一般化している昨今。
    バイト用語と言われる接客用語も、今や若い人だけでなく中年以上の人も使っているのに遭遇する。

    「~で、よろしかったでしょうか」
    「こちら、〇〇になります」
    「千円からお預かりします」
    私には鳥肌が立つくらい嫌いな言い方だ。
    このことも本書では解説されている。
    気持ち悪さが、ここにあるのかと、なんとなくわかる気がした。

    再読して、もう少し勉強したいと思った。

  • ○大学で文学を専門とする野口氏の著作。
    ○日常で使われている敬語について、その適否や正しい用法の解説などを行っている。
    ○解説がわかりにくいため、あまり楽しめない。

  •  日本人でも使いこなすのが難しい「敬語」の誤用や過剰使用について解説した本。
     自分が知らず知らず使っていた「失礼な敬語」のオンパレードに気づき、大変役に立つ。正しい敬語表現を知るということは、ボキャブラリーや言い回しを増やすことではなく、相手と自分の立場を考えて正しい言葉の用法を身につけるということだ。

    ・「いただく」好きな現代日本人
    →謙譲表現の「~していただく」を尊敬表現「~してくださる」と混同し、誤った助詞を使用してしまう。

    ・取り扱い注意の「させていただく」
    →本来は許可や感謝の意味を込めて使うもので、無用な「させていただく」が多すぎる。

    ・「を」入れ
    →改まった場面では「を」が必要と思い込み、やたらと「~をいただく」を多用してしまう。

    ・ゴトリ、シテトリ
    →頭に「ご」があったら「して」はつけない。逆になかったら「して」をつける。「ご確認してください」は一見尊敬表現のようで、誤った表現。さらに簡易化した「確認ください」も誤り。

    ・「~していただければと思います」は「~していただければ幸いに存じます」をはしょって不自然になった例。慇懃無礼につながる。

    ・悪文の例とされる「ご注文のほうは以上でよろしかったでしょうか」も、状況によっては正しい場合がある。シチュエーションを考えずに、マニュアル敬語を指摘して正解を提示する方がマニュアル的である。

  • 言葉の意味が全く考慮されず、ただ惰性のみで使われている失礼な敬語。過剰使用と誤用により本来の言葉の意味さえ喪失している。言葉の危うさを指弾する警世の書である。随所に目を見張る新しい言辞がころがっている。「お越しをいただく」「お招きをいただく」、「を」いれ言葉。「ぎ」とり言葉。「して」とり言葉。肝心な部分をはしおった「れば」言葉。などなど。しばしば話題にされる「させていただく」などにもしっかり言及している。謙虚で奥ゆかしい言葉「いただく」に失礼だろと小さな諧謔も。読ませて考察させる。純然たるアカデミックの書。読み下すにはそれなりのエネルギーを要するが非常に有益な時間を過ごすことができた。

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プロフィール

日本大学法学部准教授。論文「漂流する「女歌」—大伴坂上郎女論のために—」(『天平万葉論』翰林書房・2003)、「記紀歌謡と万葉集を読む」(『日本古典文学』弘文堂・2015)など。

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