世界で最もイノベーティブな組織の作り方 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (301ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037680

感想・レビュー・書評

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  • 2018/09/11 P.167で返却

  • ー 多分野にわたって列挙したこれらの反証例が示唆しているのは「日本人が創造性に劣っているとはとても考えられない、むしろ世界トップレベルにあるはずだ」ということです。

    個人の創造性がすでにトップクラスである以上、このポイントに問題解決の論点を設定しても大きな改善は期待できません。システムの出力を大きく向上させるには、常にボトルネックに着目することが必要です。

    では、日本企業でイノベーションの促進を阻害するボトルネックファクターは何なのか?

    それは「組織」です。 ー

    個人がイノベーティブになるためには、組織風土、組織構造、リーダーシップが重要で、そこにメスを入れない組織開発ではイノベーションは生まれない。
    って、そりゃ〜、そうだよなぁ〜。

  • イノベーションは、若者か新参者から「しか」生まれない。まさに、その通り!では、若くない輩はどうすればよいか。新参者になればよい。コンフォートゾーンを飛び出して、新参者になる。となると、新参者になるお作法が求められる。昔懐かしい立花隆の「まず本屋に行って、その領域の本を、何冊か自腹で買ってくる」というようなお作法が。40歳定年、4ステージ人生、3すぎ人生からの脱却、そして、新参者のすすめ。皆がみんな出来る訳じゃないだろうが、やってみよう!という時代か。

  • 最近読んだ本としてはかなり良かった。2013年発行だが、山口周氏の本はどれもよい。本書はイノベーションがテーマだが、内容は組織論とリーダーシップ論といってよい。様々な例をあげてわかりやすく解説されている。ダーウィンが実は地質学者、副操縦士より機長のほうが事故をおこしやすい、アムンセンとスコットの南極の話、エジソンの蓄音機、ケネディの会議、等々、再読してもよいと思う。

  • vol.296 なぜビートルズはリバプールから出現したのか?に答えられますか。http://www.shirayu.com/news/2015/

  • 経営企画に携わるようになり、事業成長を促す組織デザインなどの知識も必要と感じ手にした一冊。

    イノベーションというと創造性が求められると思うが、日本人には創造性がない?という話にまず引き込まれる。
    過去の事例をいくつか挙げられており、日本人の創造性の高さを理解させてくれる。但しあくまでも個人における創造性ということらしく、組織となるとイノベーションの実現が難しいらしい。

    確かに過去のルールを変える事、今までにないものを生み出すような話を社内で通そうとすると、前例がない、そんなにうまくいくとは思えないとか、顧客が必要としているかわからないなどと論理的に説明のできない可能性の話は却下されるケースは多い。
    最初の思いつきはその道のプロではない人から生み出されることが多いようなので、余計に説得力がないのかもしれない。

    如何にしてイノベーションを生み出す組織を作ることができるのか?

    以下の視点でまとめられているが、我が社も一部はそのような方向で動き出している感があり、なるほど山口氏の言うことが正しいのであれば、良い方向に向かっているのかもしれない。

    人材採用
    人材育成
    人材配置
    評価システム
    報酬システム
    意思決定プロセス
    価値観
    リーダーシップ

    同じやり方がいつまでも通用する世の中ではなくなってきているし、Technologyの進化により、代替される商品・サービスの誕生速度も早まっている。
    専門家といえる経営の中枢にいる人達の意思、判断も重要ではあるが過去の体験に基づくものであり、過去に体験し得なかったものに対する判断は難しい。
    但し判断をするのが上司の役割であり、判断材料の無い中で決めるというある種直感に頼るしかない点も。
    会社としてのビジョン(方向性)を明確にわかりやすいものを作り、それをリーダーからメンバーへ落とし込むのが最適か。(リーダーがわからないものをメンバーが理解できるわけがない)

    成果を上げられる、働きやすい、仕事が面白いと思える組織づくりをできるとよいし、世の中をより便利にすることができる企業になれれば…

  • ほとんんどすべてごもっともな意見である。
    第五章「イノベーティブな組織の作り方」は少し抽象的になり、当てはまらない業界もあるのであまり納得できないが。

  • イノベーション論と見せかけての組織論、リーダーシップ論。豊富な有名事例で分かりやすく納得しやすい。様々な示唆が散りばめられているので、要素要素を活用しようと思う。

  • 日本企業でイノベーションの促進を阻害するボトルネックファクターは何なのかそれは組織です

    リバプールは当時イギリスとアメリカを結ぶ改正要綱の主要な港でした当時の大西洋航路の船員は船内での暇つぶしのためにアメリカで大量のレコードを購入し仙台でチクチクしたレコードはリバプールに上陸すると同時に売り払うということを繰り返してましたその結果リバプールの町には船員たちが持ち帰った北アメリカのさまざまのレコードが溢れることになったのです
    そのレポートを聞いてみようかかさせていたのが当時高校生だったジョンレノンであり Paul McCartney でした

    科学革命の構造みすず書房
    本質的な発見によって新しいパラダイムへの転換を成し遂げる人間の多くが年齢が非常に若いかあるいはその分野に入って日が浅いかのどちらかであるとしてきています

    太平洋戦争時において様々な領域で研究開発を行っていたエンジニアが GHQ の指導によってこれまでの活動を継続できなくなり、異なる分野それも多くは民生分野に身を転じることを余儀なくされましたこの研究領域のシフトが多くの分野で様々なシーン結合を促しイノベーションを生み出す要因となったのではないかというのか筆者の仮説です

    重要なのは人と異なる考え方感じ方を取るだけ組織成員ができるか、そして考えたこと感じたことをどれだけ多くに話せるかという問題です

    アメリカの国家運輸安全委員会の調査によると飛行機に乗って死亡事故に遭遇する確率は0.009パーセントなっています一方で例えばアメリカ国内において自動車事故で死亡する確率は0.03%となっていますから飛行機事故で亡くなる可能性はその33分の1以下ということになります

    一連のハリウッド映画が観客に提起しているのは、権威は必ずしも正しいリーダーではない、リーダーとは危機意識を持って自ら動き出す人のことであるという批評でありもっと突き詰めて言えば自ら動けるそれがリーダーだというメッセージです


    のような時代においては人は常に知識を時代に合わせてアップデートし自分の持っているスキルやノウハウがが陳腐化を防ぐことが求められます

    日本のように権力格差指標の大きい文化圏では聞き耳のリーダーシップを組織の長が発揮できるかどうかが大きく組織パフォーマンスを左右することになります

    あわてものの誤謬

    課題優先型か好奇心駆動型か

    小田急1000形の仕事ばかりをやらせてその中で活躍してる人は長い時間かけてやり抜いていくという現在の日本企業で主流となっている人材選抜のシステムでは大きなイノベーションを実現できる人間を知らず知らずのうちに淘汰てしまう可能性があるということです

    ポイントは多人数で目つきをするということ

    消費者はイノベーションを見抜けない

    リーダーは何よりも行き先を示すことが求められます

    優れたリーダーは決め方を決める

    ここではないどこかwhereを目に見えるようにビビットに指し示す

    良いビジョンとは共感できるものであることと共感を経営するためにはwhere/why/howの三要素が必要であることを説明してきました

    日本におけるイノベーション停滞の本質的な要因は組織論とリーダーシップ

  • 単純明快な主張をしない著書の姿勢に好感が持てます。現在の組織は変わらないといけないが、簡単ではない。

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著者プロフィール

1970年生まれ。慶応義塾大学文学部哲学科卒業、同大学院文学研究科前期博士課程修了。電通、ボストン・コンサルティング・グループ等を経て、組織開発・人材育成を専門とするコーン・フェリー・ヘイグループに参画。現在、同社のシニア・クライアント・パートナー。専門はイノベーション、組織開発、人材/リーダーシップ育成。『世界のエリートはなぜ「美意識」を鍛えるのか?』(光文社新書)、『知的戦闘力を高める 独学の技法』(ダイヤモンド社)など著書多数。神奈川県葉山町に在住。

「2018年 『武器になる哲学 人生を生き抜くための哲学・思想のキーコンセプト50』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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