色彩がわかれば絵画がわかる (光文社新書)

著者 :
  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037772

感想・レビュー・書評

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  • 勉強になった。
    これらを頭に入れて絵を見たらもっと絵が楽しめるんだろうなぁ。
    色の遠近の例として使われた、ゴッホの「カラスのいる麦畑」なんてまさにそうだし。
    ただ、私の乏しい脳みそでは全部を覚えていられないのが悲しいところ・・・。

  • ゲーテの色彩論に挫折したので助け舟。巻末の「海の生物は内臓のようだ」が読めただけでも満足

  • 三原色を中心に、色彩の基本中の基本を解説する新書。

    原色と補色、色相、明度、彩度といった義務教育時代に習ったことを思い出しながら読み進めることができた。解説が丁寧である。自分がいかに何も覚えていないか、基本的な知識がないかがわかる。
    ただ、

    とくに強烈な原色を目に焼き付ける時、頭がバランスを求めて補色を足す作用が働くという点はなるほどと思わされる。

    ところで、本書は徹底的に色について解説がなされているし、多くの作品を色つきで紹介をしてくれているが、作品を鑑賞する眼はこれだけでは養われないだろう。ただ、抽象性の高い現代芸術を鑑賞する際、本書で提示されている色彩感覚がヒントになると思う。

    光文社新書に羊頭狗肉はありがちだが、勉強になったからいいやという感想。

  • 891

  • 2022.12.17 これまで、色彩についてそんなに強く考えていなかったが、改めて意識することができた。

  • 沖縄の空、夏の空が青いのは、雲が白いからなのか。そして雲の白が濃いのは光が強いからなのかー。
    色彩の科学的な仕組みは全然知らなかったので、結構面白く読めた。

  • 色彩の成り立ちや歴史,絵画における実践例について書かれた本で,理論についてはいろいろ羅列してある感じ。気軽に読める本である。

  • カラーについては、いろいろと勉強してきたので、半分ぐらいは既知情報。でも、読んでよかったです。

  • 色彩学の基本。色の三原色は赤青黄、もしくは赤青緑。どちらも三原色らしい。

  • 赤と緑、紫と黄色、青とオレンジが互いに引き立てあう補色の関係にあるということ。
    ゲーテの色彩学。
    明度、彩度、色相、色彩遠近法。知らないことばかりだったけれども、知れば知るほどに感じたのは、
    これはまるで音楽だということ。
    音にも倍音がある。ある音に耳を澄ますと、同時に倍音が聞こえるという。これって、補色の関係とそっくり。
    虹の音楽、というものを夢想した。

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著者プロフィール

解剖学者・美術批評家

「2021年 『養老孟司入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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