君の働き方に未来はあるか? 労働法の限界と、これからの雇用社会 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037796

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  • 「働き方」を労働法の観点から解説している良書。東レ総合研究所宮原部長お薦め。

    P89ー90 ブラック企業家どうかの判断には、企業と個人の相性の面がある。個々の企業がブラックかどうかを判定するよりも、働く側にとって企業を選ぶ際の情報開示をしっかりとして、企業をブラックと呼ぶかどうかの判断は個人に委ねるべきである。例えば、勤務時間が長くてメンタルで問題がある社員がいるけど、育成をしっかりとしてくれてやりがいがある仕事をどんどん任せてくれる企業があるとして、WLBを重視している人にとってはブラックでも、働きがいを強く求めている人にはブラックでは無い。
    p150 イタリア的な働き方の本質;イタリアでは、産業別に労働協約がある。労働条件の交渉は産業別に経営者団体と労働組合の間で行われる。企業別の協約は産業別の協約を補完する意味合いしかない。従って、イタリアでは大企業に就職しないと高い給料を得ることができないということはなく、自分が専門とする仕事についてどれだけ難易度が高い仕事が出来るかが重要となる。
    P172 日本企業にとって正社員とは「いつでも」「どこでも」「なんでも」やることを前提に非正社員よりも恵まれた環境を与えられているという側面がある。ブラック企業の犠牲にならないために、自分のスキルが商品であるという意識を持って「転職力」を高めておく必要がある。

  • 働き方を、労働法の観点から問題提起する良書。これからの時代の働き方はどうあるべきか。
    残業削減の議論だけではなく、一人一人がプロとして生きていくべきだという主張に賛同。

  • 若い人が読んでも参考になるが、今、働いている人も参考になる本である。これからは、ただ正社員を目指すのでなく、転職力を持った正社員でなければならない。

  • 「人生の戦略として大切なのは①自分の適性と今後の産業界の動きをしっかり見据えながら、自分の目指すべき方向を掴んでいくこと。②同じような意識をもって人生の戦いに挑んでいく人たちとの横のネットワークを作っていくこと」

    働くのがもう嫌だと思っていたけど、本を読んで、能力が向上しない自分への苛立ちが発端であることに気付いた。
    自分のことを見つめ直したいと思う。

  • 正社員という優位な立場で働く人たち。
    ただし、会社に従属するという関係のデメリットは負う。
    しかしながら、このような従属するという関係性も今後はうすれつつある。
    時代の流れとともに、会社に従属せずにプロ化する必要性が迫ってくるだろう。
    なんでもできる人材は要らず、むしろ秀でたものがある人材のみが生き残れる時代が来る可能性がある。

  • タイトル通り。悩まなきゃ。

  • 派遣労働や60歳再雇用などを手厚くした結果、正社員の待遇が引き下げられ続けているという指摘はいままで気がつかなかった。正社員になることは従属関係(奴隷状態)を意味するが、それのデメリットとメリットを比較するという考え方。イタリアでの現状比較のうえで、仕事のプロとは何か、仕事のプロを目指す必要性を説く。読み手(ホワイトカラーを想定)に対して、常に読み手の利益を考えた本の構成に著者の思いやりを感じた。

  • 雇用と自営(請負),労働法,イタリアの労働,転職する能力とプロ,ITやAIと未来.

  • 有休日に読了。今日はゆっくり読書の休日。
    雇傭というものの本質と、そこに寄りかかることが会社と自分双方にとって不利益を招くということがよくわかった。
    安易な転職を進めるのではなく、ロハスを奨励するのでもない。予想される日本の未来を踏まえて、非常に真面目に書かれた、良心的な内容。肝に銘じたい。安住先を求めれば求めるほど、真の安住は遠くなるという、当たり前の話。厳しい。

    メモ
    労働法のパターナリズムpaternalismの甘く危険な罠。権利と甘えの区別の必要性。会社は何もしてくれない、と言う前に、自分でやるべきことをやり、会社のではなく、社会的な評価を上げる。

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プロフィール

神戸大学大学院法学研究科教授(2016年4月現在)

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