高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書)

制作 : 水月 昭道 
  • 光文社 (2014年2月18日発売)
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  • 39レビュー
  • Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037840

高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • タイトルはいいんだけど、簡単に読めるエッセイの詰め合わせという感じなので、続けてもう一冊くらい出ないかなー。

  • タイトルに打ちのめされた。



    …ので、思わず手に取って読んだ。
    他のレビューや感想を読んで、本の中身それよりも、こういう感想が並ぶこと、それ自体がもう、ジェンダーに、性差にまつわる偏見、差別、(ネガティブな方向へベクトルが向いている)主義主張が根付いているようにしか思えない。

  • ●読んだ動機
    本来高学歴と貧困はイコールで結ばれることがない単語同士です。しかしながら、高学歴ワーキングプアなどという語彙に代表されるように高学歴であるにもかかわらず貧困であることもイメージし易い不本意な時代になっています。

    世の中は女性活用やウーマノミクスと言われている一方で、逆に女性の不利な立場・環境・制度・システムも浮き彫りになっています。

    ●国の政策の失敗と言えるわけだが・・・
    博士号を持っているのにもかかわらず、希望の職に就くことが出来ていない。あるいは就職そのものが出来ていない博士が13万人います。

    せっかく13万人もいる博士たちを世の中で有効活用出来ていないのが現状です。

    労働市場においてはヒューマンリソースの適正配分がもっとも重要です。

    適正な分野に適正な博士が割り振られれば、もっと生産性が向上したり、大きなイノベーションが生まれたり、世の中が便利に、もっと快適になるやもしれないだけに残念です。

    しかしながら、どのような分野においても(例えば、労働市場だけでなく、結婚市場などにおいても)マッチングがもっとも難しいため、個人的には博士を大量に送り出した政策そのものの失敗というよりも、マッチングをさせる仕組みをうまく作れなかった、後回しにしてしまったことが失敗だったのではいか、と私は見ます。

    ●高学歴女子の貧困の問題
    その人の意思や努力に問題があるわけでなく、社会制度やシステムなどの構造的な問題であるならば、制度やシステムを作り変えていく、あるいはより良い方向へと更新させねばなりません。

    一通り本を読んだ中でその解決方法を読み取ることは私には出来ませんでした。

    また、私にもそのアイディアはありません。厳しい問題だと感じています。

    最近の経済を俯瞰してみると・・・人口が減少していき、ある程度世の中が豊かに、便利になり、また、それが当然と認識され、需要そのものが食い尽くされている時代。

    需要がないのにもかかわらず、いらないモノやサービスを押し付けられても消費者は迷惑なだけです。つまり経済が発展する余地がないのです。

    先日若い友人と話をしていた時に、私(40代)の時代はもっと良い生活をするために一生懸命に勉強したり働いたりということが大きな動機でした。ところが、友人(20代)の場合は、いかに現状の生活を維持するかがその動機という話を聞かせてくれました。

    イノベーションの余地が残されている時代であれば、博士達の活躍の場もたくさんあったことでしょう。しかし、友人の印象が物語るように、もう、イノベーションが生まれる余地すらない程に世の中が成熟している時代です。

    その中で”何”が求められるのかも博士の研究課題といえるのかもしれません。

    高学歴女子の貧困 女子は学歴で「幸せ」になれるか? | デジたろう http://digitaropiano.luna.ddns.vc/digitaropiano/?p=518

  • 大学の非常勤講師の待遇がそんなに悪いとは思わなかった。コネや性別関係なく、やはり実力が伴う人が然るべき地位につくべきだと思うし、優秀な研究者をすくい上げるような制度が必要だと思った。

  • 新書で面白い本って本当にないよね!これが貧困?貧困女性に失礼じゃない?文体も軽すぎる。

  • 高学歴女性の雇用問題に関する書籍。
    男女雇用機会均等法や女性の社会進出など社会的な提言がなされている中で、学歴があるからこそ貧困に陥るという問題点を提起しています。

    大学という特殊で閉鎖的な空間では教授など上部層は圧倒的に男性ばかりの環境です。女性は成果を上げたとしても、人脈やコネ・運がないと専任職のポスト獲得の機会すら得られない点を問題視しています。
    特に、p90 l.8-15 『高学歴の女性が働くには「スカートをはいた男になる」か、「従順な女らしさで勝負する」かの両極端の選択しかないのか。女性である自分を否定することなく、男性との平等を追求する…。』という記述が印象的でした。
    小笠原祐子「OLたちのレジスタンス」でも指摘されていたように、女性は性別役割分業の中に押し込まれ、その役割を捨てるか・利用するかの二択しかない状況が生まれていることを問題視していました。また、ジェンダーを意識すればするほどがんじがらめになってしまう状態も示唆しています。
    残念なのは、
    本著では参考文献の記述がないこと
    データなど論理的な主張が少なかったので、説得力が足りないように感じます。

  • 人文系の研究者、またはアーティストを目指しながら非常勤の仕事で生計を立てている女性達の背後にある問題について論じた本。

  • 女で未だテニュアのないPDの研究者(のたまご)である私は、まだ「実力があればテニュアは得ることができる」という理想世界を信じている方です。

    でもたとえ今後テニュアという特権を得たとしても、それを自分の実力のおかげだと正当化して得られなかった人を仕方ないと考えるような、排除の論理を振りかざさないようにしたいと改めて思いました。

    あと、今のように私が非常勤の立場を楽しめるのも、今は一時的に学振のおかげ、そしてそれが切れたあとも楽しめるとしたら、旦那や比較的余裕のある実家の存在や自分が女であることの「おかげ」であり、それは裏返せば自分の首を絞める甘い蜜であることを再確認しました。

  • 他の方の書評と同じように、とある高学歴女子の愚痴話のエッセイという感想をまず最初に持ったが、実際に彼女たちが愚痴りたくなるほど、男の比率が多い大学教授や芸術家の世界で女性が出世するのは難しいのだと思った。私には娘がいるが、彼女が博士に進みたいとか芸術の道を目指したいといったとしたら、こういう現実もあるので並大抵なものではなく、最終的には折れてしまったひともいることをちゃんと教えたいと思う。まあそういうことを言わないように、多少は誘導も必要かと思うが。芸術家を志して高い金まで払って、最終的には学歴に関係のない仕事をしたのでは本人も親も公開すると思うから。そういう示唆を与えてくれたので星4つ。

  • 一言では言えないけど、他責な表現が多くて、だからどうする?の解決策が見えない。きっと、解決を求めてはおらず、「実態」だけを見て欲しい〜!という主張なのだろうが、特に面白い点はなかった。

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