迫りくる「息子介護」の時代 28人の現場から (光文社新書)

著者 : 平山亮
制作 : 解説 上野 千鶴子 
  • 光文社 (2014年2月18日発売)
3.71
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  • Amazon.co.jp ・本 (318ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037857

迫りくる「息子介護」の時代 28人の現場から (光文社新書)の感想・レビュー・書評

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  • まえがきで丁寧すぎるくらい、この章は読み飛ばして
    大丈夫ですとたくさん書いています。

    「息子」が親の介護をすることについて。
    前半部がデータの検証的な話で
    実例が少なくぴんと来る話も
    ないので、ちょっと失敗かなと思ったら・・・、
    後半の読み応えのすごさ!!

    仕事から介護に比重を移した時の、経済的、
    世間的にもペナルティを受ける感じの例(女性は
    全く逆になる)。

    男同士の友人の集まりでは、介護の悩みは
    話しづらい(言ってもお互いにいい気分にはなれない)
    現実。
    両親を介護していて、母親を介護していた時には
    近所から色々と助けてもらっていたが、母親が
    亡くなってからはめっきり誰も来なくなる現実。
    これは、近所の人にとって○○さんの息子、
    でしかないこと。
    決して介護者としての息子、ではないという現実。

    男として、これは非常に考えさせられます。
    これらの後半部分については、もう一度読んでみたいと
    おもいます。
    久しぶりに、売らずに蔵書する本。

  • むかしは、介護といえば、女性がこれにあたるものとされる向きが強かった。娘であったり、息子の嫁であったり。それがいまや、配偶者による介護だったり、息子による介護だったりというのが、増えているようですね。とくに息子介護については、一人っ子化、晩婚化、独身でいる人の増大という現代人の在り様の傾向が影響していて、さらに、就職難や、介護が理解されない社会構造などもその背景としてあるような状態。本書ではその解決については述べられませんが、現状分析としては、なかなかに的を突いたものになっているように読み受けました。

  • 息子介護はブラックホール。解説で上野千鶴子は指摘する。介護、をめぐるシチュエーションは息子介護に限らず、100人いれば100通りのそれがある。しかしそれにしたってブラックホールなのが息子介護なのだ。
    理由はなんとなく、感覚としてわかる。それこそ「もう一つの男性学」ではないけれど、日本の男という生き物を考えたときに、そうなるよね、という確かな感覚がある。が、ゆえにこの本に価値があり、意味があると思う。
    介護の専門家ではない著者だからこそ、の、単なる事例集でもなく、公約数探しでもなく、みんなにやってくるそのときを、それぞれに考えさせる本。

    上野先生、勝手にしなれちゃ困ります、とセットがいいんでないでしょうか。

  • 今後、ますます増えていくだろう、息子が親を介護する「息子介護」。
    息子介護の諸相を、聞き取りによって明らかにしている。
    個人的には、「もうひとつの男性学」とか名づけてお終いにできぬ、他人事でない、切実な問題。
    読み進めながら一番気になったのは、息子介護の次世代は誰が介護するのかという点。

  • 女性でも考えさせられる。兄弟や旦那さんが介護をするということは無関係ではないので

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