ヤクザ式 相手を制す最強の「怒り方」 (光文社新書)

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  • 光文社
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334037888

感想・レビュー・書評

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  • これ、サラリーマンの必読書です。
    一般社会以上に不用意な一言が組の存亡や自分の命に関わる結果を招きかねない点ではヤクザ世界での言葉の重みはよりシリアス。ヤクザとの交流がある著者が「決定版 ヤクザの実戦心理術」に続き、一般社会で応用出来るノウハウを具体的な事例をあげながら解説した本当に使える実用書です。
    出世競争でライバルを蹴落としたい人や新入社員で図らずもイジメの対象となっている人にも反撃の参考になる内容です。読後、言葉遣いの大切さが実感出来る好著です。

  • 【由来】
    ・光文社のメルマガ

    【期待したもの】

    ※「それは何か」を意識する、つまり、とりあえずの速読用か、テーマに関連していて、何を掴みたいのか、などを明確にする習慣を身につける訓練。

    【要約】


    【ノート】


    【目次】

  • 切り返しの考え方が詰まってて、興味深い一冊です。

  • 実用書というより、これは悪用書。

  • すごく読みやすいし面白い。実践はどうかな。。

  • 面白い。
    のだが、果たして、ヤクザと言う背景を抜きに通用するのかと思うところもある。実際、オレやったらこう返すだけやん、と言うのもあった。

    それを抜きにしても、いくつかは実際に役立つだろうな。
    ノウハウ本っぽい構成が好きではないが、簡単に読める。

  • ヤクザ取材で知られるライターが実地に学んだ怒りの活用を語ったもの。

    ただの怒りっぽい、動物的で自制心のかけらもなく、満たされぬ思いと人生への不満足を他者にぶつけるばかりの迷惑なおっさんに見えるあの人も、実はこれらの高等テクニックを使っているのかも…!

    ◯私たち一般市民は《怒り》を感情で処理するのに対して、ヤクザは理性に落とし込む。(この野郎!)という《怒り》を相手にどうぶつければ、最大の効果と利益をあげることができるかを考える。ケンカを売るのか、恫喝するのか、翻弄するのか、和解に持って行くのかー。彼らにとって《怒り》は、まさに「交渉の技術」なのである。

    ◯よくよく考えてみれば、上司の弱みを得意になって吹聴しても何のプラスにもならないのだ。腹いせにバラしたところで、プラスどころか当の上司の恨みを買い、必ずしっぺ返しをされるだろう。…ウラ社会の面々に言わせれば、「ゼニをドブに捨てるようなもんや。わしらやったら、チクリチクリと突っついて、自分に有利にコトを運ぶがな。他人の弱みは"打ち出の小槌やでぇ」ということになる。

    ◯広告代理店で、こんなことがあった。妻子持ちの営業部長と秘書課の独身女性がデートしているのを、営業課員のA君がたまたま目撃した。

    社内不倫の大スキャンダルである。「ちょっと、ここだけの話だけどさ」と同僚たちにペラペラやったのでは、のちのA君の出世はなかっただろう。

    不倫現場を目撃してまもなくのことだ。大口のクライアントを逃すという大失態をA君がやらかし、「辞表を出せ!」と営業部長に迫られたとき、A君は頭にきてこう言った。

    「社内不倫は辞表を書かなくていいんですか」
    この一言に部長の顔は青ざめ、叱責はここで終わったという。

  • ヤクザに学ぶ「怒り方」.
    効果的に怒って,心理戦を勝ち取る戦術について.
    確かに,ヤクザは心理戦のプロであるし,学ぶべきは玄人である.着眼点が面白い.

    そして,内容も秀逸.そのままでは使えないけど,ヤクザ心理戦の要点を見極め,どのように日常生活へ応用すべきかが例示されている.
    例えば,
    ・ことが荒立ちそうになったら,論点をずらして事態を収拾する
    ・責める時は「何故?」と聞かない.「で,どうする?」と聞き,相手のNextActionに対する言質を取る.
    ・二者択一で迫り,相手に得した感を与える

    などなど.
    もちろん,やっぱり本書のままじゃ使えないことが多いとは思ったんだけど,ポイントを押さえておくだけでも違うなって思った.

  • ○ノンフィクションライターの向谷氏の著作。
    ○暴力団への取材を通じて、ヤクザの「怒り方」について考察し、どのような効果を発揮しているのかなど、そのメカニズムを明らかにしたもの。
    ○一般人には馴染みのない世界だが、そのメカニズム自体は、普段の仕事や生活でも活かすことができそう。
    ○なにより、自分を守るための知識として知っておきたい。

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著者プロフィール

1950年生まれ。作家。20余年にわたって、安藤昇の秘書役を務める。

「2017年 『実録 安藤組 ~餓狼の系譜 安藤組最後の戦い編~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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